会長の”三行日記”
2016.03.16
円陣での声出し No.2825
昨日は納品等の業務でカキコミができず失礼しました。春が近づいてきたと思ったら朝晩は風も冷たく、まだまだ春の訪れを許してくれません。それでも国道1号線バイパス沿いの原付近には、お花見の提灯がぶら下がり、その訪れを今かいまかと待ち構えています。
さて巨人軍の野球賭博の話が再燃したと思ったら、ここにきて何か円陣での「声出し」という、選手間で金銭授受に絡む新たなやりとりがあることが明らかになってきました。それも巨人だけでなく、阪神や西武までやっていたというのです。
そのやりとりは以下のようなものです。1軍登録された28人(投手12人前後、野手16人前後)が毎試合、投手と野手の「円陣」でそれぞれ1人ずつ「声出し役」を決め、勝てば1人5千円をその選手に支払う。
勝てば約6万~8万円を手にすることもあり、翌試合も継続する。負ければ逆に、声出し役が1人につき1千円、計1万2千~1万6千円を払う仕組みだったと言います。阪神や西武も同様で、多少金額の違いがあるにせよ、5年前から行われていたと言われています。
球団はこれについて「験担ぎ」や「モチベーションの維持」の意味合いを強調し、チ-ムの一体感、士気を高めるためのものとし、賭博とは全く異なる行為で公表するまでもないとしていましたが、果たしてそんなものでしょうか。
また金額が少ないという問題では済まされないように思えます。チ-ム全体で日常的に現金のやりとりをしていたことに問題があるのではないでしょうか。確かに年俸を何千万や数億をもらっている選手にとっては、数千円の金額のやり取りは大したことではないかもしれません。
でもこうした行為が日常的になってしまっては、それこそこうした金銭授受がマヒしてきて、賭け事に繋がりやすくなるのではないでしょうか。現在はやめているとのことですが、あまりにもファンを無視した軽率な行為のように思えます。
それが後から指摘されている、試合前のノックや練習中のミスにまで現金が絡むような問題にまで発展しているのです。もっと野球そのものに集中し情熱を傾けてもらいたいものです。
このような問題が続けばプロ野球を愛するファンを裏切っているとも言えるものです。一部ファンが言っているように、当該チ-ムにはかつてJリ-グであった無観客試合のようなペナルティ-を課しても良いような気がします。
とにかく、日本プロ野球崩壊にも繋がりかねない一連の問題に、いち早く終止符を打てるよう各球団に調査を重ね、はびこる膿を徹底的に出してもらいたいと願っています。そして何よりもファンあってのプロ野球だと自覚してもらいたいものです。