会長の”三行日記”
2016.02.03
アジア選手権優勝 No.2805
今朝のニュ-スであの清原和博選手が覚醒剤保持で逮捕されたと伝えていました。何ということでしょうか、通算本塁打で歴代5位の記録を持っている人なのに、これでは過去の栄光などぶち壊しです。つまらない馬鹿げたことをしたものです。
さて話題はガラッと変わって明るい方に目を向けましょう。サッカ-のU-23によるアジア選手権で日本代表が見事、優勝を飾りました。決勝の相手は宿敵・韓国で後半まで0-2でリ-ドされていたものの、それから3点を奪い返し、逆転で勝利に結びつけたのです。
過去においても韓国戦等で2点リ-ドされていて、はね返したようなゲ-ムは記憶にあまりないものと思われます。この試合前、多くの人たちは日本が決勝戦で惨敗するのではないかと思われていました。
それは韓国が強いのと、日本チームの最終ラインが無防備なくらい背後を取られていたからです。それだけに韓国戦に勝てると思っていないどころか、今大会の予選突破すら危ないと思っていた人が少なくなかったのです。
それくらい下馬評は低く、谷間の世代と呼ばれていたくらいです。ということは裏返せば今回の代表の23人には、見返してやろうという想いが人一倍強かったのではないでしょうか。韓国戦前の日本のロッカールームには日の丸が大きく掲げられていました。
そこには全員の寄せ書きと、日の丸に寄せる想いとして「日本を世界へ」「世界の日本に」というメッセージがありました。そういった意味では全員の共通の想いが結集した結果とも言えるのではないでしょうか。
何しろ全試合で10人もの選手がゴールを挙げたのです。また後半など代わって出た選手が何人も決定的なゴールを挙げていました。これは監督の絶妙な采配もありましたが、同時に選手全員のモチベーションが高かったからではないでしょうか。
とにかく今回の優勝は日本サッカーがアジアで積み上げてきた「強者の歴史」とも言われており、韓国戦での勝利は今までの苦手意識を払拭し、今後の日本代表に大きな自信という無形の財産をもたらすことになるのではないでしょうか。
アッパレな日本チームの勝利でした。このままの勢いでリオ五輪もメダル獲得と進んでくれればいいでしょうが、そんなに世界は甘いものではないでしょうね。健闘を祈りたいものです。