会長の”三行日記”
2016.02.01
21世紀枠 No.2804
ついこの間、正月を迎えたと思ったら、今日からはもう2月です。早いものですね、この調子なら1年経つのもわけないものです。さて、先週の金曜日開かれた選抜高校野球の選考委員会で、今年の21世紀枠代表校が決定しました。
まだまだ寒いとはいえ、早、球春到来です。今年は21世紀枠に岩手県の釜石高、兵庫県の長田高、そして香川県の小豆島高の3校が選ばれました。いずれも野球をやる上では少なからずハンディを有している公立の学校です。
釜石高は被災した生徒が全体の3分の1を超え、そのほとんどが現在も仮設住宅で生活していると言われ、親が亡くなったか行方不明という部員も3人いるそうです。また長田高は兵庫県屈指の進学校で、グラウンドを他の部と共有するなど限られた環境の中での工夫した練習で成果を挙げた学校です。
そしてもう一校が島というハンディを克服しながら昨年の香川県大会で、その後の明治神宮大会の覇者・高松商を決勝で破り、見事香川県大会優勝を果たした小豆島高です。しかも1・2年生部員17人全員が島の出身者なのです。
ですからこの高校のみならず、島全体が喜んでいるのではないでしょうか。小豆島出身の私の家内も喜びは一入(ひとしお)みたいで、甲子園まで応援に行くと言っているくらいです。彼女の出身はこの小豆島高ではなく、島にもう一つある高校の土庄高です。
でも来年4月には少子化の影響で両校が統合するとも言い、ほとんど母校みたいなものではないでしょうか。特別選考委員会は「少子化の時代、生徒減に悩む学校の希望の星と言える」と満場一致で選出したそうです。
これも明治神宮大会で高松商が優勝したお蔭で、香川県では2校も選ばれる結果となったわけです。また兵庫の長田高は上記のように屈指の進学校なのですが、ご存知の通り、阪神淡路大震災で一番の被害を受けた地域でもあります。
そんなハンディを克服し、強豪が揃う昨秋の兵庫県大会でベスト8の成績が評価されたわけです。ですから近畿大会には出場していないわけですが、それでも選ばれる対象になったのです。
ということは、同様の進学校でもある我が母校にもチャンスがあるということです。炎天下の夏の大会を6試合も7試合も勝ち抜くということは、えらく大変なことと思われますが、こうした秋の大会でのチャンスは十分あるわけです。
とにかく、上記3校のように精進を積み重ね、母校・沼津東高も悲願の甲子園出場を果たしてもらいたいものです。明日2日は工事で平塚に出張するため、カキコミは休ませて頂きます。