会長の”三行日記”
2016.01.25
10年ぶりの日本人優勝 No.2799
22日は納品等の業務でカキコミができず、ご容赦ください。それにしても寒いですね。日本上空を覆っている強い寒気団の影響で、日本列島全般で冷え込んでいるようです。聞くところによると、沖縄でも雪が降ったと言われ、実に39年ぶり史上2回目とのことです。
もっとも沖縄は別としても、これが本来の冬の天気なのでしょう。くれぐれも風邪などひかぬようご自愛頂きたいと思います。さて、大関・琴奨菊が大相撲初場所で見事、初優勝を飾りました。千秋楽、大関・豪栄道を倒し、14勝1敗という見事な成績での優勝でした。
ちょうど東京からの帰り、海老名のサ-ビスエリアでこの一番を観たのですが、多くの人がこの画面に貼り付いていて、勝った瞬間、大変な騒ぎでした。それはそうでしょう、日本人力士が優勝を飾るのは実に10年ぶりと言われているからです。
朝青龍から始まって白鵬、日馬富士、鶴竜、旭天鵬、照ノ富士のモンゴル勢と、琴欧洲、把瑠都のヨ-ロッパ出身の二人という、外国勢しかその間、優勝していなかったのです。ですから私たち日本人からすれば待ちに待った優勝だったのです。
これで国技館に飾られている優勝力士の写真を掲げた優勝額にも、やっと1枚、日本人が入ることになります。やはり嬉しいですね。それにしても14日目を終わり、ただ一人1敗を堅持した琴奨菊関のプレッシャ-は相当なものだったと思われます。
それだけに重圧に打ち勝った自信は今後に繋がるのではないでしょうか。そんな関取に失礼なのですが、今場所誰がその優勝を予想できたのでしょうか。おそらくほとんどいなかったものと思われます。むしろ場所前の期待はライバルの稀勢の里にかかっていたくらいです。
そんな中からの優勝は誰よりも本人が一番嬉しいのではないでしょうか。何よりも過去に相次ぐケガの影響もあり、カド番を5回も経験していることからも、ここまで決して平穏な道のりではなかったからです。
苦難を支えてくれたのは昨年7月に結婚した、祐未夫人がいたからとも伝えられています。その同じ7月の名古屋場所、5度目のカド番で12日目を終え、5勝7敗という絶対的なピンチを迎えていました。
満足に稽古もできないまま出場して結果が出ないことから、本人は引退まで考えていたと言います。それを土壇場で踏ん張れたのもこの夫人のお陰だとも言われます。何とか勝ち越し大関残留を決めた後は、体幹や下半身を強化した新たなトレ-ニングを採り入れ、プラス思考も身に付けたと言われています。
また家に帰れば、栄養に配慮した食事や楽しい会話で癒やしてくれる祐未夫人の存在があるわけです。やはり内助の功に優るものはないものです。その夫人とも今月30日に結婚披露宴が開かれるということで、二重の喜びとなったわけです。是非、来場所にこの巡った来た絶好のチャンスを生かしてもらいたいものです。