会長の”三行日記”
2015.10.01
素敵なホテル No.2770
シルバ-ウィ-クが始まる前夜、沼津の淡島ホテルに泊まってきました。なかなか高価で私たちがおいそれと泊まれるようなホテルではないのですが、お客様にその優待券を譲って頂いた関係で宿泊できたのです。
家内と家内の父、妹の4人で泊まったのですが、やはり噂に聞いただけのことはありました。以前に宿泊はせず2~3回食事等でホテルを訪ねたことはあるのですが、やはり宿泊ともなると違うものです。
島ですから船で渡るのですが、ものの5~6分で船着き場に到着した後、もちろん手荷物はそこから運んでくれ、ホテルの玄関に向かうとチェックインの手続きは何もすることなく、直ちに5階の部屋に案内してくれました。
このへんがちょっとくすぐられるところです。事前に宿泊者の名簿を出してある関係で、来られたのが誰なのか、人数と年恰好で判断しているのでしょう。ですから面倒なチェックインの書類の記入など不要なのです。
案内されたのは幸い西向きの部屋でしたので、窓からは駿河湾と富士山がバッチリです。これには何よりも家内の父が一番喜びました。何しろ小豆島から沼津に出てくる度に富士山の写真を撮りまくっている人です。まさに霊峰富士という感覚は普段見慣れている私たちよりずっと強いものがあるからです。
そしてしばしの休憩後、今夜のディナ-は洋食のフルコ-スです。お酒の値段が高いのは場所柄仕方ないものですが、そんなことが全く気にならないほど、出てくる全ての料理に舌鼓を打ち、まさに食事を十分堪能したと言えるものでした。
こうして一夜明け、島の周囲を父と散歩した後、圧巻は露天風呂から眺めた駿河湾に映えた綺麗な富士山でした。露天風呂を囲んでいる岩のすぐ向こうはもう海そのものです。ですから海の中の温泉に入っているような感覚なのです。
幸いこの時間帯、入浴していたのは私一人でしたので朝風呂をゆっくりと味わうことができました。そして次はちょっと遅めの優雅な朝食です。1階のレストランに向かうのですが、そこにはきちんと正装した総支配人が迎えてくれていたのです。
来られるお客全てに自ら気遣われていたのです。父と家内は朝からシャンパンなど勧められていて、至ってご機嫌の様子です。総支配人の様子を眺めていると、これがホテルを取り仕切る役職の仕事なのかと、つくづく感じさせられたものです。
やはり一流とは凄いものです。単純な私は部屋に戻ってから、その嬉しかった気持ちを直ちにアンケ-トに認めたものです。このようになかなか頻繁に行けるようなところではありませんが、また是非行ってみたいと思ったホテルでありました。