会長の”三行日記”

2015.10.06

飲んだ後のラ-メン No.2772

朝晩はめっきり涼しくなり、今年は秋が短いのかなと思わせられるこの頃です。こんな時期になってくると、おいしくなるのがラ-メンです。それもお酒を飲んだ後のラ-メンが格別です。

どうしてこの飲んだ後のラ-メンがおいしいのか、そのわけを記したものがありましたので紹介いたします。だんだんと冬の匂いがしてきたこの頃、会社帰りにちょっと1杯体をあっために…なんて人も多いのではないだろうか。

1杯のつもりが、ついつい1時間・2時間と過ぎ、そろそろ店を出ようとするとき、なぜか気になってしまうのが、道行く途中のラーメン屋の暖簾。そのまわりには美味しそうな濃厚で芳醇な香りが漂い、なんだか無性にラーメンが食べたくなっている。

早く帰らなくちゃいけないし、こんな深い時間に高カロリーのラーメンなんて食べてしまったら、お腹の脂肪がどんなことになるのか解っているのに、気が付いたらもう店の中。

カウンターに座って熱心にメニューを選ぶ自分がいる。肌寒いこの季節、こんな経験をした人も多いのではないだろうか。オリコンが調べた「飲んだ後に食べたいラーメンの味」1位は王道のしょうゆ。

「飲んだ後は、あっさりタイプの昔ながらのしょうゆラーメンに限る」(35歳男性)「一番シンプルなものを食べたくなる」(41歳男性)「スープをのみほせる」(28歳男性)と、飲んだ後は、さっぱりとした醤油で締めたいという意見が多かった。

お酒を飲んだ後のラーメンは、本当においしい。しかし、なぜお酒を飲むとラーメンを食べたくなるのだろうか?飲みに行くときはお酒だけではなく、大抵は何か料理も一緒に頼んでいるはずだ。

しかも、居酒屋などで出てくる料理は揚げ物などを中心にボリュームのある高カロリーのものが多いし、つまんでいるつもりが、思った以上に食べている場合が多い。カロリー上ではお酒を差し引いても、結構な量を摂取している人が多いのだ。

では、なぜお酒を飲んだ後にラーメンを欲するかというと、お酒に含まれているアルコールが体内に入ると、アルコールを分解しようと肝臓がフル回転する。この時、肝臓は分解の為に血糖を大量に消費する。

人間は血糖が高い状態だと食欲が湧かないが、逆に低くなると「ゴハンの時間だよ」と指令が送られ、空腹ではないはずなのに、お腹が空いてくるのだ。

だから、別にラーメンだけが飲んだ後に最適な食べ物というわけではないのだが、大量にアルコールを摂取して麻痺した嗅覚や味覚にとっては、ラーメンのような濃さがちょうどいいのかもしれない。

この1杯を食べてしまえば、確実に体重が増え、明くる日の朝、胃がもたれているということは、十分にわかるのだが、この季節になるとついつい立ち寄ってしまう哀しい性である。

そんなわけで誰もが誘惑されるこのラ-メンですが、なかなか断ち切れないものです。私などは夏痩せするタイプではなく、逆にここでも2キロぐらい太ってしまいましたから、気をつけなければなりません。それにしても食欲の秋でもあるこの時期、食べるものほとんどがおいしくて、なかなか元に戻ることができないでいます。