会長の”三行日記”

2015.09.29

追加五輪種目決定 No.2769

 東京五輪で追加になる新しい種目が選ばれました。と言ってもこれから国際オリンピック委員会(IOC)に提案するわけで、正式に決まったのではありませんが、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンの5競技計18種目が選ばれました。

何よりも野球・ソフトボ-ルが選ばれたことに嬉しく思っています。また日本発祥のスポ-ツである空手も競技人口が多いだけに喜ばしいことです。それからローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンは、若者に関心を呼ぶ競技であることから、対象に若者を強く意識し、アピ-ルする意味があるのではないでしょうか。

国民的スポーツで、大会の盛り上がりが期待できる野球・ソフトボールは、採用が決まれば2008年北京五輪以来の3大会ぶりの五輪競技復活となるわけです。どちらも活躍が期待される競技で、特に最近のソフトボ-ルでは日本チ-ムの強さが光っているだけに楽しみです。

選ばれた競技とは別に、今回落選したボウリングやスカッシュ、武術などの関係者の落胆は少なくないものと思われます。ボウリングなどは老若男女の幅広い年代に親しまれているだけに、東京五輪は追加種目になる良いチャンスでしたが、ちょっと残念に私も思っています。

でも選ばれたローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンといった競技は私たちにあまり馴染みがないかもしれませんが、それぞれ世界で活躍している日本人選手がいるみたいです。

サ-フィンについては18歳のプロサーファー大原洋人選手が今年の8月、全米オープンを制したとのことです。またスポーツクライミングの野口啓代選手も世界トップの実力者で5年後の活躍が今から楽しみと言われています。

そしてロ-ラ-スポ-ツではスケートボードが選ばれたみたいですが、ここでもやはり18歳のプロスケートボーダーで、アジアでは数少ないトップ選手の一人として知られる瀬尻稜選手がいます。

ですからそれぞれのところで、メダルを狙える有力選手がいるから楽しみというものです。新聞にも記載されていましたが、これらの競技は新スポ-ツという分類でも、元々は波乗りや山登りが原点ですから、歴史はそんなに新しいものではありません。

それゆえ日本人の器用さを活かせて是非活躍してもらいたいものです。今後この提案内容をIOCの専門委員会で吟味し、来年8月にリオデジャネイロで開かれる総会で正式決定するとのことです。

晴れて正式種目となることを祈りたいものです。野球も大谷投手はじめ、5年後には今回のU-18世界選抜で活躍した有力選手も抜擢されるでしょうから、本当に楽しみですね。首を長くしてその日の到来を待ちたいものです。