会長の”三行日記”

2015.07.29

日本人のマナ- No.2746

日本人のマナ-は世界一と言われています。特に日本を訪れる外国人の指摘ですから間違いないところで、以下のように語っています。「日本は公共の場所に必ずゴミ箱があるし、観光地ではゴミを持ち帰るルールも浸透している。本当にどこへ行っても街がキレイですね

まだまだ私たちからすれば平気で道路にゴミを捨てていく若者たちを見ると、腹立たしい思いが消えませんが、日本人以外の人たちから眺めると結構まとものようで、何気なく暮らしていると私たちには気づかないこともあるようです。

先日もテレビで少し触れていましたが、あの素敵なパリの街もゴミの悩みが尽きないみたいです。また「日本人はエレベーターで見ず知らずの人にも『開』ボタンを押して先を譲りますよね。

エスカレーターなら、どこにも何も書いてないのに片側をきちんと空けて急ぐ人のための道をつくっている。オ・モ・テ・ナ・シの国なんだなって思います」という声も聞かれます。

そして「車列に入れてもらったり、道を譲ってもらった時に多くのクルマがハザードを点けてありがとうのサインをしますね。最初は意味がわからなかったのですが、みんな渋滞でイライラしてるはずなのにあくまで協調性を失わない。

有名なお店に並ぶ時の行列もそうですね。誰もインチキして順番を飛ばそうとしたりしないで大人しく待ってる。素晴らしいですよ」 こう語るのは香港から赴任している40代の証券マンです。

東京などは物価の高さや館員電車、渋滞などをとってみても決して暮らしやすい街とは言えません。それでもそうした最低のマナ-が守られているというのです。

外資系予約サイトが以前ホテルの従業員に行なったアンケートによると、宿泊客としての日本人のマナーはイギリス、カナダ、ドイツ人らを抑えて圧倒的な1位だったそうです。そうしたもともとの意識の高さに加え、ルールを順守する気持ちが強いからでしょう。

ここまで褒められると悪い気がしないものですが、とかくマナ-云々と指摘されている中国人の人たちに聞かせてやりたいものです。今、日本人に代わって世界中を旅行している彼らの悪名高さは聞き捨てならないものです。

宿泊の際、ホテルの備品は全て持ち出してしまうし、美術館などの公共の建物中でも平気でつばを吐いたりすると言います。またホテルのバイキング料理にしても並べられている銀の大皿毎、自分の席に持っていってしまう人もいるそうです。

そればかりではなく、自分のペットボトルにジュ-スやコ-ヒ-を次々と詰めていく人も見掛けるみたいです。そして驚いたのはホテルの部屋に据え置きのテレビや、お湯を沸かすポットまで持ち出す人がいるという始末です。重くて大変だろうにと笑い話にもならないことです。

そんなわけで、お国が違えばずいぶんとその文化や意識の違いを感じさせられます。2020年には我が国でオリンピックも開催されることから、世界中に日本の素晴らしさを一層アピ-ルしたいものです。日本人に生まれて良かったですね。