会長の”三行日記”
2015.07.10
脳卒中 No.2735
二日間、会社を離れリフレッシュさせて頂きました。友人が蓼科に別荘を持っている関係から、同級生10人余りで出掛けたのです。生憎、お天気は小雨まじりでお日様を仰ぐことができませんでしたが、やはり気の合う仲間だけに楽しい時間を過ごすことができました。
さて、仲間の間でもこの歳になると、しばしば出るのが自分たちの健康の話題です。今回が3回目となり、2年に1回ぐらいずつ集まっているのですが、冗談半分に次回まで生きていればなどという、口から出る言葉は前回や前々回には全く聞かれなかったことです。
そのくらい、もう若くはなくなってきているということなのでしょうか。先日、衆院議長を務めた町村信孝さんが脳梗塞を再発し亡くなられました。この脳梗塞や脳卒中などは再発しやすいことが分かっています。
従って脳卒中を発症した人は予防のため生活習慣を改善したり、薬をきちんと服用したりする必要があると新聞に書かれていました。いくつか目にとまった記事を紹介したいと思います。
脳卒中は脳に酸素や栄養を運ぶ動脈が破れたり詰まったりして血液が届かなくなり、脳の神経細胞が死んでしまう病気でいくつかタイプがあるそうです。脳梗塞は詰まるタイプの総称で、細い動脈や太い動脈が詰まるタイプや、心臓でできた血の塊(血栓)が流れてきて動脈を詰まらせるものがあります。
また破れるタイプとしては脳の細い動脈が破れる脳出血と、脳を覆うクモの巣のような膜の内側に出血するくも膜下出血があります。2013年の統計によると、がん、心疾患、肺炎に次いで死因の4番目に当たる脳卒中の6割は脳梗塞だと言われています。
そして脳卒中になると二人に一人が再発するという高い数字を残しています。また遺伝的要因があるのか、欧米人に比べ日本人のほうがなりやすいみたいです。
それゆえ再発防止に努めなければなりません。以下の事柄が再発の予防策に挙げられています。① 高血圧、糖尿病、脂質異常症など原因となった病気の治療 ② 禁煙、節酒、肥満の解消、規則正しい生活、適度な運動など生活習慣の改善 ③ 血栓ができるのを防ぐ薬物療法
とにかく発症を抑えるのが何よりです。それにはやはり定期的な検査が必要ではないでしょうか。何かあってからでは手遅れです。自分の身体を過信することなく、自分自身も一層節制に努めなければと改めて諭されたような気がします。