会長の”三行日記”
2015.06.23
全米オ-プン No.2726
今年の全米オ-プンはアメリカの21歳・ジョーダン・スピースがマスタ-ズに続き、メジャ-2戦目を征しました。21歳と言っても今では実力No.1と呼ばれるほどの存在で、特にパットとアプロ-チが群を抜いているみたいです。
これで次の全英オ-プンと全米プロのメジャ-4大会を1年で征する、年間グランドスラムの夢が繋がったわけです。一方、我ら期待の松山英樹選手は初日と最終日こそイ-ブンパ-で回ったものの、4日間出続けたダブルボギ-が影響し18位に終わりました。
ゴルフで「たら、れば」はありませんが、もしこの4つのがダボがなくパ-で終わっていれば、最終スコアが3オ-バ-ですからト-タル5アンダ-となり、これは優勝スコアと同じになるわけです。
そのくらいこの選手には可能性を秘めているということです。それにしても難しいコ-スだったみたいですね。チェンバ-ズベイと呼ばれるこのコ-スは全英オ-プンのような海沿いのリンクス風で、林間でラフを深くするこの大会では異例と言われています。
8年前に採石場跡地に造られた新しいコ-スとのことで、アメリカのコ-スでよく見られる綺麗な芝ではなく、英国の伝統的スタイルを真似しているようです。またコ-ス内の高低差が大きく、500ヤ-ドを超えるパ-4が4つ以上もあり、長くて難しい7200~7600ヤ-ドのコ-スです。。
それゆえに関係者からはコ-スに対しての不評が相次いで出たようです。グリーンを1ヤ-ドショートしたら、50ヤ-ドも戻ってしまうし、6mのパットを打つのに、6mも右や左に向いて打たないといけないと言われています。
ですから普通のゴルフではなく、ゲ-ムのようなゴルフをしなければいけないというのです。日曜日の朝だったか、テレビで観ていても松山選手が打ったティ-ショットがフェアウェイ真ん中に造られたバンカ-に嵌りました。
バンカ-から1打で出ず、このホ-ル結局ダボを叩いてしまったわけですが、真ん中にあごの高いバンカ-設置というのも、どうもアンフェアのような気がします。それにしても正確なショットを放つジョーダン・スピースの強さが光ります。
そしてもっと嬉しいのはこのスピ-スに対して松山選手が凄くライバル意識を持っていることです。マスタ-ズでもあのスピ-スが優勝できたのだから自分にできないはずがないと、インタビュ-でも答えています。
また優勝したスピ-スもお互い尊敬している間柄と言っています。こうなると二人のライバル関係がきっと相乗効果をもたらすのではないでしょうか。7月中旬に行われる全英オ-プンで二人の優勝争い、そしてできればスピ-スのメジャ-3連覇を凌ぎ、松山選手の輝くメジャ-初優勝を見たいものです。