会長の”三行日記”

2015.06.12

変形性膝関節症 No.2720

 先日は仲間と山歩きに行ってきました。その詳しい内容は後日触れたいと思いますが、よかったのが心配していた膝の痛みが出なかったことです。やはり65歳を過ぎると体の各部分に少しガタが出るのでしょうか。ソフトボ-ルとか山登りなど少しハ-ドに動くと最近では膝に痛みが出てきます。

この膝の痛みですが、変形性膝関節症という名の症例が中高年に多く見られるとのことです。典型的な例としては加齢や筋肉の衰えとともにO脚が進み、体重が膝関節の内側にかかって、軟骨がすり減り痛みが出るのが特徴です。

そして変形が進んで痛みが強いと、人口膝関節の手術を勧められることも多いそうです。でもそれ以前にできることもたくさんあるとのことが載っていましたので紹介させてもらいます。

この変形性膝関節症はじわじわと進むとのことで、早めに受診した方がよいと言われます。痛みを取ることは大事だが、それで全てよくなるわけではないからです。

痛みの原因は1つではなく、軟骨がすり減った場所の他、荷重のかからない部分は逆に骨が出っ張って棘(とげ)ができるそうです。それが引っ掛かったり、靭帯を圧迫したりして痛みが生ずるとのことです。

またすり減った軟骨が炎症を起こして関節炎が起きることもあり、水がたまって痛みを感じることもあると言われます。こうしたことは年齢が大きな要因となっていますが、個人の体重の影響も大きいと言われています。

初期治療としては次の4つです。① 傷んだ所に力が加わらないよう装具を付ける。 ②  筋力を付ける。 ③ 炎症を抑える ④ サプリメント摂取などで軟骨を少しでも殖やす。

ですから人工関節は最後の手段なのです。治療には鎮痛薬やヒアルロン酸の関節内注射も効果がある他、コラ-ゲン・トリペプチドの摂取も勧めているそうです。また運動療法として専用の装具を使い、痛む箇所に荷重をあまりかけず、歩いて筋肉をつけると正常な歩行に近づき、痛みが取れてかなりよくなる人がいるそうです。

幸い私はこの変形性膝関節症というものではないのでまだ安心ですが、加齢とともに油断はできないものです。このように人間も歳を取ってくると錆びついてくるものです。

従って機械同様、油を差さなければ動かなくなってしまいます。自分には膝や関節の痛みなど無関係だと、少し前まで胸を張っていたものですが、やはり年相応ということでしょうか。いやはや歳はとりたくないものです。