会長の”三行日記”

2015.06.10

記録的猛暑 No.2718

 今週は梅雨に入ったこともあり暑さは少し凌げるようになりましたが、先週までは結構、暑い日がありました。5月だというのに、まるで夏のように照りつける日差しの強い日も多くあったものです。

この5月後半、世界各地でも猛暑に襲われたそうです。インドでは熱波による死者が2000人を超えたほか、月末にはエジプトなど中東やロシアの首都モスクワでも例年以上の暑さを記録したと言われています。

いわゆる「エルニ-ニョ現象」と言われるもので、平均気温が過去最高だった昨年を上回り、今年は最も暑い年になるとの予想もあるくらいです。

インドでは4月中旬から続く猛暑のため各地で気温が50度近くまで達したと言われ、過去20年で最悪の犠牲を招きました。4月から6月までの期間はインドの暑さが最も厳しい季節で、40度を超す気温も珍しくないと言われています。

40度を超す気温といえば人間の体温をはるかに超えています。そんなとき人間はどのように感ずるのか、ある人が次のように答えていました。

数年前、真夏の中央自動車道をバイクで走ってたんですが、あの時の感覚は記憶に残ってます。暑さで有名な甲府付近にさしかかった頃、身体にあたる風が熱風に変わりました。まるでドライヤーの風を身体全体で浴びているような、、、。風と熱とで身体から水分が抜けていくのが感じられました。

あと、やはり真夏の東京九段下あたりを歩いてた時、太陽からの熱が地面 ビル 車 あらゆるものに反射して増幅されている感覚に襲われました。歩いてる人が皆、けわしい顔をしてる。道路を渡ろうとしたら信号は赤。待っている間で気持ち悪くなり、日陰を探しててもほとんど無し。

目的を諦めて、さっさと地下鉄の駅に潜りこみました。熱中症患者が多数出たと言うけれど、倒れるのをなんとか堪えて持ちこたえてる「予備軍」はその数倍いる筈です。本当に、35℃以上になると「無理をしない」事がなによりだと言わざる得ない状態ですね。

このような感覚に襲われるというのです。またこの異常な暑さに火災も発生すると言われています。そしてエルニ-ニョ現象が秋まで続けば、地球は今後数か月にわたって記録的な暑さを経験する可能性が高いとのことです。

何とも怖い話にもなってしまいます。元々このことは私たち人間が招いたことに違いありませんが、これからのことを考えれば子々孫々まで住みやすい地球環境を残していかなければなりません。その意味でも温暖化を防ぐ対策に、真剣に取り組み注視していくのが私たちの義務だと考えています。