会長の”三行日記”

2015.06.01

地震列島 No.2713

さあ今日からは6月です。5月決算となっている弊社の業績も幸い、昨年より上回った数字を残すことができました。何よりも頑張ってくれた社員の皆さんに感謝しなければなりません。これに油断することなく新しい期となる今日からも、気を抜くことなく頑張っていきたいと思っています。

さて鹿児島・口永良部島の爆発的噴火が29日突然起こったと思えば、翌日の30日の夜には今度は小笠原を震源とする巨大地震が関東地方を襲いました。これにより東京やその近県が大きな揺れに見舞われ、エレベ-タ-などが止まる事故が多発したと言います。

まさに高層ビルや住宅が立ち並ぶ都会の一番の弱点とも言えるわけですが、多数のエレベ-タが止まり人々が地上に下りれなくなったみたいです。管理する三菱電機ビルテクノサービスなどによると、関東地方で最大6000台のエレベ-タが止まったと言いますから半端ではありません。

これによりビル管理のメンテナンス会社には問合せの電話が殺到したとのことですが、高層ビルの上の階に取り残され、下りれなく人はさぞかし不安だったのではないでしょうか。

その1つ、六本木ヒルズでは52階の展望フロアにつながるエレベーターが停止し、買い物客ら100人以上が取り残されたみたいですが、非常用エレベ-タが2基動いていて、大きな混乱もなく係員の誘導で下まで下りることができたそうです。

その他、横浜みなとみらいにあるランドマ-クタワ-の69階の展望台でも、160人ぐらいの人たちが取り残され、働く店員がこんな大きな揺れは初めてというくらいの凄さだったと言われています。やはり270mを超える建物の揺れではかなり怖かったのではないでしょうか。

またこれにより新幹線が運転を見合わせた他、山手線全線と京浜東北線が約3時間、また東京-熱海間の東海道線も約3時間半ストップしたと言いますから、人々の足に大きな影響を与えた今回の地震でした。

そしてこれよりも先駆けて箱根の大涌谷では、付近が通行禁止になるほどの異常な様子を観測しています。まさにこうなると日本列島火山帯が動き出したようで、富士山の噴火も現実味を帯びてきているようです。

それにしても、今回は大きな被害がなく幸いでしたが、これ以上の大きな地震が東京都心を襲ったらと考えると、思わずぞっとしてしまいます。阿鼻叫喚のような地獄図は見たくありませんが、そうした事態も考慮に入れて置かなければいけないでしょうね。

とにかく、いつ島に帰れるか判らないようなことを言われていますが、口永良部島の皆さんが早く自宅に戻れることを願いたいものです。

明日2日は向かいの家のご主人が亡くなり、告別式となったため、一日隣組のお手伝いをすることになりました。このため会社を留守にしますのでカキコミは休ませていただきます。