会長の”三行日記”
2015.01.29
イチロ-さんの去就 No.2681
あのイチロ-さんの去就がやっと決まりました。フロリダのマイアミにあるマ-リンズです。ヤンキ-スをFAになってから、いったいどこに行くのかと心配していたのですが、行き先が決まり日本人の多くがホッとしているのではないでしょうか。
そのくらいイチロ-さんと言えば日本人を代表する選手ですし、41歳になったといえども、まだまだその活躍が期待されるものです。大リ-グの通算3000本安打にもあと156本と迫っていて、応援する私たちとしても早く達成できる球団に入って欲しいというのが願いでした。
というのもここ数年所属していたヤンキ-スでは、どちらかと言えばその扱いは不遇とも言えるものでした。まあ球団財源も潤沢なヤンキ-スですから、選手も豊富に抱え仕方ないとも言えますが、やはり常時出ていればこそ力を発揮できる選手だけに少しもったいないように感じていました。
そうした意味でも次にめざす球団は常時出場できるところを狙っていたことと思われますが、どうやらこのマ-リンズでも外野手3人は安定した選手が揃っていて第4の外野手とも伝えられています。
でもあのイチロ-さんのことだから蓋を開けてみなければ分からないのではないでしょうか。何しろ10年連続年間200本安打という、とてつもない記録を打ち立てた人です。それだけに歳は取ったというものの、まだまだその潜在能力は侮れず期待できるのではないでしょうか。
また昨年、マ-リンズの控え外野手6人について、レギュラー3人の休養日の先発出場や代打出場での総打席数が340だったと言われています。それだけに外野全てをこなすイチロー選手が、この6人分の出場数を一人で担うことも可能となるわけです。
マ-リンズ入団発表もわざわざ球団幹部が来日し、こちらで行われたわけですからイチロ-選手の凄さを感じさせてくれます。本人も記者会見でやたら熱い思いが伝わってきて恐縮していますと述べているとおり、球団の彼に対する期待の表われを感じます。
その中で1つイチロ-さんらしい面白いコメントがありました。「ペットショップでかわいい子犬たちがどんどん売れて、ちょっと大きな成長した犬が残っていくみたいな状態ですかね。でも買ってくれる人はいた。だから忠誠を尽くす。そんなところでしょうか」
レギュラ-と言われている外野手3人が全て25歳以下ということから、自分のことを喩えてこう述べているのです。飼い主の決まらない犬の気持ちになって述べているところが面白いところです。とにかく、やっと去就が決まったわけですから、あとは今シ-ズンの活躍を祈るばかりです。まだまだやれる選手だと信じています。