会長の”三行日記”

2014年10月

2014.10.08

世界選手権? No.2628

 帰宅後、テレビでやっていた体操世界選手権を観ました。一言でいって、これが世界選手権なの?という不公平さで腹が立ちました。この最後での中国逆転勝利に、いくら地元開催でもこれはないでしょうと、後味の悪さを拭い去ることができなかったものです。

6つある最後の種目の鉄棒を残して、中国との差は0.991日本がリ-ド。そしてこの鉄棒は日本からの演技です。まず最初の演技者である加藤凌平選手に対して、予想外の14.20という得点が出てしまったことも不満の1つなのですが、続く田中選手が15.266とうまくまとめ、エ-ス内村選手はほぼ完璧の演技と思えた15.40の得点です。

そして続く中国の2選手が演技を終わった段階でも、日本がまだ15.866ものリ-ドがあったのです。ですからあの完璧とも思えた内村選手の得点が15.40ですから、中国の最終演技者がいくら良くても、日本の団体優勝はほぼ間違いないだろうと誰もが思っていたはずです。

それがあり得ない得点、中国の最終演技者に出た15.966とは何とも言葉がありません。確かに演技は素晴らしかったと思います。しかし内村選手と比べたら、とても0.5以上も得点が離れるものではありません。

試合後の内村選手のコメントにもあったように、これが中国、アウェ-の怖さです。でもあまりにも露骨すぎて、私たち視聴者がテレビの前で応援していたことが馬鹿くさく思えたほどです。

また選手の誰かが言っていたように、得点競技の怖さです。しかしやはり私たちがしっかりと応援していた冬のフィギアスケ-トだって、こんなひどいことはありません。

この結果を見ながら、きっとネットは炎上しているのではないかと思いました。日本人の観ていた人は誰しもそう思っていたはずです。今回、他国での開催を中継してもらったお蔭で、こうした現実を眺めることができましたが、きっと今までも同様なことがあったのではないかと勘ぐるほどでした。

でもこうしたことがまかり通っていてはいけません。折角の選手の真剣勝負に水を差すというものです。試合後の内村選手の表情にその全てが表われていたような気がします。でも熱望していた日本の団体優勝という夢は断たれましたが、何とか挫けず内村選手の個人総合5連覇を願いたいものです。

2014.10.07

栃木ねんりんピックより No.2627

 台風18号は各地で大変な被害をもたらしました。我が県にも直撃したことから大雨での浸水やがけ崩れ等、近隣でもその被害は少なくありませんでした。

私も昨日まで会社を留守にしていた関係で、会社の様子がちょっと心配だったのですが、あと少しで工場内にも水が入ってきそうとのことだったらしいのですが、社員がウエス等で隙間を塞ぎ、必死に食い止めたこともあり、何とか難を逃れることができたようです。

でも興津と由比間では、土砂崩れで東海道本線が40mにも亘って本線上を塞がれたことから、復旧の見通しが立たないほどの被害が出ています。列車が止まっていて本当に良かったものですが、もし走っていたらと思うとぞっとするような出来事です。

こんな中、自分たちだけいい気になってねんりんピックとは、少し叱られてしまいそうなタイミングになってしまいましたが、私たちもそれなりの影響を受けたのです。

何しろ競技開始の日曜日から予定していた試合が、ほとんどできなくなったからです。私たちソフトボ-ルの会場は栃木県の南西部にある足利市だったのですが、日曜日も朝からずっと雨が降り続いていました。

でも主催者側としては、次の月曜日が台風の影響でほとんどやれる見込みがなかった為、何とか強行したかったのでしょう。従って雨にもかかわらず試合は強行されたのです。そして結果的には我がチ-ムは1試合目の予定が幸いし、岡山県のチ-ムとの試合ができたのです。

というのは1会場6つのグランドがあるこの会場で、何とかやれた1~2試合はよいのですが、それ以降は雨やグランドコンディション不良で翌日も含め全ての試合が中止になったからです。

ですから北は北海道、南は沖縄、九州など全国各地から参加していた68チ-ムのうち、試合ができなかったチ-ムがほとんどなのです。そうした気の毒なチ-ムに比べれば、1回戦惜しくも敗れたというものの、コンディションが悪くても試合ができただけでも幸いというものです。

でも栃木の人々が事前に準備を尽くし、おもてなしの心で温かく迎えてくれた、好天で迎えた土曜日の開会式は最高でした。選手団は47都道府県及び20の政令都市から約1万名という参加で、それぞれがお揃いのユニフォ-ムでの入場行進も見ごたえはありました。

そしてお定まりの式典が終わり、決められた観客席に戻ってから眺めた、地元の人々で繰り広げられるメインアトラクションには大いに心揺るがせられたものです。改めて写真を交え、後日紹介させていただきます。とにかく全くの初体験でしたが、この開会式だけでも参加できて本当に良かったと思える素晴らしいものでした。

2014.10.03

戦後最大の火山災害 No.2626

 カキコミを再開した途端、お客様から問題解決の相談を受け、座間市第一水源地にある制御盤の故障調査に出掛け、一日、間を置いたものの昨日まで掛かってしまいました。

それでも何とか解決してお役には立てたからよいのですが、なかなか現地での故障調査は手が掛かるものです。数ある中で1つの原因はいろいろと回路を追っかけて電磁接触器(マグネット)が原因ではないかというところまで突き止めたのですが、結局、何ということはない、2個のマグネットのコイル電圧が違っていたのです。

聞くとそれ以前に交換しているというのです。ですから仕様違いのものを入れてからおかしくなったのではないでしょうか。このように原因が判れば「なあ-んだ」ということになりますが、なかなかそのような初歩的なところには気づかないものです。

でも私たちの使命である、困っているお客様の喜ぶ顔が見えてほっとしています。さて、前置きが長くなってしまいましたが、先週末の御嶽山の噴火で47名もの死者が出てしまいました。これは雲仙普賢岳の被害を上回る戦後最大とも言われているのです。

まだそれ以外に、行方不明の捜索願が出ている人や入山届が出ていて安否不明の方もいるみたいです。これ以上、犠牲者が出ないことを願いたいものですが、捜索が難航しているだけに予断が許さないものです。

それにしても死火山とも呼ばれていた山が爆発するなんて、誰が予想できたでしょうか。その日はお天気も良く、絶好の山登り日和でした。また結果的には悪いことに、その日が土曜日で多くのハイカ-が訪れていたことも影響しています。

亡くなった方のほとんどは損傷死と言って、噴石が直撃したことによるものと伝えられています。大きいもので軽トラぐらいのものもあると言いますから、そんな石と言うか岩が飛んできて当たったら、一溜りもないものです。

また発生した噴煙とガスの威力も凄かったのではないでしょうか。辛うじて生還した一人が言われていましたが、その場に居合わせたら息ができないほどで、両手を丸めてボ-ル状で口を塞いだり、お椀のような容器を口に当て、その場を何とか凌いだそうです。

人間が生み出す咄嗟の知恵でしょうね。現在、中高年をはじめ多くの山好きの方のいるわが国だけに、今回の事故は本当にショックでしょうね。まかり間違っていたら自分がその山にいたかもしれません。

そういった意味では、亡くなられた方々は運が悪く本当にお気の毒としか言いようがありませんが、謹んでご冥福を祈りたいと思います。また地元、世界自然文化遺産に登録された富士山にも、予期せぬ大きな異変がないことを願いたいものです。

ねんりんピック開催の為、静岡県選手団は一同揃って、今日の午後から栃木に出掛けます。明日開会式、明後日1回戦の試合が行われ、もし敗れてもその翌日、交歓試合が行われると言います。このため、月曜日まで休ませていただきますのでよろしくお願いいたします。