会長の”三行日記”
2014.08.22
エコドライブ No.2613
ガソリンの価格が上がったままなかなか下がりません。いわゆる上げ止まりの状態が続いているわけですが、少しでも節約をしたいというのが多くの人たちの思いではないでしょうか。
そうした中、車の燃費を向上させる運転術や製品に注目が少し集まっています。その講習会も開かれ、効率的なアクセル操作で燃料を節約する「エコドライブ」の方法が人気を集めているようです。
エコドライブは発進から走行、減速、停止までアクセル操作を微妙に調整して、効率の良い運転をするのが狙いです。例えば信号の多い市街地を走る場合、燃料の約4割が使われるという発進時はアクセルを一気に踏み込まず、徐々に踏み込んで加速するのがコツと言います。
また走行中は無駄な加減速を行わず、停止するときも早めにアクセルから離して、エンジンブレ-キを活用するのがよいとされます。そしてエアコンの温度をこまめに調節するのも効果的とのことです。
こうしたことにより、実際にインストラクタ-が同乗した講習会でも、平均で2~3割の燃費向上が見られたと言います。それから低燃費タイヤなどのエコ製品も紹介していました。
材料や表面の形状を工夫し、走行時の抵抗を減らした低燃費タイヤも燃費改善につながると評判がよいみたいです。国内の主要タイヤメ-カ-はラベリング制度といって、タイヤの転がりやすさを等級表示し、一定水準以上のものを低燃費タイヤとして専用のラベルを貼って販売しているとのことです。
その基準は2つあり、1つは路面を転がるタイヤの進行方向とは逆向きに働く「転がり抵抗」で、抵抗が小さい順に5段階で表示しているそうです。また濡れた路面での滑りにくさを示す「ウェットグリップ性能」というものにも等級を設けているとのことです。
確かに息子が乗っているハイブリッドのような車は信じられないくらい燃費が良く、びっくりさせられますが、これも悪いタイヤでは台無しになると言われているから気をつけなければなりません。要は昔よく言われていた「狭い日本、そんなに慌ててどこに行く」という言葉通り、余裕を持って走れということだと思います。
若いときに経験があるかもしれませんが、必死になって何台も追い越してみたものの、山道を降りてきた信号にぶつかったら追い越した車と同じだったという例もよくあるものです。とにかくガソリンも限りある資源ゆえ、地球規模からしても節約は考えなければいけません。