会長の”三行日記”
2014.06.03
米ツア-初優勝 No.2573
松山英樹選手が米プロゴルフツア-で初優勝を飾りました。アッパレの一言です。ちょうど出社時、NHKの6時台のニュ-スで首位と1打差で優勝を争っていると聞きましたので、BSに切り替え、しばしその放送に釘付けとなってしまいました。
先にホ-ルアウトしていたアメリカの選手が13アンダ-で首位とのことでしたが、18番の段階で松山選手は1打足りない-12のスコアでした。私は観れなかったのですが、この18番のティ-ショットを放った途端、ドライバ-が折れるというアクシデントにも見舞われていたみたいです。
それでも2打目はフェアウェイからで、ピンを狙うのには好位置です。こうして私たちの願いを乗せて放った第2打はピン下1.5mの絶好の位置についたのです。このへんが物事にあまりこだわらない松山選手ならではのことでしょう。
そして難なくこのパットを決めてプレ-オフに入ったのです。ここまできたら、もうどちらかと言えば松山選手のものでしょう。同じ18番で行われたプレ-オフ1ホ-ル目で決着がついたのです。
ティ-ショットをクリ-クに入れた相手方に比べ、2打目はバンカ-から放った第2打がちょっと左に引っ掛かったものの、ギャラリ-に当たるというラッキ-もあって最悪の事態は免れたのです。こうして3オンして先に行ったパ-パットを見事決め、初優勝を掴んだのです。
今シ-ズンから参加したツア-1年目での快挙です。周囲からはいずれは優勝するだろうと見られていた同選手ですが、こんなに早く達成するとは全く恐れ入ったものです。青木選手ではないのですが、やはりタダモノではないことをしっかり証明してくれました。
優勝したメモリアルト-ナメントはあのジャック・ニクラウス選手の主催するゲ-ムです。氏は松山選手のことを以下のように絶賛しています。帝王と呼ばれた人だけにその評価は重いものがあるのではないでしょうか。
彼のプレーはずっと前から良いと思っていた。彼はテンポがすごく良い。それに、体のサイズが他の日本人選手よりも大きい。彼は、そのままでゴルフコースをプレーする能力があって、飛距離を伸ばすこととか、筋力アップを図るような必要がない。
そして、この先10年、15年にわたって世界でベストプレーヤーの一人となる選手の始まりを、君たちは見たんだと思う。またパッティグストロ-クについても以下のように称賛しています。
彼のパッティングストロークはとてもスムーズだ。それを22歳で出来ている。あれだけ良いストロークをして、これだけのパットを決められるということは、ストロークが良いだけでなく、必要な時に両耳の間(頭脳)を使って、パットを決められるということだ。彼のパッティングストロークは、長持ちするだろう。
とにかく日本人として頼もしい選手が出てきたものです。それを裏付けるのが次の本人の言葉です。「この4日間納得できないプレーもあったので、今日は今日のこととして忘れて、次の優勝に向けて頑張りたい」目指すは2週間後の全米オ-プンのようです。