会長の”三行日記”

2014.03.14

ケ-タイ商法 No.2542

 どこか変です、ケ-タイ商法という投稿がありました。とかく新規加入の客の方ばかりに目が行って、長年使い続けているお客には大したサ-ビスもないという指摘です。やはりこうした声にも耳を貸さなければいけませんね。

4年ちょっと使ってきた携帯電話の具合が悪くなったので、買い替えることにした。朝刊に入ってくる折り込みチラシを見ていると、「他社携帯から番号そのまま、現金○○円をその場で差し上げます。新規ゼロ円」といった内容のものが多い。

契約期間中の基本料金や通話代、ネット接続料などで回収できる、ということなのだろうか。とはいえ、他社からの一見の客を一時的にせよ優遇する電話機販売会社が他方では、長年心変わりもせず使ってきた客には、わずかばかりのポイントと称するものを付与するだけで、

引き続き長く使ってもらおうというような営業態度はあまり感じられず、他社からの客を引き抜くことばかり考えているようにみえる。結局、4年間でたまったポイント5千点を使い、ガラケー(従来の携帯電話)を3万円弱の現金を払って購入した。何か、商売の本道から外れているのではないだろうか。

この新規ゼロ円というのがなかなかクセモノで、次のような話もあります。滋賀県のある30代の女性は昨年8月、スマ-トフォンを買おうと携帯電話ショップを訪れました。スマ-トフォンだけを買うはずだったのに、店を出たときにはスマホの他タブレット端末やモバイルデ-タ通信機器、ホ-ム無線LAN機器なども抱えていました。

この物品の購入と通信契約を合わせ、結んだ契約は20件で、商品額は12万円を超えていたということです。使えば通信料が発生しますが、持っているだけなら無料とか、2年間は無料なのでつけておきますねといった、無料を連発した店員のペ-スに巻き込まれたと言います。

このように消費者相談の窓口に寄せられるのも、内容を十分に理解できないまま契約させられているケ-スが多いとのことです。従って私たち消費者が気をつけなければいけないことは、いつまで無料かということや、見積の内容について料金、解約料、適用される割引サ-ビスを一つ一つ確認することだと言います。

そして持って置くだけなら無料というのは避けたほうがよいとのことです。とにかく昔から言われるように、タダほど高くつくものはないものです。それと投稿の声にもあるとおり、長年使い続けているユ-ザ-をもっと大切にしてもらいたいものですね。