会長の”三行日記”
2014.02.03
楽天、嶋選手 No.2521
早いものでもう2月です。先週、金曜日は納品等の関係で一日、慌しかったためカキコミができず失礼しました。今朝の散歩時、めずらしく朝もやが立ち込めていましたが、少し暖かいのでしょうか。でも明日からはまた気温が10度ぐらい下がって寒くなると言います。くれぐれもご自愛下さい。
さて今日は楽天、嶋選手の話題です。ご存知の通り、2011年の大震災の後、「見せましょう、野球の底力を」という感動的なスピ-チを放った人ですが、その翌年のオフ、史上最年少で日本プロ野球選手会長に任命されました。
そのくらい周囲からの信頼もあり、人間的にも少なからぬ人徳も持ち合わせていたのでしょう。その嶋選手が昨年のオフの契約更改で、念願の1億円プレ-ヤ-になりました。ダルビッシュや田中投手のように、3年も活躍すれば年俸が1億円を超える時代にあって、どちらかと言えば7年目での到達は遅いほうなのでしょう。
でも1億円プレ-ヤ-になることはプロ野球選手にとって1つの大きな目標でもあり、一流の証しにもなるわけです。そんな嶋選手に楽天球団が示した年俸は倍増の1億2000万円だったそうです。
2度目のゴ-デングラブ賞とベストナインの獲得に加えて、何よりも守護神として楽天の日本一に大きな貢献があったわけですから、誰にも文句のつけられないものでしょう。でもこうした野球のプレ-以外の活躍にも敬意を表しているのではないでしょうか。
選手会長として、例の統一球の問題やポスティング制度の見直しなど、結構、奔走することが多かったと思われます。こうした中でチ-ムを日本一へ導いたのですから、文字通り、昨シ-ズンはずっと球界の中心位置に居続けたわけです。
ですから心労たるものは半端なものではありません。そして結果的には新ポスティング制度など、ここでチ-ムを離れてしまいましたが女房役として支えた田中投手などは、契約で新制度の恩恵を蒙ることができたのです。
嶋選手会長様々というものです。思い出すのは昨年の日本シリ-ズで、巨人の4番打者・阿部選手を22打数2安打と、完全に抑え込んだことです。下馬評では誰もが巨人絶対有利というのを覆したのも、少なからずこのことが日本一の要因に繋がるのではないでしょうか。
そしてシ-ズン中も田中投手は、嶋捕手のサインにはほとんど首を振らなかったと言います。私たちには計り知れない、二人の絶対的な信頼関係があったのではないでしょうか。このように苦労人が報われることは大変嬉しいことです。
また1億円プレ-ヤ-になったわけですから、球界を代表する捕手として益々大きく飛躍していってもらいたいものです。ス-パ-スタ-ではない、叩かれ打たれ強い選手にスポットライトが当たるのは何とも気持ちがよいものです。