会長の”三行日記”
2014.01.24
161億円 No.2517
ついにマ-君こと田中将大投手の大リ-グ所属球団が決まりました。あの名門・ヤンキ-スです。契約額は7年契約で総額1億5500万ドル、日本円に直すと何と161億2000万円という、途方もない金額でびっくりさせられました。何しろ実力は折り紙つきと言っても大リ-グではまだ1球も投げていない投手だからです。
やはり新ポスティング制度により、日本の球団に支払う額が上限20億円と抑えられたことから、契約する選手にとってはかえって好条件となり、その分、余分に回せるのでしょう。またヤンキ-スは昨シ-ズン低迷したことから、日本の巨人同様、常勝球団としていつも勝つことが求められています。
それゆえ、何がなんでも採りたい選手という、球団の期待の大きさが窺えます。他人の懐勘定をあれこれと詮索しても仕方がありませんが、年俸に換算すると22億円、そして7年目の最終年が23億円と言われていますから、楽天球団から昨年もらっていた額に比べれば5倍以上にもなるわけです。いやはや、何とも凄い数字です。
とにかくこれで所属先も決まったわけですから、本人も落ち着いて今シ-ズンに向け備えることができることでしょう。日本で応援する私たちにとっても、ヤンキ-スという球団ならいつも注目されている対象ゆえ、放映もされやすいし、いろいろと面白くなるものです。
ところで一番気になるのが日本では昨シ-ズン24勝0敗と無敵を誇った田中投手ですが、果たして大リ-グでどれくらい通用するかということです。一部の情報誌によると、過去から現在に至るまで、大リ-グでそれなりの成績を挙げている日本人投手は2通りに分かれると言います。
1つは驚くべき球速と変化球を持つタイプで、野茂や大魔神の佐々木、そしてダルビッシュらの投手がそれに当たると言われます。そしてもう1つは抜群の制球力を誇るタイプです。これは昨季、ワ-ルドシリ-ズでも活躍した上原、またマリナ-ズにいた長谷川滋利投手が該当します。
これらの人たちと比べた場合、田中投手はダルビッシュ投手より球速は落ちると言われていますから、より制球力が求められます。また球数が少し多いのが気になるとも指摘されていますが、変化球のキレは一級品ですから問題はないのではないでしょうか。
それに年齢的なことからも今年の11月で26歳を迎える彼は、今25歳と一番働き盛りの年代でもあるわけです。そして長いシ-ズンやアメリカ国内での長距離移動などを考えると、やはり連れ合いのサポ-トといった点も活躍する上での大きな要素となります。
これも料理上手な姉さん女房の里田まいさんという、格好な存在があるから心配ないところです。従ってケガや開幕当初に大きな躓きがない限り、期待通りの活躍をしてくれるのではないでしょうか。とにかく、大リ-ガ-がキリキリ舞いするところを早く観てみたいものです。開幕が待たれますね。
27日月曜日は工事で一日出張するため、カキコミは休ませていただきます。