会長の”三行日記”

2013.10.09

あっぱれ24勝 No.2472

 プロ野球は両リ-グともほぼ順位が確定し、CSシリ-ズを待つばかりとなりました。今年のペナントレ-スを振り返ってみると、何と言っても圧巻は楽天の田中将大投手の活躍でしょう。

昨日も今シ-ズン両リ-グを通じて最多勝となる24勝を挙げました。しかも1回も負けがない、無敗の最多勝なのです。いくら田中投手のときに打線の大きな援護があるとはいえ、特筆すべき大活躍ではないでしょうか。

またヤクルトのバレンティン選手が王選手などの持つ、55本の日本ホ-ムラン記録を塗り替え、60本という新記録を打ち立てました。シ-ズン初めは故障で出遅れていただけに、ほぼ2試合の1本の割合で打ったホ-ムランは見事とも言えるのではないでしょうか。

それもかつてあったような、新記録達成を邪魔する四球などで勝負を避けることなく、対戦していった他チ-ムの投手も逃げることなく潔かったとも言えるものです。伝えるところによると、このバレンティン選手、投手の配球のみならず、各捕手の打者への攻め方まで克明にノ-トに記録していると言います。

こうした、ただ振り回すだけでなく、何とか日本野球に馴染もうとする、謙虚な姿勢が成功をもたらしたのではないでしょうか。それからヤクルトのもう一人、ライアン小川投手も最多勝を挙げました。昨日は救援の投手が最終回に逆転され、惜しくも17勝を逃がしましたが、新人での16勝は文句なしの活躍です。

こうした大活躍の選手の裏では、今シ-ズン限りで現役を引退する選手も少なくありません。広島の前田智徳選手、中日の山崎選手、ヤクルトの宮本選手、阪神の桧山選手、そして西武の石井一久投手など、かつての球界を賑わした選手が含まれています。やはり華やかだった一時代の終焉とも言えるのではないでしょうか。

また今朝の伝えるニュ-スでは、中日の新監督に谷繁捕手、そしてGMに落合前監督が就任内定と言われています。Bクラスに低迷した中日球団が早速、テコ入れに乗り出したみたいです。谷繁選手がプレイヤ-兼任でやるのか、興味あるところですがまた新しい風を吹き込んでくれるのではないでしょうか。

そうした意味ではまだ日本シリ-ズが始まらない前から性急な話ではありますが、今年のスト-ブリ-グはマ-君の大リ-グ移籍など、かなり賑やかな話題に包まれるものと思われます。個人的には是非、日本シリ-ズに楽天が進出し、日本一を勝ち取ってから晴れて大リ-グに行ってもらいたいと強く願うものです。