会長の”三行日記”
2013.07.23
母校の夏終わる No.2433
草薙球場で行われた高校野球静岡県大会2回戦で、母校・沼津東は静清高に0-5で敗れてしまいました。監督からも今年は何とか、まとまったチ-ムに仕上がったと聞いていたことから、この試合に勝てば勢いに乗るのではないかと期待していたのですが、残念な結果となってしまいました。
相手校も例年より小粒というか、あまり迫力は感じなかったのですが、こちらの小さなミスが積み重なり、試合の主導権を最後まで握ることができませんでした。
やはりきっちりと守らなければいけないものです。与えた2点目は走者を3塁に置いていて、ファ-ストへの送球を逸らす間に入れられたものです。これなどはグラブだけで捕りにいかず、ショ-トバウンドでも体全体で受け止めれば走者は進めなかったものと思います。
また攻撃にしても、8回を迎えるまではノ-アウトで出ることのない、どちらかと言えば繋がりの悪い展開でした。そして迎えた8回、初めてノ-アウトでヒットで出塁した走者に、この日、2安打と当たっていた1番・大庭くんがやはり1・2塁間を抜くヒットで繫げました。
そしてバンドで送り、2・3塁となり一番頼りになる3番・宮澤くんを迎えたのですが、代わった相手投手が1球もストライクが入らず、1塁に歩かされてしまいました。結果論ですが、できればあそこで勝負をしたかったものです。
こうして一死満塁の絶好とも言えるチャンス、こちらは4番バッタ-です。この試合、これまであまりいいところがなかったのですが、何とか4番の意地を見せてもらいたいと、誰もが願っていた場面です。
ところが結果は2-3のカウントから見逃しの三振、そして続く5番も同じように2-3から見逃しの連続三振です。これではやはり勝てません。せめて中軸とも言える打者だけに、たとえ空振りでも、俺が決めてやるといった、強い気概をもった積極的なバッティングをしてもらいたかったものです。
ある意味このへんが東高生らしいと言えるかもしれません。試合後、コ-チに聞いたのですが、とってもいい奴だがハ-トの問題だと指摘していました。ここでとれなかっただけに、それまで何とか踏ん張り、相手を3点に抑えていた投手・宮澤君もやはり気落ちしたものがあったのでしょう。続く8回裏にダメ押しとも言える2点を与えてしまったのです。
こうして我が方の短い夏は終わってしまったのですが、相手はノ-エラ-、こちらは記録にはつかなかったかもしれませんが、4つのエラ-を犯しています。実力的には大差はなかったものと思われますが、このへんに違いがあったのではないでしょうか。
やはりいつも言っていることですが、相手が同等、もしくはそれ以上の格上との対戦の場合、こちらのミスや自滅ではなかなか勝てないものです。ここで野球を卒業する3年生にとっては、もう少しやりたかったのではないかと思われますが、自分たちに何が足りなかったのか、口惜しかったものを是非、下級生に伝えていってもらいたいものです。
自分の家族とも離れ、野球一筋に打ち込み頑張っている監督だけに、何とか在任中に良い結果を出してあげたいと願っていたのですが、今年もその夢が叶うことなく残念です。