会長の”三行日記”
2013.06.17
大人と子ども No.2412
静岡県知事選挙は現職の川勝さんの圧勝で終わりました。原発再稼動はNOといった県民の意思表示の表れで、当選確定後のインタビュ-にあったとおり、とても再稼動できるような状態ではないといった、ご本人の正常な感覚による県政を期待したいものです。
さて、こちらの時間で日曜日の早朝、ブラジルで開かれているコンフェデレ-ションズカップで日本は開催国・ブラジルと対戦しました。このサッカ-とゴルフの全米オ-プンがあるため、前夜は早めに休んでこれに備えたのですが、朝5時前にテレビをつけたら早々に1点を奪われていました。
それも試合が始まってから3分ぐらいで得点されたというのです。私が見始めたのが開始後30分ぐらいだったのですが、なかなか日本チ-ムが思うようにボ-ルの支配ができません。また、たまにボ-ルに触っても、相手のようにトラップが足に吸い付いていないため、すぐに奪われてしまいます。
これはビッグマウスの本田選手にしたって同様です。一方、ブラジルの方はというと、さすがに個人技は素晴らしいものがあり、得点のシュ-トもそうですが、まるでボ-ルを手で扱っているような巧さをほとんどの選手が備えています。
それにいつものことながら、決定力にかなりの違いがあるみたいです。ブラジルにしたって、1試合のうち、そう度々決定的なチャンスが訪れるわけではありません。でも限られたチャンスを確実にものにする正確さがあるわけです。
それをキ-パ-・川島選手の好セ-ブもあり、凌いでいたわけですが、前半の本田選手のポストを大きく外したボレ-シュ-トなどにしても、ブラジルの選手だったら決めていたかもしれない、個の違いを見せつけられたものです。
これではとてもW杯優勝などは、夢また夢の物語に過ぎません。試合後、長友選手が言っていたみたいですが、「中学生とプロぐらいのレベル差。W杯優勝と言ってきたけど、腹を抱えて笑われる」の言葉どおりです。
そんなわけで、何とか我慢しながら観ていた内容だったのですが、後半も開始早々、やはり3分ぐらいの時間帯で追加点を挙げられてしまいました。しばらく見守ったのですが、いつまで経っても日本の劣勢は変わりません。まるで大人と子どもの試合にように感じられたほどです。
こうしてゲ-ム途中で全米オ-プンに切り替えてしまったわけですが、この大会を通して、一流国との歴然とした力の違いを見せつけられるのではないでしょうか。そして何が足りないのか、よく考えた上で1年先に向け、再スタ-トを切らなければなりません。技術の差はもちろんですが、サッカ-に賭けるハングリ-さを欠いているような気がします。