会長の”三行日記”

2013.05.30

新たな詐欺の手口 No.2401

 友人からのメルマガで、こんな新たな詐欺が発生していることを知らせてもらいました。実に巧妙な手口ですから、くれぐれもご注意下さい。

昨年から三島駅~清水駅の区間で、以下のような手口の事件が発生しているそうです。狙われているのは、自閉傾向の方と学生みたいです。

よく歩きながら携帯に夢中になっている人を見掛けます。そんな人に男性がぶつかり転倒し、自分が使っている携帯が壊れたからと言って、弁償を求められ数万円を支払ってしまったというものです。

このケ-スは言われた当人が、携帯に夢中になっていて相手をよく見ていなかっただけに、状況把握がよくできず、相手の言いなりになってしまうようです。

そして警察に行って訴えても、こちらの思うようには取り合ってもらえないみたいです。「モノが壊れたのだから示談をしてください」という返事が返ってくるだけです。

そして厄介なのは、お金を直接要求しないで、壊れた携帯の弁償を求めるといったことから、お金だけを要求される詐欺事件には該当しないということです。

ですから、さも見ていなかった自分が悪かったような錯覚に陥りやすく、事件としても取り扱ってくれないことから、相手の思うままになるようです。

実に巧妙な手口です。こうしたケ-スが頻繁に発生していることから、警察もやっと動き出したみたいですが、くれぐれもその場で示談にしないことです。そしてそういったことが起こらないよう、歩く時はしっかりと前を向いて進むことです。

このように、いろいろなだましのテクニックを考えてくるものです。以前は世の中、性善説が主流でしたが、ここまでくるとこれからは性悪説で考えなければいけません。くれぐれもだまされないよう、気をつけるようにしましょう。