会長の”三行日記”

2013.05.21

元気な中高年 No.2395

 先週末、シニアのソフトボ-ル県大会があり、静岡・安倍川の河川敷グランドに行ってまいりました。すこやか長寿祭スポ-ツ大会と銘打ったものだったのですが、60歳以上のシニアのメンバ-が一同に会し、元気な姿を見せていました。

シニアというと年寄りの集まりと思うかもしれませんが、どうしてどうしてプレ-ぶりは昔取った○○で、シャープな動きで溌剌としていたものです。私どものチ-ムもなかなかのもので、ト-ナメントの試合、負ければそれで終わりなのですが、土曜日に2試合勝ち抜き、続く日曜日に行われた準決勝では焼津のチ-ムに勝ち、とうとう決勝進出です。

しかしながら決勝では好ゲ-ムだったのですが、どちらかと言えばミスの多かった私どもより、好投手を備え抜け目のないゲ-ムを進めていた磐田のチ-ムに軍配が上がってしまいました。勝てば10月に行われる高知での全国大会に出場できたのですが、後一歩のところでその夢が叶いませんでした。

やはりここ一番という試合ではミスをした方が負けです。ということで、残念ながら涙を呑んで沼津に引き揚げてきたのですが、自分のチ-ムながら良いチ-ムだなとつくづく感じたことがあります。

それは決して他より技量が優れているといったことではなく、チ-ムのまとまりの良さです。土曜日からの2日間、我がチ-ムからはそれぞれ25名ぐらいの多くの人たちがこの大会に出掛けました。でもその中で試合に出るのはたったの9人です。

まして負ければ終わりという試合では、そんなにメンバ-は替えれません。従って9人以外の人たちは2日間、安倍川まで通ってほとんど試合には出られないのです。中には高齢の方もいて、試合に出るよりゲ-ムを見て楽しむという方もいないわけではないのですが、決してそういう人ばかりではありません。

でも帰ってからの飲み会でも、皆さん和気藹々で試合に出れなかった鬱憤や不満など、一切聞くことがありません。私のように特別、技量が優れているわけではないのですが、4試合ずっと出場している人間には、そういう人たちを気の毒に思っても、心底秘めた気持ちなど、とても計り知ることはできないものです。

得てしてそういったところからチ-ムの綻(ほころ)びが大きくなっていくものですが、私どものチ-ムに関しては知る限りでは一切そういったものが見られず、愚痴を聞くこともありません。皆さん、大人だと言ってしまえばそれまでですが、そういった素晴らしいチ-ムに入っていて良かったと、つくづく感じたものです。