会長の”三行日記”
2013.04.01
やはり大物 No.2370
先々週は暖かい日が続いたため桜の開花を一気に縮めましたが、満開になった途端、先週などはちょっと肌寒い日が何日か続きました。これが花冷えと言うのでしょうが、例年ではこの天気や気温が普通なのかもしれません。
でもその桜も満開の艶やかさがすっかり消えてしまい、緑の葉っぱが目立つようになってしまいました。やはり4月までは持たなかったようです。さて今日からは新年度の4月です。初々しい新入生や新しい社会人にとっては希望のみなぎる時期でもあるわけです。
そんな中にあって、プロ野球でも注目のル-キ-が華々しいデビュ-を飾りました。ご存知、日本ハムにドラフト1位で入った大谷翔平選手です。開幕戦、8番ライトで先発メンバ-として起用された大谷選手、第1打席こそ見逃しの三振に倒れたものの、第2打席では見事なライト線の2塁打を放ちました。
また続く第3打席もランナ-を2塁において、打点1となるライト前タイムリ-を放ったのです。プロ野球に入った新人にとって、最初のヒットを打つということは私たちの想像以上に難しいと言われています。まして高卒ホヤホヤの新人選手です。
それがいとも簡単に相手のエ-ス級の球を打ち崩すのですから、やはりこの選手、大物と言ってよいのではないでしょうか。それにしても栗山監督、よくスタメンで使いましたね。これからのプロ野球の発展のことを考えたら、こうした多少のリスクがあっても、将来性を考えた大きな抜擢は必要ではないでしょうか。
それからこの大谷選手の二刀流について、いろいろな意見が飛び交っていますが、私は本人の持っている可能性を追求する意味で大賛成です。もちろん投手と打者の掛け持ちは、想像以上に大変だと思われます。
現に対西武戦、第3戦の野手としてのスタメンを外れたのは、投手としての準備を図っておかなければいけない事情があったように聞いています。打者はすぐ準備ができますが、投手として起用するのには事前にピッチング練習等、準備に時間が掛かるからです。
でも私たち観てる人間にとっては、今までにない大きな魅力です。何といっても160km近い球を投げるし、打者としても天性の柔らかいバッティングを兼ね備えているからです。とにかく大谷選手、大変ですが日本のプロ野球を大きく変える意味でも、やれるところまで、この二刀流でやってもらいたいものです。