会長の”三行日記”

2013.03.21

春爛漫 No.2365

早いものでお彼岸の中日も過ぎてしまいました。暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、このまま暖かくなってくれればよいのでしょうが、北国の人から言わせればそれは贅沢というものなのでしょうね。

それにしても暖かな日が続いたために、各地で咲き始めた桜の便りが多く聞こえてきます。例年なら入学式近辺なのでしょうが、今年はいち早く卒業式シ-ズンです。これでは今週の日曜日ぐらいが見頃となって、4月までは持たないのではないでしょうか。

全国各地における今年の開花はおよそ10~14日ぐらい、例年より早いと言われています。冬が寒かったのになぜと思ったのですが、かえって秋から冬にかけて寒い方が開花が早いというのです。

それはこの春に咲く桜は、前年の夏に花芽が作られると言います。そして花芽ができると成長はいったん止まり、休眠するというのです。それが「休眠打破」といって、秋から冬にかけて寒く、気温の低い日が続くとこの眠りから覚めるそうです。

そして春になって気温が上昇すると、再び成長が加速され開花されるという仕組みです。ですから冬が暖かいと休眠からしっかり覚めないため、開花が遅れてしまうのです。おもしろい仕組みですね。

そんなわけでこれから絶好の花見シ-ズンを迎えるわけですが、我が静岡県では知事が会長を務める県さくらの会というものがあり、県内にある67箇所のさくらの名所をホ-ムペ-ジで紹介しています。開花情報を4月中旬まで教えてくれるというのです。

その中でも我が地域の比較的知られている所といったら、門池公園、光長寺、香貫山、そして一番近い所では国道1号線のバイパス沿いといったところでしょうか。

今年は娘たちの家族も増えたことだし、できればみんなで繰り出し、おだやかな春の一日を楽しみたいと思っています。やはり暖かくなると面白いもので、私たちの心までうきうきして和んでくるものです。