会長の”三行日記”
2013.01.17
異常な寒さ No.2341
あれからもう18年になるのでしょうか。今日1月17日は阪神淡路大震災が起こった日です。改めて被災者のご冥福をお祈りいたします。またこの阪神同様、東北もいち早い復興を願っています。
さて本当に毎日寒い日が続いています。毎年のことながら、寒い冬になると暑かった夏が恋しくなるものです。東京や近くの御殿場でも、成人の日にもたらした大雪が路上に融けないで、凍り付いて滑りやすくなっているみたいです。
滑るというのは、センタ-試験を控えている受験生にとっては禁句ですが、くれぐれも気をつけてもらいたいと思っています。この寒さに慣れている北海道の方でも、今年の寒さは異常だと言われています。
そんなわけで一部生活にも支障が出ているわけですが、一方では厳寒を歓迎している人たちもいるみたいです。まず支障が出ている方では、11日の最低気温が零下19度まで冷え込んだ釧路では、深夜の自宅で「ビシッ、ビシッ」という音が聞こえてきます。
これはどうやら自宅の外壁が凍って出る音ではないかと言われます。そして中学生の娘が朝の通学中に、あくびをすると「涙が凍って目が開かない」と文句を言うほどの寒さみたいです。
また水道管の凍結による当局への相談は、例年の11倍ぐらいになるといいます。その他、除雪車が掻いても掻いても雪が積もって固まるために、除雪車が1日1~2km市か進めず、正月の3日からずっと運休の路線もあるとのことです。
一方、この寒さを逆手にとって、道北の枝幸(えさし)町歌登では11日の最低気温が零下31.2度と、28年ぶりに30度を下回ったそうですが、地元のホテルでは来る2月中旬にタイからの観光客40人を迎え入れます。
それは暖かい国からの人は、「寒さが厳しいほうがかえって喜んでくれる」ということからです。また道東の陸別町では2月の初め、恒例の人間耐寒テストといって、参加者が氷のかまくらの中で一夜を過ごすイベントに向けて、順調に準備を進めているそうです。
それから人気のある旭山動物園では、あえて厳冬を生かそうと、夜間営業まで考えているみたいです。園長はこの寒さと雪に覆われたホッキョクグマやトラの生態が、独特の雰囲気で楽しめるとのPRで呼びかけています。
とにかく雪国の方には叱られてしまいますが、暖かい静岡辺りに住んでいると雪は降らないし、零下何度なんて世界はとても考えられないものです。こうした厳しい環境に置かれていないから、俗に言う大モノという人物が出現しないのでしょうか。北国の方たちのご自愛をくれぐれも願っています。