会長の”三行日記”
2012.10.31
顔写真の取り違え No.2302
早いもので今日で10月も終わりです。年々秋が短くなっているようで、朝晩はもう冬の足音が聞こえてきそうなこの頃です。子どもに感染が多いと言われる、マイコプラズマ肺炎なるものが流行していると言います。くれぐれもご自愛下さい。
さて、こんなことが起こってよいのでしょうか。奇怪な事件である、尼崎市の連続変死事件で使われていた、複数の新聞やテレビに掲載の角田美代子被告の写真が全く別人だというのです。
23日頃になって読売新聞やテレビに掲載されていた写真に気づき、事件とは全く関係のない尼崎市に住む50代の女性が弁護士を通して発表したのです。
まったくあってはならないミスです。何しろ事件そのものが、凶悪極まるものなのです。既に民家の床下から3人の遺体が見つかっていて、その他にも5人ぐらいが行方不明となっている事件ですが、昨日もコンクリ-ト詰めになったドラム缶が岡山県の日生港で見つかりました。
日生はひなせと呼び、私も小豆島からの帰りのフェリ-で何度も降りている港です。このフェリ-が着くくらいの港ですから水深も深いゆえ、投棄する場所に選んだのではないでしょうか。
またこのドラム缶に入っていると思われる被害者の兄も、2005年に被告らと一緒に出掛けた沖縄旅行の際、万座毛の崖から転落死するという不審なことが起こっています。
このように全く理解に苦しむような奇怪な事件だけに、顔写真を間違えられた方の迷惑と言ったら、尋常なものではないはずです。つい先日もここでも触れたように、iPS細胞を使った世界初の臨床応用という、全くでたらめの記事が出たばかりです。
それゆえにただ謝って済むという、簡単なものではないはずです。マスメディアの果たす、責任の重さというものが少し軽視されているようにも思えるものです。
また重箱の隅を突付くような、揚げ足をとるような記事の多さに辟易しています。もっと読むだけで人々の心の中が明るく楽しくなるような記事がないものでしょうか。マスメディアは私たち読者や視聴者への責任や影響の大きさを、もっとしっかり自覚してもらいたいものです。