会長の”三行日記”

2012.10.01

力の差と国民レベルの違い No.2286

いよいよ今日から10月です。全てに良い季節だと思われますが、昨日の台風の影響はいかがだったでしょうか。私どもの地域は比較的雨もそんなに降らなかったのですが、場所によっては強風と大雨の被害があったことと思われます。
 
そんな中、静岡で親戚の不幸からお通夜があったのですが、台風がこれから来るというときでもあったので、早く出掛けてお通夜の前に失礼させていただきました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
 
さて日中韓それぞれの国の対決は、中国に軍配が上がりました。と言ってもこれは女子ゴルフの話題です。日本女子オ-プンの最終日、12時過ぎからNHKで生中継があった関係で、日本人の誰でもいいから頑張ってくれとテレビにかじりついていました。
 
中継直後は宮里美香さんとか北田瑠衣さんがスコアを伸ばし、首位に迫る勢いでしたのでこれはいけるかなと思ったのですが、残念ながら後半のINコ-スで失速してしまいました。
 
優勝は中国のフォン・シャンシャン選手が飾りました。4日間とも首位でその体格同様に、堂々たる勝利だったと思います。何しろ日本選手と違って危なげのないゴルフです。
 
やはり日本女子オ-プンという国内最高の大会だけに、距離は長くラフも長く伸ばしている難しいセッティングです。このため日本選手など、パ-オンどころか、ミドルホ-ルなどグリ-ンのかなり手前にセカンドショットを外している始末です。
 
でも優勝したフォン選手や、やはり優勝争いをしていたパク・インビ選手などはそんなことはなく、飛距離の違いや、ラフからのショットの力強さに力の差を感じてしまいました。
 
また190ヤ-ド以上の長いショ-トホ-ルでのクラブ選択にしても、一緒に回っている木戸選手のウッドに比べ、フォン選手は何と5番アイアンです。これでは結果は致し方ないかなと思ったくらいです。
 
もう少し日本選手の奮起を促したいものです。それにしても日本の観客はマナ-がよいですね。尖閣諸島問題でその関係が揺れ動いている両国なのですが、そんなことはおくびも出さないほど、このフォン選手に対しても気持ちよい拍手を送っていました。
 
もしその立場が逆だったらどうでしょうか。おそらくその出場すら危ぶまれたはずです。このへんが中国と違った日本人のレベルの高さです。一部中国内では日本人作家の本を書店から外されるようなこともありますが、このようにスポ-ツや文化の世界にはこうした煩わしい問題を一切持ち込みたくないものです。