会長の”三行日記”

2012.08.28

企業は人なり No.2264

先週初めより弊社女子事務員が無事、復帰いたしました。1月下旬に倒れてから実に7ヶ月ぶりの出社です。多くの関係各位にご心配をお掛けしましたが、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
 
この7ヶ月の間、会社の窓口となる彼女がいない関係で、製作現場に携わらない人間としては、少数しか抱えていない弊社では私が電話番等、その代役を引き受けざるを得ませんでした。
 
中にはいつも社長自身が直接電話に出るものですから、慰めていただく人もいたくらいです。また部品や資材等の調達もそれ以前、彼女に全部任せていた関係で、これもやらざるを得ませんでした。
 
正直言って結構きついものがありました。ただこの仕事を私がやり始めた当時は、当然何から何まで自分でこなしていたわけですが、それからは大分時は経っているし、状況も変わっているというものです。
 
部品によって購入先も違うことから、彼女の作ったリストを見ながらの発注だったり、見積に関する材料関係の価格問合せも全て自分自身で行わなければなりません。
 
こうした作業が本来の職務に加わってくるのですから、少し煩わしかったかもしれません。改めて彼女が会社にいてくれて、卒なく処理していたそれ以前を有難く思ったものです。
 
昨日も納品書をチェックしていた彼女が、「社長、注文書の数量は1つだけなのですが、別々の納品書として2ケ入ってきたことになっています」と指摘してくれました。
 
これなどはまさに、きめ細かくやってくれる彼女でなければ気がつかないことで、私などでは到底そこまではチェックできないことです。また会社としては、そこまで当然やらなければいけないことでもあるわけです。
 
やはり企業は人なりですね。彼女が出てきてからは心置きなく会社を離れることができるし、また営業活動等考えたら、それが本来の社長業とも言えるわけです。
 
一部取引先等、こんな弊社の勝手な事情で、ご迷惑をお掛けしたところもあることと思われますが、どうぞご容赦いただきたいと思います。とにかく、彼女が大きな後遺症もなく復帰できたことに感謝すると共に、心機一転、益々本来の業務に励まなければと思っているしだいです。