会長の”三行日記”
2012.07.20
渡米組の浮き沈み No.2249
海の向こうの大リ-グではブルワ-ズ・青木選手が頑張っています。17日のカ-ジナル戦まで20戦連続出塁とのことで、1番打者としての責任を見事に果たしています。
1番という打順はヤクルト時代と同じで、足が速く出塁率の高い、青木選手の持ち味を十二分に生かしているのではないでしょうか。そのままの自分を出し、できるだけ三振をしないように心がけているとのことですが、粘りに粘って本当に嫌らしい1番バッタ-になって欲しいものです。
この青木選手、大学時代の早大野球部では阪神・鳥谷選手と同じチ-ムメ-トらしいのですが、プロ野球に入った頃はスタ-選手として騒がれていた鳥谷選手に比べれば、いまいち目立たない存在だったようです。
従って熱望されて阪神に入団した同選手の契約金に比べたら、だいぶ開きがあったようです。ですからその頃から両選手のライバル意識、特に青木選手の彼に対しての意識は、かなり大きかったとのことです。
また今シ-ズン初め、大リ-グ入りした青木選手にも、以前にも触れましたようにかなり冷たい扱いを受け、当初は代打や控えで出番もなかなか、なかったものです。
こうした雑草魂が現在の青木選手を支えているのではないでしょうか。イチロ-選手は別として、今シ-ズンなかなか調子の波に乗れない松井選手や、前球団を解雇されヤンキ-スのマイナ-チ-ムから出直しとなった福留選手、また西岡選手など、不振の続く日本人大リ-ガ-の中で、存在感を見せつけているのはこの青木選手しかいないような状態です。
それにしても松井選手はどうしたのでしょうか。例年、夏場になってくれば元気になってくるのですが、今のままではマイナ-に落とされても仕方のない成績です。
以前より少ないチャンスを活かさなければならず、大変には違いありませんが、かつては日本プロ野球を代表する選手だっただけに意地を見せて欲しいものです。
そうしてみると、やはりイチロ-選手は偉大です。今シ-ズン調子がいまいち上がらないと言っても、マイナ-落ちなどの懸念が全くない、欠くことのできない存在感を示します。
あとその他、黒田投手を除いてはあまりパッとしない渡米組だけに、このままでは日本プロ野球そのものが軽視されてしまいます。何とか日本人ここにあり、といった意地を見せてもらいたいものです。