会長の”三行日記”

2012.05.21

ここ一番 No.2211

朝早くからメガネを持って待ち構えていたのですが、残念ながら我が地域では曇っていて、金環日食は観ることができませんでした。それでも7時ごろには雲の間から太陽が覗いていましたので、右上が欠けた太陽を少し観れました。
 
多くの人が楽しみにしていただけに残念です。でも日本では所によって、しっかりとこの金環日食を眺めることができた地域もあったようです。今度は2030年、北海道で観ることができるそうです。でも果たして、それまで元気で生き延びていることができるでしょうか。
 
またもう一つ残念だったのが、昨日の大相撲です。37場所ぶりに日本人の優勝力士が出るかと期待されていたのですが、これも叶わぬ夢と消え去りました。横綱・白鵬が今場所不調だっただけに、絶好のチャンスだったのですが、なかなか思うようにいかないものです。
 
責めるわけではないのですが、大関・稀勢の里に何とかしてもらいたかったものです。でも優勝を意識してから、変に相撲が硬くなってしまったようです。やはりここ一番という、勝負強さが外人と日本人に違いがあるのでしょうか。
 
朝日新聞の天声人語に、現在の大相撲を指して、「ウィンブルドン現象」という奇怪な言葉が登場していました。経済用語とのことですが、市場開放した結果、国内企業が外資系に食われる有り様を、地元勢が活躍できない英国のテニス大会になぞらえて、そう呼んでいるそうです。
 
国技を自負している我が国の大相撲も、それに似たような「場所貸し」の状態ではないかと指摘していたのです。やっと国技館に日本人力士の優勝額が飾れると、期待していた方も多かったのではないでしょうか。
 
これでは来るロンドン五輪でも、推して知るべしの結果に終わるかもしれません。その実力というよりはむしろハ-トの問題のような気がします。また我がチ-ムが昨日の県大会のシニアソフトボ-ルで優勝したのですが、私自身の結果からすれば、あんまり人のことを言えたものではないかもしれません。
 
それだけ、プレッシャ-の掛かった場面では、なかなか十分実力を発揮できるものではありません。ここで発揮できるかどうかで、その真価が問われているものです。
 
付け足しになってしまいましたが、優勝した旭天鵬関は37歳、先場所は引退まで考えたというだけに、本当に良かったですね。モンゴル力士の草分け的存在で、横綱・白鵬も涙したと言います。永年の努力が報われ、皆に慕われていたからこその優勝だったのではないでしょうか。