会長の”三行日記”

2012.03.01

格安航空会社(LCC)の運行開始 No.2167

いよいよ今日から3月です。でもこのところ雨が多いですね。この時期、菜種梅雨とも言われるようですが、一雨ごとに春が近づいて欲しいものです。
 
さて、3月1日今日からいよいよ格安航空会社(LCC)が運行を開始します。そのトップを切って、関西国際空港を起点とする、ピ-チ・アビエ-ションなる会社の札幌便が一番機として飛び立ちました。
 
同機に搭乗した感想文が記されていましたが、最新のボーイング787のような快適さは無理にしても、新品のエアバスA320だけに、他の機種と比べても座席の広さ以外は大きな差異を感じないと言われていました。
 
ですから思ったより我慢を強いられるということも少ないようです。ただ徹底したケチケチ作戦ゆえに、座席に映画などを楽しめる液晶モニターや、座席前のポケットに機内誌などはなく、機内食は全て有料となります。
 
でも利用者が一番気になる安全面では、格安航空会社3社とも新品のエアバスA320を使用しているとのことです。これは新しい方がトラブルも少なく、整備経費も安上がりで済むという理由からです。
 
そして日航を退職したベテランパイロットを多く雇った会社もあり、安全性は高いと言われていますから、安いからといって心配は要らないかもしれません。
 
ただ面白いのは料金に買い時ということがある点です。今回就航した札幌行き初便についても、売り出し初日の昨年12月27日時点では最安価格は14780円でした。
 
しかし、今年になって2月21日には4780円と大きく下落し、27日には7980円まで上昇、また前日の29日には廉価なハッピーピーチは受け付け終了でしたが、1個分の預け入れ手荷物料金や座席指定料金が含まれるハッピーピーチプラスは9480円と、その価格に大きな変動があります。
 
ですから結果的には売り出し初日が一番高いことになり、早く予約すれば安くなるというものではありません。そして予約は電話よりインタ-ネットの方が安いそうですが、一番安い運賃では預け入れ荷物や座席指定にも料金がかかるし、足下の広い座席も別料金とのことです。
 
でも安全面だけでもしっかり配慮してもらえれば、フライト中の多少の窮屈や不便さは我慢できるというものです。とにかく飛行機は高いものだと思っていただけに、格安運賃はとても歓迎できる嬉しいものです。