会長の”三行日記”
2012.01.19
レンジャ-ズ入り No.2139
ダルビッシュ投手のレンジャ-ズ入りが決まりました。契約は何と6年契約で総額約6000万ドルと言われています。日本円に直すと、約46億2000万円ですから、年俸で7億7000万円ですか、何とも凄い数字です。
これは大リ-グに渡った日本人選手の中では、松坂投手がレッドソックス入りした際の6年総額5200万ドルを抜いて、最高額とも言われています。
それだけ彼に対する期待が高いのでしょう。また十分その期待通りの働きをしてくれるのではないかと、予想できるものです。何しろストレ-トの威力に加え、変化球のキレが半端ではありません。
一番打ちにくい、打者の手元で変化してくるのです。それにこうした変化球の球種の多さも加わっています。これではいくらパワ-のメジャ-リ-ガ-でも、なかなか苦戦させられるのではないでしょうか。
またここ一番での無駄なランナ-を出さない集中力にも凄いものがあります。何しろ東北高から日本ハムに入団し、2年目から昨年まで6年連続二桁勝利、3年目からは5年連続防御率1点台をマークしています。
この防御率が全てを物語っているのではないでしょうか。防御率1点台というのは投手が9回投げて2点以上取られていないということです。それを5年も続けているというのは、味方のエラ-などにも動揺しない、並みの集中力ではないという証明です。
こうした私たちの期待を一身に背負ったダルビッシュ投手が、大きく日本人の溜飲を下げてくれるのではないかと思われるものです。それというのも、ダルビッシュ投手以外の日本人選手、特に野手の評価が下がっているからです。
ポスティング制度で大リ-グ入りを果たそうとした、西武の中島選手がヤンキ-スで控え扱いの評価で断念させられたり、ここで何とかブルワーズ入りが決まったヤクルトの青木選手にしても、入団前のテストをさせられたと聞きます。
日本では200本安打も放ち、首位打者を3回も取っている選手に対してもこの扱いです。明らかに日本人選手への評価が低くなっているのではないでしょうか。
とにかく、ダルビッシュ投手の快投で、あの大リ-ガ-達がキリキリ舞いするところを是非眺めてみたいものです。今年のメジャ-が本当に楽しみになりました。