会長の”三行日記”

2011.09.26

ファ-ストレディ No.2079

野田首相の奥様、野田仁実さんが外交デビュ-を果たしました。この度の首相の訪米に伴うもので、9.11の世界貿易センタービル関連施設を視察・献花したり、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場などでも、関係者に3.11災害への各国支援に対し謝意を述べるなど、首相とは別行動で頑張っているようです。
 
親しい周囲の方からは、控え目で地味なタイプで、首相を飛び越えて目立ってしまうような、前首相や前々首相の奥様のようなタイプとは異なると言います。世は苦境の中、五輪出場を果たしたなでしこブ-ムに湧いていますが、野田さんの奥様もあまり周囲から批判を受けるようなことが見つからず、大和撫子そのものだとも言われているのです。
 
そしてその風貌も、ちょっぴり夫婦がよく似ているようなところもあり、ポッチャリタイプの可愛いような感じです。でも20年ぐらい前の写真を見ると、浅野ゆう子似と言われるくらい、野田さんが一目惚れしたというのも頷ける、なかなかの美人です。
 
こうした風貌そのものよりも、素適な人だなと思ったのがその活動についてです。障害児施設などもボランティアでよく訪れていると言い、いわゆる政治家の奥さんという雰囲気は全く感じさせないようです。
 
そう言えば首相になった直後の会見で、野田さんは家族はどのように言っていましたかとの問いに、「まだ連絡が取れていません。先程、電話したら留守番電話になっていました」と、答えていたのを思い出しました。
 
そのくらい、あまり表にしゃしゃり出るのが好きでない、普通の人なのでしょう。今度の震災でも被災地へのボランティアに出掛けたと言います。それも政治家の奥さんという肩書きを伏せての行動だったと聞いています。
 
また実家は江戸川区の町工場だと言います。だからと言って、野田さんが就任後のこの訪米前、大田区の中小企業の町工場を訪れたわけではないでしょうが、少なくとも今までの中小企業などとは無縁の家系出身の方とは大違いです。
 
それから野田家の家計は全てこの奥様がやりくりしているそうです。総理になる前、財務大臣として国の会計を仕切っていた旦那を押しのけ、家でのやりくりを全てこの奥様が担っているというのも面白い話ですが、そのくらい当たり前の家庭なのでしょう。
 
是非、こうした庶民感覚で、国家の明日を左右する総理大臣である夫への、良妻賢母としての役割を担ってもらいたいものです。でもでしゃばりな方ではないと言いますから、きっと越権行為である、差し出がましい余分なことは言わないのでしょうね。