会長の”三行日記”

2011.09.05

頑張りがその将来を変える No.2067

ノロノロ台風が和歌山県はじめ近畿地方に多くの被害をもたらしました。これは何よりも雨が凄く、その記録的な降水量から、河川の氾濫や土砂崩れを招いたからです。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 
毎日のようにテレビを賑わせていた、世界陸上が終わりました。ボルトの200m決勝がいつ始まるのかと、なでしこの韓国戦を観ながら、何度かチャンネルを切り替えた、落ち着かぬ日もがあったくらいです。
 
また昨日のマラソンに出場した、埼玉県職員の川内優輝選手も、後半必死な粘りで日本の団体銀メダルに貢献しました。実業団に所属しない市民ランナ-なだけに、多くの人から期待され、注目が集まっていて、結構プレッシャ-もあったでしょうが、よく頑張ったと思います。
 
今回の出場に関しても、有給休暇扱いとのことで、明日6日からは通常通りの出勤となるようです。このようなサラリ-マン選手で、練習も限られていて、なかなかできないことから、本当によくやったと言えるのではないでしょうか。
 
さてタイと韓国に2連勝した、なでしこについてです。メンバ-を落としたタイ戦はともかくとして、土曜日の韓国戦は少しハラハラさせられました。良い流れだったのは前半の開始早々の時間帯だけで、特に後半など、本来の綺麗なパス回しも見せれないほど、終始韓国のペ-スになっていたように思われます。
 
やはり少し疲れているのでしょうか。何しろ今日のオ-ストラリア戦まで、5日間で3試合という強行軍です。またそれに加え、世界一となり勝ちを義務付けられている、今までとは違ったプレッシャ-もあるからでしょうか。
 
ちょうど今から3年前の北京五輪、準決勝でアメリカに、そして3位決定戦でドイツに敗れたといっても、このなでしこのメンバ-の間では、口惜しさどころか、ここまでやれたという満足感すら漂っていたようです。
 
それが今回のワ-ルドカップで、早い段階で強豪ドイツを下し、準決勝でスウェ-デン、そして決勝で24戦して一度も勝ったことのないアメリカまで破り、その頂点に着いたのです。
 
これは真の実力がNO.1となったわけではないにしろ、たった3年で、その立場が大きく変わったことには違いありません。何しろ対戦チ-ムの挑み方が変わってきて、今までの追う立場から追われる者となったのです。これは大きな違いではないでしょうか。
 
それでもこうして苦しみながらも、何とか試合に勝ち、勝ち点3を獲るのはさすがです。北京五輪で日本に勝ったアメリカの女性監督が、こう言って日本チ-ムを褒め称えたそうです。
 
「なでしこのサッカーは女子サッカーの未来である」その言葉どおりの結果を出しつつある、なでしこのサッカ-だけに、本来の流れるような、美しいパス回しのサッカ-を今日のオ-ストラリア戦では是非見せてもらいたいものです。
 
それが川内選手ではないのですが、まだまだサラリ-マン選手の多い、日本女子サッカ-界のこれからを大きく変えていく、望んでいるところに繋がるのではないでしょうか。
 
明日は早朝より、軽井沢にモノレ-ルの工事で調整依頼があり出張します。カキコミは休ませて下さい。