会長の”三行日記”
2011.01.26
ザック・ジャパン、激戦を征す No.1943
やあ、日本がやっと勝ちました。昨夜というか、日付が変わった夜中1時頃、アジアカップ、日本対韓国戦は前後半各15分の延長戦でも決着がつかず、PK戦の末3-0で日本が勝利を収めました。
この激戦の影響で、今日は寝不足の方が多いのではないでしょうか。中継したテレビ朝日の平気視聴率は何と35.1%と言われます。いつもなら途中眠くなって布団の中にもぐってしまうのですが、昨夜は不思議と眼が冴え、画面から目が離せなくなるほどの熱戦でした。
サッカ-の細かなことは何も知らない私がまた能書きをたれると、その道に詳しい友人からお叱りを受けるかもしれませんが、昨日の試合の一番の立役者はザッケローニ監督ではないかと思います。
というのは、延長戦の前半、日本が勝ち越しの2点目を挙げた際、PKとしては一度外してしまった本田選手を、決着のついたPK戦の最初のキッカ-に起用したことです。
この日本の2点目は本田選手がPKを外した後、細貝選手がこぼれ球を果敢に突っ込んで、何とか得点に繋げたのです。ですから一度外している本田選手を最初に起用するというのは、結構勇気が要るものでした。
ですが監督からはその信頼が厚かったのでしょう。そして日本のエ-スとして、自他共に認めさせる意味でも最初に起用したのではないかと思います。
この最初に蹴った本田選手の見事なゴ-ルは、それからの日本の選手に大きな勇気を与え、勢いづかせたものと思われます。またここで、一日の休みの違いが両チ-ムに出たのではないかと思います。
もちろん、GKの川島選手のファインセ-ブはありましたが、韓国選手は延長戦で力を使い果たし、もういっぱい、いっぱいだったように見えました。これが予想外の3人連続で外すという結果に繋がったのではないでしょうか。
それにしても、延長の勝ち越しゴ-ルを決めた後の日本は、前線を下げて守りに終始し、ちょっといただけなかったですね。解説の松木さんが言っていたように、守備陣を下げ、その数を増やしたからと言って、相手の攻撃を防げるというものではありません。
ですからボ-ルを持ってもパスが繋がらず、また味方の選手も少ないだけに、それまでの攻撃が影を潜めてしまいました。これでは観ていて面白いものではなく、最後の最後で相手に掴まってしまったのです。
やはり「攻撃は最大の防御なり」ということでしょう。虎の子の1点を守って逃げ切るのではなく、さらに追加点を挙げるようなサッカ-を、次の決勝戦では是非見せてもらいたいものです。でもよく頑張りましたね。宿敵・韓国に勝てて何よりです。