会長の”三行日記”
2011.01.19
衰えを知らない河村旋風 No.1940
名古屋市からちょっと目を離せなくなっています。ご存知、河村市長の動きです。既にご承知の通り、河村さんは市民税10%減税の恒久化や議員の定数・報酬の半減を掲げ、反対する議会と対立し、名古屋市議会解散請求(リコール)の署名運動を行いました。
その結果、住民投票に持ち込み、また自らも市長を辞職して出直し市長選に改めて立つという、荒業に出ています。
伝えるところによると、この河村旋風が各陣営から「大衆迎合」との批判を浴びているものの、一向にその人気が衰えを見せないほどの勢いだとのことです。
2月6日に上記の住民投票と市長選の他、愛知県知事選を加えたトリプル選挙が行われることになっています。この知事選にも、盟友といわれる大村秀章衆院議員を担ぎ出し、民主・自民党の2大政党にも真っ向から挑んでいるものです。
その結果、この河村人気で民主・自民の対立候補も結構、大変な選挙戦を強いられているみたいです。民主党が反河村で市長選に立てた石田芳弘衆院議員も、街頭で市民に支持を訴えると次の言葉が返ってくるとのことです。
「あかん。わしは河村だであかん」と断わられ、「なぜ」と問うと、「おもしれえがや。市議会混乱させてまって、痛快だがや」という返事です。
また他の民主党県議も街頭で「たかしの邪魔すんな」と罵声を浴び「参議院選のときより逆風がひどい」とぼやいています。
一方の県知事選に立つ自民党の対立候補も同様で、同県連が強く推しているにもかかわらず、自民党を抜けた大村氏への支援をする国会議員が少なくなく、党本部推薦を見送ったほどです。
そうした動きもあることゆえ、結果は河村旋風が大きく影響をもたらすのではないでしょうか。とにかく、自身の市長報酬も極力抑えて奮闘している河村さんゆえ、市民には大きな説得力を持つものと思われます。
河村さんの次の言葉が全てを物語っているのではないでしょうか。「中核は議員報酬(の高さ)でしょう。市民の皆さん、安月給で何とか工夫しながらみんな生きとる。だけど議員さんは自分で決める。日本中に広がる政治に対する怒りがあった。」
まず隗より始めよの言葉どおり、実践しなければ何も変わるものではありません。
明日20日は私用で一日休暇をいただきますので、カキコミは休ませて下さい。