--------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月30日(金) NO.334 ファンサ-ビス     イチロ-を初めとする、日本人プレ-ヤ-が活躍していることから盛り上がる大リ-グですが、   日本のプロ野球と基本的に違うのは、観客にも本当にゲ-ムを楽しんでもらおうとする姿勢です。   まずスタンドに入ったファ-ルボ-ルは全てそれぞれにプレゼントします。ですから球場に駆けつ   けるお客は手に手にグラブを引き下げての観戦です。ファ-ルボ-ルやイニング交代の時は、係   員と選手がスタンドにボ-ルを投げ入れてくれます。小さな子供達はこれを楽しみに球場にやって   くるとも言えるでしょう。それがそのまま野球ファンとなり、選手予備軍として底辺拡大にも努めるこ   とになります。   それからもう1つ、7回になると観客が一斉に立ち上がり、正式名は忘れましたが、”皆で球場に   一緒に出掛けよう”の歌を合唱します。これが何よりも良いですね。   確かに阪神タイガ-スの六甲下ろしやジェット風船など、味方ファンが一体となってやっているもの   が日本でもありますが、ファン主導のもので、敵味方なく球場が一体となる演出にはなりません。   何よりも選手予備軍を、小さな時からしっかり捕まえておくことを考えて置かないと、日本のプロ野   球はそのうち行き詰まることになるかもしれません。   そこに感動さえあれば、リピ-トがきっとあるはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月29日(木) NO.333 忙しい毎日から     何だかんだと、いろいろな用事で夕方からは、ほとんど毎日出掛けることが続いています。   やれPTAとか、同友会、OB会、金融機関関連等、相手変わっても主変わらずで、家で夕食をとる   ことがままなりません。特にこの4月、5月の時期は総会とか年度当初の会合が多いことからも   仕方がないかもしれません。   特にPTA関係は、家に帰ると毎日のように市P連や市役所からの手紙が届いています。既に終わ   った今週の火曜日には「市青少年育成団体連絡協議会の理事会」、そして昨日の案内では「住み   よい沼津をつくる市民運動連絡協議会」、もう1通は「市町村合併を推進する会」設立総会と、正直   どれがどれだか分からない、いろいろな開催案内が届きます。これらは全て市P連本来のもので   はなく、全て関連団体への当て職からです。自分の性格上、出掛けて行ってそれぞれに役が就い   たりすると、さも毎回出なければいけない気になりますが、ここが注意しなければいけない点です。   とにかく忙しかった5月も、もう少しで終わります。今の予定では比較的6月は余裕があります。   気候的にも良いことから、爽やかにウォ-キング等、健康増進に努めたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月28日(水) NO.332 神の手     脳外科医の福島孝徳先生に密着したテレビドキュメント、情熱大陸を見ました。   東大の医学部卒業で、そのまま進めば確約された地位が保障されているにもかかわらず、敢えて   その道を捨て、脳外科医として最先端の手術現場一筋に歩む人の紹介です。   氏は鍵穴手術と呼ばれ、内視鏡を使い側頭骨に2㎝ぐらいの小さな穴をあけ、患部を切除・縫合   する世界最先端の手術法を確立した人でも知られています。この方法は従来の頭蓋骨切開手術   に比べても治癒する時間が早く、術後まもなく医師と患者が語り合っている姿も紹介していました。   しかし鍵穴と呼ばれることからも、その難易度は高く、60歳になる福島先生に頼ることが多く、   その手腕が”神の手”とも称されている所以です。   現在アメリカに住む先生ですが、たかだか1週間か10日の日本滞在中、休みなく北から南まで   1日2~3回の手術を行っている精力的な姿をカメラは追っていました。何がそこまで駆り立てて   いるかの問いかけに、「自分、もしくは家族がこの病気を持っていたら、どうしてもらいたいか」との   返事です。そして「患者の笑顔を見たいから」と付け加えた言葉の中に、世の中への強い自分の   意志と使命を感じさせられました。名より実と、自分の好きな道を選択した先生ですが、結局は   しっかりと名前を残すことになっています。その生き方に爽やかな感動を覚えました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月27日(火) NO.331 谷村新司コンサ-トより     先週末、谷村新司のコンサ-トが地元、沼津市民文化センタ-であり、妻と二人で出掛けました   一度は聴いてみたいと思っていたア-ティストだけに、やはり素晴らしいですね。   その歌声だけではなく、ト-クも一流です。いろいろと面白い話題を語り掛けていましたが、次の曲   への繋ぎとなるト-クのかみ合いがとても良いのです。もちろんそれなりのシナリオがあるでしょう   が、観客全部の目を自分に引きつける話術というか、テクニックが素晴らしいのです。   熟年を迎える同世代だけにこんなことも言っていました。   人間には持って生まれた2つの命がある。1つは自分の力ではどうにもならない「宿命」と、自分の   力でも切り開くことができる「運命」の2つである。運命はいくらでも自分自身で変えれるんだよ。   「夢また夢ならず」夢を夢と思わず、夢を持ちそれに近づく努力する限り、現実に変えることができ   るんだよ。また今は厳しい、こんな時代だが、しゃがんで力を貯えていると思った方がよい。   大きくジャンプするのには、1回しゃがまなければいけないでしょう。   どれも含蓄のある言葉ばかりです。数多く唄った中で、自分がカラオケでも好んで唄う「群青」が   やはり一番良かったですね。一流ア-ティストの素晴らしさと、ナマの醍醐味から、思わず最後に   は感動してスタンディングオベ-ションしている、自分がそこにはありました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月26日(月) NO.330 成功した経営者夫人の共通項     成功した経営者の夫人には共通したものがあると、頂いた資料の中に載っていました。   なかなか、その思いとは裏腹な現状である経営者の一人ですが、そうしたものを目指す意味でも   参考に掲載させて頂きました。   第1に健康であること。長時間労働に耐えうる頑健さと、少々のモノを食べてもあたらない体の持    ち主であることです。   第2は真面目な努力家であること。人が見ていようといまいと、コツコツと働き、皆が喜ぶ創意工夫   の努力を心がけている人です。   第3に虚栄心の少ない地味な人であること。少しの成功でも今までの生き方を変えることがなく、   皆様のおかげで今日があるといった謙虚さを備えている人です。   第4は人に好かれること。常に相手の立場で物が考えられる、幅の広い心の持ち主です。   最後は美人でないこと。醜いといった意味ではなく、容姿はさておき、愛嬌のあることを指します。   また近寄りがたいといった美人ではなく、明るく前向きになれたり、知らないうちに周囲の人々の心   を自然に開かせている人のことを指すそうです。   どうですか。あなた自身はいくつ当てはまるでしょうか。誰ですか、私は美人だから最後の項目で   引っかかってしまったなどと言う人は?肩から重い荷物を降ろしてやって下さい。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月23日(金) NO.329 都知事の行動力     やはり、石原慎太郎東京都知事は行動力がありますね。過日、当選後にこの欄で触れました   通り、都がやる気のある中小企業向けに金融機関を設立するといった構想を述べていましたが、   早速、新銀行の基本構想をまとめ上げました。   資本金は1500億円。うち1000億円程度を都が出資し、民間企業などから約500億円を募ると   いうことです。もちろん自治体が母体の銀行は初めての話で、2004年度の開業と2兆円の預金   量をめざしているとのことです。   言うだけで遅々として進まないのがお役所仕事ですが、都知事はさすがです。りそな銀行の国有   化という深刻な金融問題を抱える日本経済ですが、尊い国民の血税の集積とも言える公的資金   が使われるだけに、再生という言葉に誤魔化されることなく、注意してその行方を見守っていきた   いものです。ただ無駄に使われないことを祈っています、小泉さん!   少しは言うだけでなく、その行動力を見習ってみてはどうですか? --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月22日(木) NO.328 観光地のSARSによる影響     お騒がせSARSの台湾人医師が日本の各地を観光したおかげで、京都・兵庫など観光地が   飛んだとばっちりを受けてしまいました。幸い日本人への影響はないようですので、明日にでも安   全宣言を出すとのことですが、本当にいい迷惑です。大阪の都ホテルではプロ野球球団の宿泊   キャンセルがあったと聞きますし、他の宿泊施設等も同様なキャンセルが相次いでいるとのことで   す。妻の実家のある小豆島でも、その影響は少なくないようです。   元々地場産業を持たないこの島は、今では島に落ちる観光収入が貴重な財源となっています。   オリ-ブの島と言われ、近年やっと回復してきた観光客が、ここでまた減ってしまっては一大事で   す。そんなことのないよう祈りたいと思います。   でもSARSの患者を診た医師が、そんなに時間を置かず国外へ観光旅行とは、やはり非常識な   話です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月21日(水) NO.327 横綱の品格     横綱、朝青龍の品格が問われています。9日目の同じモンゴル出身の先輩力士、旭鷲山戦の   一番で負けた後、相手をにらめつけたり、さがりをぶつけたりして、その態度が悪いからです。この   対戦力士の旭鷲山は金星を奪った後も、支度部屋でしばらく怒りが収まらなかったと聞きます。   それというのも、今でこそ朝青龍は横綱という最高位にいますが、彼が子供の頃、既に旭鷲山は   モンゴル出身力士の先駆者として、国民的英雄の存在であり、後から朝青龍が高校に相撲留学し   た時も小遣いをあげたこともあったと言います。   横綱になる時から、この問題は言われていたことですが、とにかく最高位であるこの地位は人格的   にも完成されたものを求められます。こうしたものは少しづつ育んでいけばよいと思うのですが、   先輩とか、年上の人間を敬うといった気持ちは長い間習慣づけられていなくては養われません。   聞くと、モンゴル相撲の世界では、地位が上がっても先輩に対しては礼を忘れてはいけないという   教えがあるといいます。ですからちょっと地位にあぐらをかいているところがあるかもしれません。   でも難しいなと思うのが、スポ-ツや勝負の世界では、こうした本人の技量以外には無関係や無   関心な人ほど、実力を発揮しているものです。小さなと言っては語弊があるかもしれませんが、   それにあまり拘っていては大成できないとも言えます。   しかし、「郷に入っては郷に従う」の言葉もある通り、日本で相撲を取る以上、やはり愛される横綱   を目指してもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月20日(火) NO.326 修学旅行     中学3年生になる息子が、先週修学旅行から帰ってきました。生憎お天気には恵まれなかった   みたいですが、楽しい思い出をいっぱい詰め込んできたようです。   この旅行に出掛ける前、テ-ブルに修学旅行と書かれた個人用のファイルが置いてありましたの   で、ちょっと内緒で覗かせて頂きました。いろいろと細かな注意事項やら現地での行動計画、さら   には自分達が選ぶことのできる目的地の事前調査まで、各ペ-ジぎっしりと詰まっていました。   飛鳥、奈良、京都がその行き先で、雨のため中止になったようですが、1日目は自転車で各班ごと   に飛鳥の古き街を訪ねる計画だったようです。   その内容から、ずいぶん子供達の自主性を尊重し、育むものを感じました。もう35年以上もの前   になりますが、自分達の修学旅行を思い出していました。コ-スは全て予め予定されたもので、私   達はバスの車掌さんの旗にただついていけばよかったし、旅館も言われるままに行動していたよう   な気がします。ただ1つ、夜の布団についてからの枕投げを除いて...   それが今では、生徒達がコ-スの順路から乗り物や拝観料などの予算の設定までしなければい   けません。自分でしっかり考え、責任を持って行動するといった面からも、とても貴重な体験だと思   います。   家に戻った息子が、よくそんなにバッグに入れてきたと思えるくらいのみやげを拡げていました。   それは、年寄りも含めた7人家族の一人一人に気を遣ったものばかりでした。自分のものはと声を   掛けるのをためらうほど、普段では見られない大家族の持つ優しさが、そこにはありました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月19日(月) NO.325 阪神タイガ-スが元気   昨夜までの対巨人3連戦で、阪神タイガ-スがこのカ-ド今期3度目の勝ち越しを果たしました。   とにかく阪神が元気です。今期18度目の逆転勝利と言われるように、今年は中盤から終盤に掛   けて目が離せれない試合を続けています。   昨夜も2点リ-ドされた6回、金本・アリアスのホ-ムランで追いつくと、続く7回1死3塁から今岡   のタイムリ-で逆転、さらに満塁とした後、代打の神様と呼ばれる八木の見事なライト前ヒットで   3点差に拡げました。星野監督の打つ手が面白いように決まっています。   例年では開幕直後の勢いが、もうそろそろ萎んでくる頃です。でも今年は新加入の伊良部、ウィリ   アムスの投手陣に加え、広島から移籍した金本が頑張り、移籍2年目の片岡も刺激され、この助   っ人効果で良い結果を残しています。ここまで来たら「ホンモノ」と言えるのではないでしょうか。   かつて優勝した85年以来の主砲3連発(当時はバ-ス・掛布・岡田、今年は浜中・片岡・アリアス   )も先日ありました。何かひょっとしたらと思わせる一面でもあります。でもこの15年以上、阪神ファ   ンはずいぶんと裏切られていることから、なかなか確信は持てないでしょう。   大きなポイントは死のロ-ドと言われる、夏の高校野球が始まり、甲子園球場を使えなくなる時期   までにいかに貯金を稼げるかだと思います。   とにかく阪神が元気なことは、野球ファンにとって大きな楽しみが増えることでもあります。私もそ   のファンではありませんが、今年は優勝して、あの甲子園で繰り広げられる、六甲下ろしの大合唱   を是非聞いてみたいとも思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月16日(金) NO.324 あいさつについて     中学PTA常任理事会で、出席されていた校長先生他3人の先生方に、苦言ではないのですが   全般的に先生方の挨拶の悪さについて触れさせて頂きました。   PTAが協力して行っている朝のあいさつ運動について、ちょうど話題になりましたので、以前から   感じていた、この問題についてどうしても黙っていられなくなったからです。   私はこのPTAに首を突っ込んで3年目になりますが、日頃何かと学校へ出掛ける用事があります   その多くは校長先生や教頭先生に接する機会で、何も問題なく、むしろいろいろとお気遣いされる   関係で、かえって恐縮してしまうのですが、時々は職員室にも顔出しします。私のことですから、決   して小さな声ではないと思うのですが、入口で「こんにちわ」とか「こんばんわ」の挨拶をしながら   中に入っていきます。でもそれに答えてくれる先生方の返事があまりにも少ないのです。   それぞれは自分に言われているわけではないと、思っているかもしれません。でも皆が同じように   考えていては、挨拶など何も返ってこないことになります。私達企業でも、入口に来客があったとき   社員全員でその挨拶を気持ちよく、心がけるよう努めているものです。   一事が万事ということで推測すると、子供達に対しても同じような対応がなされているのではない   でしょうか。率先垂範、やはり私達親自らや先生方自身から、心がけていかなければ、子供達に   いくら挨拶をしようと望んでも適いません。一番の説得力は美辞麗句を並べることではなく、私達   自らが実践し、行動していくことにあると思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月15日(木) NO.323 人に優しい社会に     近頃では、本人さえよければ他人がどう思おうとよいと考える人が、世の中に増えているように   思います。先日の新聞にも書いてありましたが、電車の中で最近化粧する女子高校生をよく見掛   けます。そもそも、女子高校生がそれと分かる格好で、化粧しているということ自体おかしいのです   が、人がどう思おうとお構いなしで化粧をしている姿は、決して美しいものではありません。   日本の女性の慎ましさと言うのでしょうか、今でも多くの女性がはしたないこととして慎んできた風   潮が、ここにきて薄らいできているような気がします。これもアメリカナイズされてきた一環なのでし   ょうか。   また新幹線などでも通路側に座っていて、よく出くわすのですが、肩や背中に掛けた大きなバッグ   などの荷物がぶつかってきます。そんな時、荷物を人にぶつけていても「すみません」の一言もな   く、歩いて通り過ぎてしまいます。こうしたあっけにとられてしまうことがしばしばですが、もう少し   最低のマナ-を心得た、人に優しい社会にしたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月14日(水) NO.322 時間を大切に!     今日は「時間を守る」ということについて話してみたいと思います。   今、私達を取り巻く周辺ではいろいろな会議や集まりに出席する機会が多くあります。この機会に   遅れて来る人があまりにも多いような気がします。確かにそれぞれ、いろいろな忙しい用事を抱え   時間調整が難しいものと思います。でもよく考えてみると、それは遅れて来る人に限らず、しっかり   時間を守って駆けつけている人にも同じことが言えます。   言い換えれば、折角忙しい中やりくりして時間を守り、駆けつけている人の貴重な時間を、遅れて   来た人が奪っているとも言えるのではないでしょうか。   どうしても間に合わないときは、電話一本、事前に連絡をして、皆さんに迷惑が掛からないよう配   慮すべきです。Time is money 「時は金なり」、時間を大切にしましょう。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月13日(火) NO.321 市P連活動がスタ-ト     去る8日、千本プラザで沼津市PTA連絡協議会の総会が開かれ、前任者から正式にその会長   を引き継ぐこととなりました。年度業務としては既に単P会長会議、母親代表会議、理事会などが   開催され、実質的にはスタ-トを切っているのですが、こうした総会を開かなければいけないのが   極めて日本的なところです。   新会長の挨拶でも述べたのですが、平成13年度に単P(所属学校PTA)の副会長、そして昨年度   が会長と、たった2年間しかPTAに首を突っ込んでいない、自分のような人間が沼津市の小中学   校区41校の束ねとなる、市P連の会長などやってもいいのか、いささか疑問を持たないわけでも   ありませんが、就いた以上とことんやるしかありません。   日頃自分の信条としている、「情熱を傾けた分、きっと自分に返るものが大きい」という言葉をただ   ひたすら信じて。   手始めに早速、沼津市生涯教育課に電話をさせてもらいました。来る6月14日に行われる、各中   学代表生徒による「沼津市わたしの主張大会」について、文化センタ-駐車場を無料にして頂けな   いかとの交渉です。保護者の皆さんに不必要な出費をさせたくないという願いからです。   さてその結末はどうなることですか... --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月12日(月) NO.320 頑張れ大リ-ガ-松井その3     松井が打って、イチロ-がその打球を追い掛け返球するという、夢の対決のヤンキ-スとマリナ   -ズの第2ラウンドも終わりました。両者の対決は引き分けといったところですか、ニュ-ヨ-クで   の第1ラウンドに比べたら、どちらもそれなりの良い結果が残せたのではないかと思います。   イチロ-は毎年スロ-スタ-タで、夏に向かってだんだん調子を上げていくタイプですが、3年目を   迎えた今年は開幕から1ヶ月、なかなかいつにもなく上向かないところから、ちょっと心配されまし   たが、ようやくここにきてイチロ-らしさが見えてきたのではないかと思います。   また一方、松井については専門家の大方が言われている通り、予想以上に頑張っているのでは   ないでしょうか。ほとんどのピッチャ-が初めて当たるわけですから、その球種やらクセ球の配球   は分かりにくいものです。従ってもう少し苦しむものと思っていましたが、それを何とか切り開こうと   しているのはやはり天性の素質と運命的なもののような気がします。   ホ-ムラン王でも知られる、同じ大リ-ガ-のバリ-・ボンズが松井に以下のような熱いメッセ-   ジを送っています。   昨年の日米野球に来日の際、2人でホ-ムラン競争をやった時、日本の期待のすべてを背負い   込んでいるかのような雰囲気の松井に、「リラックスしろ! 今をもっと楽しめ!」と言ったんだ。   それははっきり言って、このホームラン競争はファンのためのもの。そしてただのゲームなんだ。   ゲームの基本は自分が楽しみ、人々も楽しませることにある。僕たちは一緒になってファンを楽し   ませる為にここにいるんだという意味を含んでいたのだ。   そしてもう1つ、野球はグループで行うスポーツだ。だから、常に自分はパズルの1つのピースであ   るという意識を持っていることだ。みんなが持ち場持ち場でいい仕事をすればパズル全体が埋まっ   て、1つの大きな作品が完成するということを言っておきたい。   素晴らしいメッセ-ジです。一芸に秀でる人は全てに通ずるとの言葉もある通り、一流なるものが   また新たな一流を呼び込み、育て上げてくれることを感じ、知らされました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月 9日(金) NO.319 居眠り運転     工事で出掛けていた、この連休の前半、確か27日頃だったと思いますが、不覚にも居眠り運転   で事故を起こしそうになりました。もちろん同乗者には社員もいたわけですから、その責任は重く、   今でも思い出すと、背筋が寒くなるような思いがしています。   これは一日の出張作業を終え、帰社途中の箱根山中の出来事です。前にゆっくり走っている大型   トラックを下りの追い越し禁止でもあることから、抜くにも抜けず、ずっと追いていくうちに、迂闊に   も一瞬眠気が襲ったのです。助手席に乗っていた社員の大声で、ふと我に返って気がつくと、車は   右カ-ブの道を左側のガ-ドレ-ルにもう少しで接触しようとしているのです。あわや間一髪のと   ころでブレ-キを踏み、ハンドルで切り抜けたから事故にはなりませんでしたが、社員の叫び声が   なかったら、多分そのままガ-ドレ-ルに突っ込んでいたでしょう。   眠気が襲ったのは時間にすると本当に僅かな時間なのですが、この一瞬の隙というか油断が事   故に繋がるのだと、身をもって体験してみてよく解りました。居眠り運転の事故はこうして起こるの   だと。   本当に恥ずかしい話です。振り返ってみると、前日の夜は野球部OB会の流れで午前0時近くまで   そしてその前日はPTA総会・歓送迎会があり、役目からの解放感も手伝い、深夜2時過ぎまでと   帰宅が遅くなっていたことに加え、日中の出張作業です。とても言い訳にはなりませんが、やはり   事故などは起こるべくして起こるのです。幸い、事故にも繋がらず、同乗者にも何もなかったから   良かったものの、何かあった時を考えるとどうにも取り返しがつきません。   少しでも社員の豊かな生活を願い、志す経営者がこんなお粗末ではどうしようもありません。   自戒の意味も込め、二度と引き起こさない誓いから、敢えてこの欄にカキコミさせて頂きました。  --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月 8日(木) NO.318 リストラによる影響     時代の影響でリストラが増える中、就業から外れた人だけでなく、企業に残った人の間でも深刻   な問題が出ているそうです。   何よりも就業時間が長くなっていることです。これは当たり前の理屈で、今まで2人か3人でやって   いたものがリストラで1人になってしまえば、当然この人に掛かってくる負担は大きくなるはずです   これが過労に繋がったり、極端には死にまで至るケ-スがなきにしもあらずと言われています。   またこれによる、とんだ余波が、父親に対する母親の不満という形で、調査結果にも見られるそう   です。この結果によると、以前より通勤時間が短くなったにもかかわらず、父親の帰宅が遅くなり   父親の育児参加に不満を持っているとのことです。調査した半分以上の父親が子供が就寝する、   午後9時以降の帰宅とのことで、子供の世話や子育てに関して悩みやストレスを感じる母親が増   えているそうです。   とにかく長びく不況による影響で、企業のリストラによる問題が思わぬところまで波及しています。   リストラされ、仕事に就けない方ばかりが被害者ではないことを知らされました。   私達は小さな会社でもこうしたことのないよう、企業の社会的使命や社員に対する責任をしっかり   考えていかなければいけない時代だと考えます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月 7日(水) NO.317 マスコミの姿勢     今年はゴ-ルデンウィ-クと呼ばれるほど、まとまった休みを取れなかった企業や方々が多か   ったものと思われますが、連休後半はお天気にも恵まれ、素敵な行楽日和だったと思います。   新緑の季節、お天気が良いとすっかり開放的な気分に満たされ、本当に気持ちの良いものです。   さて今、マスコミでは白装束集団の話題で持ちきりです。私が考えるのに、確かに得体の知れない   かつてのオウムのような不気味さを兼ね備えています。でも天下のNHKまでが定時のニュ-スで   毎回取り上げるような問題なのでしょうか。少しニュ-ス性のあるものが乏しくなってくると、ほとん   どのマスコミがそれを取り上げ、過剰なほど執拗に追いかけ回しているのが現状です。   こうした姿を眺めていると、果たして何か起こらない前に事故や事件を未然に防ぐという、本来の   使命からなのでしょうか。私はそうしたものより、興味半分の無理矢理ニュ-ス性を高めているよう   な意図を感じて仕方がありません。マスコミの取り上げ方一つで、国民の大多数が大きく左右され   るのが今の世の中です。国民への受け狙いがその役割ではないと思います。   決してこの白装束集団を肯定するものではありませんが、マスコミの持つ社会的に大きな使命を、   考えなければいけない時ではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 5月 6日(火) NO.316 下向きなコップには何も注げない     尊敬する、素晴らしい経営者の一人である、(株)タニサケの松岡会長が、その社内報の中で   このように述べられています。   経営で大切なことは、社員の気持ちを上を向いたコップの状態にすることです。いくら社長が朝礼   で理想論を述べても、聞いている社員は「社長がやらないのに何を言っているのだ」と思う。これが   普通の会社です。これは伏せたコップにビ-ルを注ぐようなものです。注いでも何も入らないどころ   か、周りが汚れるだけです。それではどのように下向きのコップを上向きにできるのか。言って聞   かせても無理でしょう。上司の模範的な後ろ姿が一番です。   私は、トイレ掃除などで、毎朝1時間は心を磨いています。その頃出社してくる若い社員に向かっ   て「Aさん、おはようございます」と、こちらから先にさん付けで挨拶をします。そうすると、下向きの   コップも上向きになってきます。「A君、おはよう」ではやる気にさせられません。   お寺で「飾らないものは美しい」という書を見た時、「これだな」と感じました。上に立つものが先に   部下に挨拶をする。これが美しいのです。部下を変えるには、自分が先に変わることが大切です。   全て言われる通りだと思います。いくら美辞麗句を並べても、行動なくして共感は得られないもの   です。やはり私も心がけている、率先垂範の姿勢が大切で、全てに共通するものだと思います。 --------------------------------------------------------------------------------