--------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月31日(木) NO.199 一日も早い解決を!     クアラルンプ-ルで行われていた、日朝国交正常化交渉が結果として今回は物別れに終わって    しまいました。経済援助を何よりも優先する北朝鮮と、拉致問題と核問題の安全保障を第一とす   る日本側の主張が平行線をたどった結果です。   日本政府の今回取った措置は、人道的見地からしても拉致被害者家族の気持ちをかなり汲んで   いた、正しい決断であったものと思われます。   しかし被害者当人にしてみれば、子供や家族を北朝鮮に残してきたままで、具体的な解決策が現   時点で何もないゆえ、ずいぶん不安なことと思います。   永住帰国を前提とした、一日も早い解決を望みたいものです。   昔から伝えられる、「親想う、子に優る、親心」の言葉にある通りです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月30日(水) NO.198 西武、危うし     巨人が快進撃を続け、あっという間に3連勝で日本シリ-ズ王手をかけました。   一方西武は前評判通りの投打にまとまった、緻密な野球が未だにできていません。このチ-ムを   いまいち把握していなかったのですが、以前に比べ大分若返っているようで、経験という面では多   少不安も感じます。それにしてもこの流れですと、今日にでも一気に優勝が決まりそうな勢いです   でもこのまま決まっては少しも面白い日本シリ-ズにならず、西武の意地を是非見せてもらいたい   ものです。   3戦まで振り返ってみると、1つのヒットがぎりぎりでファ-ルになったりするアンラッキ-な部分が   西武にあったりもしますが、結果論かもしれませんが、こうした大試合になるとやはりセオリ-通り   の手堅い攻撃が必要な気がします。ノ-アウト1,2塁で第1戦は松坂、そして昨日の第3戦の3番   犬伏にそれぞれバントでなく強攻して、良い結果が出ていません。   一方、巨人はと言うと、第1戦の1回表の攻撃で、5番和田の完全なセンタ-前ヒットをセカンド仁   志が良いところに守っていて難なくさばいたプレ-が大きいと思います。   野球には不思議なのですが、大きな流れがあります。この流れを早く自分の方に引き寄せた方が   勝運を導きやすいし、また1つのプレ-からがらっとその流れが変わります。   野球ファンのためにも、西武に頑張ってもらい、もう少しワクワクするような面白い日本シリ-ズに   してもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月29日(火) NO.197 サ-ビスエリアから     出張時、高速道路のサ-ビスエリアにちょっと立ち寄りました。時間がなかったことから、レスト   ランではなく、簡易に食事をと思い自動発券機で食券を買いました。   そしてその券を何気なく、今までのようにカウンタ-の窓口に出そうとしたら、「食券は出さなくて結   構です。番号をお呼びしますので席にてお待ち下さい」との言葉が返ってきました。   手にした食券をよく眺めてみると、確かに番号が大きく印刷されています。購入時にその情報がダ   イレクトに、端末である厨房に伝達されるシステムとなっているのです。   もちろん、お目に掛かるのは初めてですが、こうしたシステムはこれから先どんどん採り入れられ   ていくように感じました。確かに合理的で良いように思いますが、今まであったやりとりの、本来の   人間が持つ、暖かさのようなものがだんだん消えていくようで、ちょっぴり寂しい思いも持ちました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月28日(月) NO.196 人命の軽視     ロシアで痛ましい事件が起きてしまいました。チェチェン武装勢力による劇場人質占拠というテ   ロ活動に対し、政府が執った特殊部隊強行突入という措置の結果、人質の多くに犠牲者が出てし   まったことです。その数は100人を超えるもので、人質の死亡の多くは突入した際使われた特殊   ガスによるものだと言われています。   プ-チン大統領はこの作戦は成功だったと言っていますが、果たしてどうでしょう。これがもし日本   で起こったとしたら、こんなに早くは解決しないものの、死者は少なかったことと思います。   こうしたテロ再発防止の強化策と言えども、やはりそこに国民性の違いを感じます。   他のニュ-スによると、米国民も半数以上はこの人質救出作戦は正しいとしています。   これは単なるテロの有無による違いでしょうか。私は前述の通り、例えその数が少ないものであっ   ても、まず人命を最優先する日本との国民性や考え方に、大きな違いがあるものと思います。   外国ではよく見られる、こうした人質を盾に占拠した犯人の射殺でも、日本では大きな問題になる   ことさえ、あるくらいです。   例え、そのやり方が手ぬるく、まどろこしく感じられても、私は日本に生まれて良かったと思ってい   ます。そこには多数決の原理だけでは決められない、弱者に対しての優しさとかいたわりが感じら   れます。犠牲者のご冥福をお祈り致します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月25日(金) NO.195 障害者問題全国交流会終わる     昨日から2日間行われていた、標記交流会が無事終了いたしました。   この実行委員の方々は昨年から2年がかりで、準備を進めていたわけですが、参加者の口々から   良かったとの言葉が聞かれ、その苦労が報われたものと思います。   北は福島から南の沖縄、鹿児島に至るまで、全国の中小企業家同友会会員の参加を頂き、総数   で340名近い数に達したとのことです。   もちろん大成功です。全国からこの沼津にお出で頂いたメンバ-は、さすがにこの問題に精通して   いる方々で、障害者の雇用を積極的に考えている、素晴らしい会社の経営者ばかりです。   多くの学んだ中で、記念講演で話されていた、ホンダ太陽前社長鈴木利幸氏の言葉がとても印象   に残りました。   「障害者という定義はそもそもおかしく、体の機能の一部に不自由を持つだけで、能力・可能性に   ついては何ら変わりはない。むしろこの競争社会において、こうしたお互いの違いを認め合うこと   から全てが始まり、その能力を問われるべきだ。これがまさに共生であり、変に隠したり境目を作   るべきでない。」   まさにこのホンダ太陽に代表されるように、人間性や人格を重視した、人間尊重の企業作りを実践   している素晴らしい会社があることを知りました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月24日(木) NO.194 不良債権処理の行方     竹中金融大臣へのプレッシャ-が強まっています。   一昨日の国会でも、与党である参議院、自民党青木幹事長の代表質問に見られた通り、その不   良債権処理を加速するやり方に徹底的な抵抗と不満が表れています。   この青木さんが「これで、また株価が下がっても、何がどうなっても、あんたがその全責任を取るの   かね」と詰め寄った結果、不良債権処理策・中間報告公表を先送りすることになったそうです。     一方、東京三菱、三井住友、UFJなどの大手12行の経営トップも、竹中さんと会談し、この加速策   について全面的に反対する意向を表明したとのことです。   優勝劣敗、弱肉強食と言われる、この至ってアメリカ的な政策を現在の日本で強引に進めるのは   やはり無理ではないでしょうか。   唯一小泉さんのフォロ-があるものの、アメリカという大きな外圧もあり、竹中さんは差詰め四面   楚歌といったところではないでしょうか。この小泉さんも元々金融と経済財政ははっきり分けなけれ   ばいけないとしていたにも拘わらず、この両庁を1人の人間で兼任させるというのは、ずいぶん矛   盾した話です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月23日(水) NO.193 生まれ故郷は良いもの     拉致被害者の5人が一時帰国してから、もう1週間以上が過ぎ去りました。当初予想したとおり   マスコミの追いかけは毎日凄いものがありますが、24年ぶりとは言え、やはり生まれ育った母国   の良さを堪能しているようにも見えます。そんな中、拉致事件そのものには一切触れないものと思   っていましたが、結構重い口を開いているようです。   この先、日本語を話せない子供達など家族の帰国問題は、私達の想像以上に難しいのではない   かと思われます。でも皆さん日本へ帰国してからずいぶん、いいお顔になっているような気がしま   す。特に曽我ひとみさんは顔つきが一変したようにも見えます。顔は自分自身で作り上げるものと   言われていますが、帰国したばかりの時に感じられた不安のような、精神的要素が取り除かれた   ことからのものと思います。ご本人達はどう捉えているのか解りませんが、私達にとっては失われ   たと感じている、この24年間を少しでも早く取り戻して欲しいと祈念します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月22日(火) NO.192 障害者問題全国交流会     いよいよ今週の木曜日から2日間、障害者問題全国交流会が開かれます。これは私の所属す   る中小企業家同友会が主催するもので、沼津東急ホテルを主会場に行われます。   同友会としても地元沼津で行われるのは、多分最初で最後の全国レベルの研修会になるのでは   ないかと思われます。沼津支部選出の実行委員長を始めとして、こうしたことからも以前からこの   準備に忙しく当たっていたわけですが、いよいよ本番です。   先日の日曜日もこの開催に際し、投稿した私の稚拙な紹介文書を、地元沼津朝日新聞に掲載し   て頂きました。この記事の最後に、お問い合わせ先は実行委員長...までと記しておきましたとこ   ろ、早速数件の問い合わせがあったそうです。   このマスコミの影響力は本当に凄いものです。研修では障害者を区別することなく、「個人が人間   として輝く場作り」を確立し、それぞれが立派に共生し、人間を尊重する企業作りを実践している経   営者からの報告があります。   貴重な機会ですので、今直ぐ雇用には結びつかなくても、もう一度周囲とか自分の足下を見つめ   直す意味で、この障害者問題を自分なりに学んでみたいと思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月21日(月) NO.191 思わぬノ-ベル賞から     先日、この欄で触れた小柴教授に続き、ノ-ベル賞を受賞した田中さんが研究者らしく、とても   素朴で良いですね。現在務める島津製作所から要請された役員を断り、研究に専念したいとのこ   とで、新たに同社が設立する研究所所長として就任することが決まったそうです。   このノ-ベル賞のきっかけとなった研究に対して、以前での会社側の報酬が思ったより低かったの   が意外です。また同期入社の同僚が自分より昇進していくのにも気にかけず、ただ好きな研究に   没頭したかったことが、役員就任辞退の話でも伺われます。   やはり、つまらないこだわりとか習慣などを超越しないと、研究に没頭することができず、こうした   偉業の達成はできないものかと考えさせられたしだいです。   それにしても以前でのこの研究報酬が約1万円ぐらいというのはずいぶん安い額ですね。いくら企   業は結果主義と言っても、後から慌てて帳尻を合わせているようで、企業側の当惑が目に見える   ようです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月19日(土) NO.190 不意なアクシデント     小田原に工事で出張に出掛けた社員から、朝7時半過ぎ会社に電話がありました。   私はちょうどトイレ掃除の最中でしたが、慌てて電話に出てみると、行きの箱根の山中でCHARGE   ランプが点灯し、車が動かなくなってしまったとのことです。   まず客先にその旨、連絡をしてから、JAFに来てもらうようにと指示を出した後、彼らは工事先に   向かわなければいけない為、私が現場まで代車を直ぐ届けに行きました。   幸い、社員の話ではお客様にも了解を頂き、工事量も比較的多くないことから、事なきを得そうで   すが、長年この道に就いてからこうしたアクシデントは初めてのような気がします。   雪や事故渋滞のような外部要因によるものはあっても、こちらの内部的原因は初めてです。   お客様の不の追求ということで、少しでもお役に立てるよう、日頃から小回りを利かせて動こうと、   言い合っている私達ですが、自らがこんなことでは申し開きができず、お客様に迷惑が掛かってし   まいます。車を送り届けた帰路、よく考えてみればディ-ラ-の弊社担当の営業マンが事情で退   社した後、忙しさにかまけて定期点検整備を怠っていることに気がつきました。   車はまだ初めての車検前とは言えども、やはりこちら側の管理責任です。   お客様にこまめに対応するには、仕事以前にこうしたところまで配慮していかなければいけない   必要を噛みしめております。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月18日(金) NO.189 体育の日に     先日の14日は体育の日でした。従来は10日がお定まりの日でしたので、何となくピンときませ   んが、この体育の日にちなんでこんな記事が載っていました。   国民のスポーツ活動状況に関する統計によると、過去1年間にスポーツをした人の割合(行動者   率)は、72%で5年前の前回調査よりも4ポイント減った。これを年齢別に見ると、10歳代前半が   93%と最も高く、高年齢になるにつれこの割合は低下しているが、30歳代以下の年齢層の低下   幅が大きい。10―30歳代にスポーツ離れの傾向が見られる。   感じられた方も多いことと思いますが、先日終了したアジア大会では、獲得したそのメダルの数で   も1,2位の中国、韓国に大差を付けられていました。オリンピックでは仕方がないと思いますが、   アジアの中でもこの結果です。かつてを思い出してみると、この大会では日本の独壇場だったよう   な気がします。これも記事にあるようなスポ-ツ離れから来ているのではないでしょうか。   どこへ行ってしまったのか日本、そしてどこへ行こうとしているのか我がニッポン! --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月17日(木) NO.188 背番号12     中学でクラブ活動として野球をやっている、私の息子の話で恐縮ですが、この秋実施される新人   戦の試合に備え、学校から背番号をもらい帰宅していました。野球に限らず、こうした経験を持つ   方ならご存知のことと思いますが、この背番号はレギュラ-かどうかのバロメ-タになるものでも   あります。      その後帰宅した私が、ついうっかり茶の間にあった背番号を見つけ、「何だ、おまえ12番か」と   何気なく言ってしまったのです。というのも3年生が抜けた後、練習試合をいくつかやっていました   が、他の何人かの控えの選手と力はほとんど変わらないものの、スタメンでは外野で出ていたから   です。こちらはこう口走った後、直ぐ後悔しました。それでなくてもレギュラ-から外され、一番ショッ   クを受けているのは当人だからです。こちらとしては背番号を見ただけで、その状況をすぐさま把   握しなければいけなかったのです。不用意な一言でした。   本人からは幸い、無言で頷くだけで、不機嫌で八つ当たりのような発言はありませんでしたので、   余計その心中を察するものがありました。何人かの力が拮抗している関係で、正直誰が選ばれて   もおかしくないのが現状ですから、新チ-ムのレギュラ-をめざし、それぞれが努力しているものと   思います。息子もまた同じで、夏休み中も私を巻き込み、ティ-バッティングの相手をよくさせられ   ました。しかしここのところ、その申し出はありません。油断している間に追い越されたのです。   こうしたことは良い経験になるものと思います。このスポ-ツに限らず、人の2倍、3倍もの努力を   積まなければなかなか目が出ないものです。そして人に負けたら人一倍口惜しがらなければいけ   ません。その口惜しさをバネとして、また努力に繋げていけば良いのです。   昨日はたまたま私達の20回目の結婚記念日でした。中学2年生になり、そろそろ子供からは脱却   し自分でいろいろと考えていかなければいけない意味で、この息子にそっと父親からのメッセ-ジ   を贈りたいと思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月16日(水) NO.187 拉致被害者一時帰国     北朝鮮へ拉致された日本人のうち、生存が確認された5人が昨日帰ってきました。   24年ぶりの帰国とのことで、ニュ-スを眺めているこちらにも、胸に熱いものがこみ上げてきます   当時19歳から20代前半とのことでしたが、帰国したその姿は気のせいか、実際の年より老けて   見えたのは多分私だけではないはずです。   久しぶりの日本と言っても、一時帰国で北朝鮮にその家族を残していることから、事の真相に触れ   ることは全くないものと思われます。   それでもご本人達の気持ちを察すれば、随分複雑な思いに駆られているのではないでしょうか。   人の一生で20歳前後の時代と言ったら、最も華やかな時でもあります。それを本人の意思が全く   入らない、拉致という卑劣な形で奪ってしまった罪は、筆舌に尽くしがたい大きなものです。   昨日も記者会見で拉致家族の責任者として、世話を焼いていた横田めぐみさんの父君の胸中を   察すると、さぞかし無念であろうとの思いから、改めて沸々と怒りがこみ上げるものです。   この日本への滞在はたった2週間の期間ですので、マスコミが変に騒がずご本人達をそっと過ごさ   せてやれないでしょうか。それが苦しかったご本人や家族へのせめてものいたわりというものです   それにしても、帰国した全員が胸に付けていた、金日成への忠誠を誓うバッチを眺め、何とも言え   ない一層の哀れさが誘われます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月15日(火) NO.186 アッパレ!松井選手     松井の三冠王の夢が絶たれました。私はジャイアンツファンではありませんが、やはり残念です   ね。以前にも触れました通り、今シ-ズンで日本球界に決別し、新たに大リ-グで自分の力を試す   可能性が非常に高くなっています。そんな松井選手ゆえ、大きなみやげを引き下げて飛び立って   もらいたいと思っていました。でも三冠王はあとちょっとでしたが、文句ない成績です。   本当にアッパレです。特に立派な成績を残しながら、9年連続フルイニング出場という記録は大し   たものです。首位打者を争う段階で、ライバルの福留選手がその高い打率を維持するため、最後   の3試合ぐらいを打席に立たなかったのは残念ですが、それに引き換え、全イニング出場して果敢   にトライしたのはさすがです。その終盤で高い打率を維持するため、この小出しにするという方法も   ありましたが、本人がこう言って周囲に断ったそうです。   「今日しか球場に来られないファンもいる」と。日本を代表する第一人者ならではの話です。   それとこうした気持ちを支えるのも、ケガのない強靱な体力があればこそです。   昔から言われているように「無事、これ名馬なり」の言葉をしっかり裏付けています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月11日(金) NO.185 笛吹けど踊らず     PTAの本部・保体合同委員会が昨日あり、来る12月実施予定の親子親睦球技大会への参加   状況を知らされました。現在の状況は残念ながらこちらの予定していたものとは異なり、あまり芳し   いものではありません。   本年度より週5日学習が開始され、総合学習には組み入れることができないものの、少しでも子供   達にゆとりと、さらには年度目標でもある親子の絆の見直しの意味で、この球技大会は私自らが   発案したものです。球技は比較的手っ取り早い、男性にはソフトボ-ル、女性にはバレ-ボ-ルと   いうことで考えたわけではありますが、現在集計したところのそれぞれ親子1チ-ムづつぐらいで   は、当初の趣旨からも外れてしまうことになります。   「休日を利用し、親と子がそれぞれ敵味方に分かれ、先生も交えたそれぞれのチ-ムがのどかに   和気あいあいと楽しむ日があってもよいではないか。また一日ぐらい受験とかいろいろな煩わしい   事を忘れて、親子が一同に会す機会はないか」   現在の学校を取り巻く周辺としての、親も子供達も比較的余裕のない毎日を送っているものです。   従ってこんな事を考えながら企画したものですが、価値観が違うことから、なかなかこうしたコンセ   ンサスは図りにくいものです。この調子では子供達に是非とも聞かせたいと思い、企画した講演会   もどうなることやら分かりません。PTA行事の運営の難しさを改めて感じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月10日(木) NO.184 ダンベル体操実施     過日この欄で触れました、沼津市民大学講座学習のダンベル体操を、やっと昨日より開始いた    しました。狙いはもちろんダイエットです。講義をお聞きした後、直ぐにと思ったのですが、体操の   具体的内容がよく解らないことから、紹介本を取り寄せ、さらにもっと解りやすいビデオを購入した   からです。今日でその実施は2回目なのですが、ビデオを見ながらですと、とてもやりやすいもので   す。どうせやるからには少しでもその効果が上がらなくてはと、正しいやり方で実施しようと考えた   からですが、ビデオの中で鈴木先生が詳細を的確に指摘しています。   毎回、15分ぐらいで済みますので私のような怠け者でも、比較的取り組みやすいものです。   ただ体操そのものは思っていたほど楽ではなく、翌日軽い筋肉痛になるくらいですから、経った15   分と言えどもやはりそれなりの成果があるのではないでしょうか。   先日の健康診断でも、高脂血症や肝機能、さらには動脈硬化を示す数値指数はさんざんでした。   既に転んでいるかもしれませんが、「転ばぬ先の杖」として、少しでもその改善に努めたいと思って   います。現在77.5Kgの体重をカレンダ-に記載し、実施日は○印でその日を囲んで、記入し始   めましたが、さてさていつまで続くやら...「継続は力なり」その成果は本欄をお楽しみに! --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 9日(水) NO.183 ノ-ベル物理学賞から     ノ-ベル物理学賞を受賞した小柴東京大名誉教授がこんな面白いことを述べられています。   「私は東大理学部をビリで卒業した」と。確かにご本人の言われる通り、公開された当時の成績表   を眺めると、「優」は16科目中2つだけとのことです。しかもその2つの優は出席していれば誰でも   もらえた実験科目であると言います。   また「成績表は、その後の人生の何の保証にもならない」とも言われています。   私みたい、本当の劣等生がこう言っても説得力がないものですが、このような方の口から、この言   葉が飛び出ると、人々に聞く耳を持たれるものです。もっとも東大のビリでは本当の意味での共感   は得られないかもしれませんが、このような名誉ある方ゆえに、その発言は温かい人間性がしの   ばれ、嬉しくなるものです。これも「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」ですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 8日(火) NO.182 あるまじき行為     世の中にはとんでもない人がいるものです。僧侶の分際で、交際していた女性を別れ話が出た   途端「殺す」などと言って、メ-ルで150回にもわたって脅迫して捕まった人がいます。   そしてもう一つびっくりしたのが、れっきとした奥さんがいるにもかかわらずにです。   本来僧職に就いているような人の立場では、逆にこの不徳な人達を諭したり、人の道を教えなけ   ればいけないものです。ですから普通の人以上にこうした罪は重いのではないでしょうか。   このようにいろいろな事が起こる今の世の中ですが、もう滅茶苦茶ですね。   先生が生徒にいたづらしたり、警察官が暴力団と吊るんで悪事を働く現在ですから、何があっても   不思議ではないのですが、指導する側がこのようですと、世の中だんだん信じられなくなるもので   す。せめてこれからの時代を背負っていく若い人達に、あまり夢と希望を失わせる、冷めた世の中   にはしたくはありませんね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 7日(月) NO.181 ちょっと良い話 part1     地元の新聞より感動した話題を1つ。   教師の不注意な一言がきっかけで、自分の子供は不登校となっている母親からの投稿で、子供   のいない体育祭を眺めて、大いに心動かされ考えさせられたという話です。   テレビでも時々はそのタイムを競い合い、放映されていますが、全員が横一列に並んで一緒にゴ   -ルというのがあります。体育祭にこの種目があることから、クラス全員で放課後、一生懸命練習   をしていたそうです。   そんなある日、練習中1人の子が運悪く足を痛めてしまいました。クラス対抗にもなっているこの   種目ゆえ、どうしたらよいかクラスの皆で協議したそうです。   こうして本番である、運動会の当日を迎えました。   このクラスはどうしたかと言うと、何と足を痛めた、この子のペ-スに他の全員が、ゆっくり合わせ   てゴ-ルしたのです。   「本当の意味での、全員が力を合わせるということは、勝敗を競うことより何より、こういうことで   あり大切にしたいと、子供達から学びました。またそれを教えている先生も素晴らしく、まだまだ学   校も捨てたものではない」   と言われていました。ちょっと良い話ですね。    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 4日(金) NO.180 かつて見ない経済の構造的変化     ご存知の通り、内閣改造があり、柳沢大臣に代わり竹中経済相が金融担当相を兼任しました。   金融機関に公的資金を注入するのに消極的な、柳沢さんが更迭されるという結果となりました。   この結果を受けて海外ではこれで不良債権処理が進むという、好意的な受け止め方ですが、私達   中小企業にとっては、今回のこの路線は今後に向け、果たして良いのでしょうか。   一口に言うと、弱者切り捨ての政策が益々進むのではないかと思います。柳沢前金融相は現在   の金融機関に対して肯定的な立場で、健全であるとの見方を貫いていましたが、昨日のニュ-ス   でも発表された通り、竹中さんは国が経営権を握る銀行国有化もあり得るとの態度も辞さないく   らい、金融機関に対しては懐疑的です。   これは私達なりに考えると、銀行がその経営上、自己資本比率等の査定が一層厳しくなることか   ら、挙げ句の果ては貸し渋りに繋がり、私達への現行の借り入れに対しても更に厳しい条件を突   きつけられるということになり兼ねません。どっちにせよ、この景気が大きく持ち直すということは   ないでしょうが、全てにこの不良債権処理を優先するというやり方は、前にも触れた優勝劣敗、弱   肉強食を加速し、経済においても大きな構造的変化と、未曾有の失業者を生み出すのではないで   しょうか。    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 3日(木) NO.179 暗い話題を吹き飛ばすには     今月からガソリンが値上げになるそうです。原油価格の大幅上昇と、円安で原油の調達費が上   がっているためで、引き上げ幅は3円から4円と、湾岸危機が起きた1990年以来の大幅になる   見通しとのことです。ガソリンばかりは安い時にまとめ買いというわけにもいかず、困ったものです      また宮崎の大型リゾ-ト施設・シーガイアの「オーシャンドーム」が先月の29日を以て、経営難の   為一時休業したとのことです。世界最大のウォ-タ-パ-クとも呼ばれ、一時期は年間120万人   ぐらいの人が訪れた人気のテ-マパ-クでしたが、この時代のニ-ズになかなか合わないもので   す。   一方、千葉県船橋にある大規模屋内スキー場「ザウス」も、先月30日を最後に閉鎖されたとのニ   ュ-スを聞きました。この譲渡先のめどは立っておらず、巨大なだけに解体も費用がかさみ、まま   ならないとのことです。この施設は営業上は黒字とのことですが、建設費償却のため年20億円の   赤字を出し、その継続が難しいと言われています。巨額の建設費が足を引っ張っているケ-スで   す。   このように周囲を見渡しても、暗くて景気の悪い話題ばかりです。でも私達の気持ちだけはいつも   明るく、前向きでいたいものです。「ピンチは飛躍への最大のステップである」    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 2日(水) NO.178 見ていて楽しい体育祭     日曜日に中学で体育祭がありました。前日は夕方6時過ぎまで雨が降っていましたし、てっきり   明日はないだろうと踏んでいたのですが、その後の日の天気予報もあまり良くないことから、強行   したいとの電話が早朝、学校側から入りました。   先生や生徒達は早朝から水を掻い出したり、グランド作りで大変だったのですが、実施して大正解   でした。天気予報では降水確率50%とか言われていましたが、雨も全然降ることなく、午前中から   青空も覗くほどの良い天気となりました。   この体育祭を眺めていて、とても爽やかな気持ちになりました。   それというものの、昨年役員として初めて、この中学の体育祭を眺め、何か複雑な思いがしたから   です。開会式でははちまきをしっかり頭に締めなさいと先生が注意しても、その時だけで直ぐだらし   なく首に巻き付ける、何人かの男の子、また100m・200m競争でも一生懸命走ることが、何か格   好悪いことのようにはき違えている女の子を含む一部の集団他、眺めていて不愉快に感ずるいく   つかの光景を目にしたからです。   でも嬉しいことに、今年は一切そうしたことがありません。子供達は一生懸命走り、跳び、競ってい   ました。特にクラス対抗となると、前々日の合唱の部でも、そうでしたが他のクラスに負けたくない   為、力の入り方が変わっていました。これが中学生らしい、清々しさです。一生懸命やっている、そ   の姿は見る者に感動すら与えてくれます。3年生のあるクラスは、クラス別全員リレ-で、途中バト   ンゾ-ンオ-バ-で競技後、失格を伝えられると生徒達が目に涙を浮かべているほどです。   本当にこうした、全力で取り組み、全員が力を合わせ1つにまとまる姿って、見ていても楽しいもの   で、時間が経つのも忘れるほど堪能させて頂きました。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年10月 1日(火) NO.177 連続テレビ小説「 さくら 」から     先週で朝の連続テレビ小説「 さくら 」が終わってしまいました。ヒロインを演ずる高野志穂さんが   とても可愛らしくて、昼休みには私もこの番組を楽しみにしていましたから、ちょっぴり寂しくなりま   す。もともとこの高野さんという方は、役者ではなく英会話を趣味にしている、ごく普通の女性との   ことでしたが、この番組をきっかけに、この人の人生も大きく変わるのではないかと思われます。   英語の発音も綺麗ですし、体は小さくても今後世界に向けて、大きく羽ばたくかもしれません。   確か最終週の1週前だと思いましたが、この番組を朝放送する際、1日間違えて流してしまったと   いうことがありました。NHKらしくない話です。この再放送を流している昼休みの時、テロップに   今日と明日の番組を続けて放送する旨、表記されたのでまた臨時ニュ-スか何かの関係かなと   思ったのですが、後でこのことを知りました。   でもちょっとほっとする話でもありますね。この1秒たりとも許さず、全てコンピュ-タで細部に至る   まで制御されているはずの、天下のNHKでも、こうしたミスが起こるのです。   そこにミスもたまにはしてしまう、人間が関わっている証拠です。人命に関わるようなミスでは、こう   も言えませんが、人間が人間らしくてかえって可愛くて憎めないとは言えないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------