◆2002年4月30日(火) NO.72 忙しかった4日間     26日の中学PTA総会に始まり、昨日の町別ソフトボ-ル大会決勝並びに市内中学野球大会   に我が中学が栄えある優勝を飾るまで、本当に忙しい4日間でありました。   まず初日は何と言ってもPTA総会です。今年度に賭ける、その熱き想いからちょっと長すぎた、   会長の挨拶ではありましたが、変革のこの時期、親自らが足下を見つめ直し、子供達と共育の   観点で取り組み、週5日体制の家庭でのあり方が一層問われるものであるという内容はともかくと   して、こちらの意気込みだけはそれなりに伝わったのではないかと思います。   また大した混乱もなく、無事議案審議を終え総会終了後、場所を変えて夕方より行われた歓送迎   会も、先生と保護者の数が約90名と、賑やかに楽しく行うことができました。こうして気分良く繰り   出した関係で、2次会、3次会を経て家路に着いたのはとうとう深夜の2時近くです。   翌朝は工事で小田原出張の為、こちらを6時半出発です。さすがに寝不足はこたえましたが、   私の割り当て分がしっかりと確保されていることから、やり終えないと帰ることができません。   やはり夕方より、予定されていた高校野球部OB会総会に出席のため、何とか頑張ってノルマを   果たし、社員の皆より一足早く、電車にて帰らせて頂きました。   28日の日曜日はPTA古紙回収です。幸いにもお天気に恵まれ、爽やかな1日でしたが、去る3月   に小学校が同行事を済ませていた関係で、回収量は思ったほど多くはないものでした。   でも子供達と親が力を合わせて、取り組んでいる姿は本当に見ていて美しいものです。   とても金額には代えることができない、大きな意義がそこにはあります。   作業終了後、今度は町別ソフトボ-ル大会へ合流です。幸いにも古紙回収の作業をやっていた、   午前中我がチ-ムは勝ち進み、当日の3試合目となる準々決勝が待っていました。   翌日の29日、昨日勝ち残った関係で、朝より準決勝・決勝の予定です。準決勝では昨年の優勝   チ-ムである、宿敵松長を倒すことができ、とうとう参加112チ-ムの頂点を決める決勝までコマ   を進めることができました。決勝は残念ながら敗れてしまいましたが、この大会が始まってから   6試合勝ち進んだことは、やはりそれなりに評価されることではないかと自負しています。   この表彰が済む頃、電話が入り、今度は我が中学野球部が市内大会で決勝戦まで勝ち進んだと   のことです。慌ててグランドまで駆けつけ、父母達が熱い声援を送った甲斐があり、見事優勝です   ノ-マ-クで、野球部顧問の先生も今年度から替わったばかりのチ-ムがです。この先生も野球   未経験で、すごく控えめな方なのですが、例え未経験でも熱心に子供達に情熱を注いでくれる、   お陰だと思っています。嬉しいことは重なるものです。      こうして4日間、あっという間に過ぎてしまいましたが、何かにつけお酒と仲良しになっている自分   がそこにはいました。社員の一部には、この全日とも仕事に励んでもらったわけですが、改めて   感謝の気持ちを抱きました。こうして私がいろいろな付き合いができるのも、彼達との信頼関係   から安心して任せることができるからと再認識致しました。有り難いものです。   でも私も52歳、もうそんなに無理のきく年齢ではないと自戒しなくては... --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月26日(金) NO.71 ゴ-ルデンウィ-ク     明日からはゴ-ルデンウィ-クが始まります。人々が海外やらテ-マパ-クなど、どうやって   過ごそうか、夢心地の想いで楽しみにしているものと思います。   でも私の立場では少しも嬉しくはなく、むしろ不安な想いに駆られます。。   こう言うと、ずいぶんへそ曲がりな人だなと思われるかもしれませんが、弊社のような電気をその   専門に扱うような所は、その停電となる休日に作業が集中される為、こうした時期、比較的仕事が   忙しくなるのです。それが今年はその前半に少し前からの残り分があるとは言え、後半はさっぱり   です。懐かしがっていても仕方がありませんが、例年のように、やはり忙しい方が良いですね。   休んでいても、きっと落ち着かないものと思われます。   だいいち、世間の方々が休むとき、一緒になって休んでいては、少しも差別化にはなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月25日(木) NO.70 家庭教育のあり方     昨夜、PTAの三役の方々が中学校に集まり、総会資料の最後の綴じ込み作業を行いました。   これで26日に予定されている、PTA総会に向け、準備万端といったところです。   この総会の新会長挨拶でも触れたいと思っているのですが、週5日制の学習授業がこの4月から   スタ-トし、子供達に家庭での在り方が一層問われているものと思います。   とかく学校で何かあると、それが全て学校側や先生の責任であるかのような事を、一部では耳に   することがありますが、果たしてどうでしょう。   それ以前に、親が本来、果たさなければいけない役目があるように考えます。   小さい頃から ①嘘をついてはいけない ②物を盗んではいけない ③人を傷つけてはならない   といった人間のあり方の基本的なことをしっかり教えているのでしょうか。   また、親がその子供の手本となる行動をとっているでしょうか。①ゴミをやたらに捨てない等、社会   のル-ルは守る ②夫婦や友達とはいつも仲良く心がける  ③物を大切にし、食べ残しはしない   ④まず子供ありきで、いつもその情報発信源である子供に対して、しっかり目を向けている。   親が子供達の見ている前で、平然とゴミを捨てていれば、それを見ながら育っている子供達は   それが当たり前と思い、その行為に罪悪感を持たないものです。また親が自分自身の事に夢中で   子供にどうしても目が向かなければ、子供から重要な発信をしているにもかかわらず、それに気が   付かず、通り過ぎることとなります。   かつて私が育った子供時代は、今みたいに世の中が裕福でなかった為、食卓でも祖母から物を   食べ残すと目が潰れると言って怒られたものです。そして親たちもせめて子供の見ている前では   毅然とした姿勢を貫いていたような気がします。そうした親の背中がとても頼もしく思ったものです。   果たして私がこのように力説しても、その主旨を理解してもらえるものか分かりません。   でも自己中心的になっているこのような時代、誰かがもう一度呼び掛けなければいけない時でも   あるように思います。   大げさに言えば、米沢藩を改革した上杉鷹山のように、その火種をおこさなければいけない思い   に駆られています。  --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月24日(水) NO.69 母親の老いに想う     私も父母と一緒に生活を共にしていますが、母親が最近、全く弱くなってきていろいろと考えさ   せられます。介護とか高齢者の問題は、まだ自分達には関係ないと思っていたのですが、意外と   早くやってくるものです。数年前から骨粗鬆症と診断され、入退院を繰り返しているのですが、   老人性の病気故に手術等には頼れないことから、一向に快復がままならない状態です。   その寝起きがしんどいらしく、どうしても寝たきりになりがちで、周囲から起きていてたまには歩か   なくてはと励まされるのですが、食欲もなく、精神的にも落ち込みがちです。   ちょっと前まで、気丈でわがままなところが多く、いろいろと振り回されていた関係で、人一倍うるさ   い存在でしたが、こうなってみるとその哀れさから、寂しい思いが先に立ちます。   生者必滅と言い、人間いつかは必ず亡くなるものですが、元気だった母親の、だんだんこうして   老いが加速していく姿を目のあたりにするのは、やはり辛いものです。   かつて、会社にとって良いことだと信じ、無理矢理その仕事を切り離した、自分の責任を改めて   今、感じさせられています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月23日(火) NO.68 読書に学ぶ     新聞で読みましたが、今日は「世界、本の日」とのことです。   人々のこの活字離れが進む中、小学・中学校では総合学習の一環だと思うのですが、各教科の   授業前、10分間の読書を行っているそうです。これは本の良さを改めて見直す機会として、とても   良い習慣づけではないでしょうか。自分に捉えてみても、出張時の電車の中など、その暇を持て   余す時、本は必携となるのですが、これに引き換え、普段は読まなくなっているものです。   何かと忙しいアフタ-5の用事を済ませ、家に遅く戻った時など、テレビは見るものの、本には   ほとんど寄りつかなくなっているのが現状です。それでも読みたい気持ちがあることから、一度   思い切り本を読む時間がないかなあと、あこがれたりするものです。   こうして考えてみると、学校に銅像がよくある、二宮金次郎(後の尊徳)さんの背中に薪を背負い   読書をしている姿が思い浮かびますが、やはり大変な人だったんだなと、改めて知らされます。   この本からは学生時代のように、いろいろと感化され、教えて頂けるものです。若い人など、後で   とか、すぐやるからと言っていると、そのうち読みたくても読めなくなる日が来てしまうものです。   ちなみに、この、「後で」と「すぐやるから」という言葉は、最近のベストセラ-「なぜあの人は仕事   が早いのか」という本の重要なキ-ワ-ドになっているそうです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月22日(月) NO.67 雨には勝てません     昨日は残念ながら、1日中、雨の日曜日となってしまいました。   先週の引き続きとして、町別ソフトボ-ル大会の3回戦以降が予定されていたのですが、開会式   の時から降り出した雨の影響で、各1試合のみが泥んこの中、行われただけで後の試合は全て   中止となってしまいました。私の方としましては、来週の日曜日、予定されているPTAの古紙回収   の関係で、できれば昨日中に日程消化したかったのですが、この天候ばかりには勝てません。   と言うのも、このPTAの役員の中にも、結構ソフトボ-ルの選手として参加している方がいるから   です。日頃、この仲間がPTAでも陰ながら、結構支えてもらっている関係で、好きなソフトボ-ルを   やらせてあげたかったのです。でも嬉しいですね。この仲間から、「秋山さん、来週の古紙回収に   は出ますからね。ソフトなんて言っていられないですよ」と言ってくれました。   スポ-ツをやっている仲間って、こういうところが爽やかで良いですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月20日(土) NO.66 差別化その2     本日は早朝の4時40分に会社を出発し、沼津駅前のビルの屋上にある、キュ-ビクル変電   施設改修工事を行ってきました。同ビルはセブンイレブンやチェ-ン店居酒屋がある為、なかなか   長く電源を止めることができず、停電作業は1時間半で処理してくれとの依頼です。   この為、昨日の昼間から、その準備作業は進めていたのですが、やはり短時間での作業は大変   です。でも何とかその要望時間内に工事を済ませることができ、ほっとしています。   工事が終わり、朝食を求めにそのセブンイレブンを覗くと、7時頃なのに何とお客さんはギッシリ、   次から次へと流れてきます。これならオ-ナ-の言われることもよく解ります。   これから私達もこうした仕事が多くなるのではないかと思われます。やはりお客様のニ-ズに   小回り良く、お答えしていかなければなりません。逆に言えば、こうしたニ-ズに応えられなければ   他との差別化はできず、私達でなければならない、ということもなくなるはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月19日(金) NO.65 取り返しのつかない行為     やはり新聞より。日本画家で東京芸大学長でもある、平山郁夫さんがバ-ミアン遺跡の復元に   反対しているとの記事が掲載されていました。これはアフガニスタンのイスラム原理主義勢力で   ある、タリバンによって破壊されたものですが、その理由を聞いてなるほどと思いました。   氏の考えは例え復元したにしても、それはあくまでも模造品に過ぎず、本物は二度と蘇らないもの   である。それよりも弾痕などを隠さず、破壊された跡をそのまま人々に見てもらい、これほどの   貴重な遺跡を人間の手によって失った、その愚かな行為を知ってもらうべきだとのことです。   私もかつて四国のしまなみハイウェ-の途中にある、平山郁夫美術館に寄り、その美しい絵画を   見せて頂いたことがありますが、平山画伯がこのバ-ミアンの遺跡をこよなく愛し、ご自身の絵に   までしっかり残していることから、悔しさは筆舌に変えれないものと思い知らされました。      このことを聞いて、私も過日起こった、広島の原爆記念碑への落書きの行為をまた思い出し、   その愚かな行為にぶつけようのない怒りを覚えました。   覆水盆に返らず、私達1人1人が気をつけて守っていくしかありません。    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月18日(木) NO.64 美しき親子愛     政界での最近のニュ-スはとかく暗い話題が多く、うんざりだったのですが、昨日の新聞に   こんな記事が載っていました。河野洋平元外務大臣が息子のやはり議員である、河野太郎氏から   その提供を受け、生体肝移植の手術をおこなったそうです。   もっとも洋平氏は、初めはこの手術に反対で、たとえ命が後わずかでも今のままでよいと、頑と   して受け入れなかったとのことです。この親子、どちらもとても頑固者で、太郎氏の政界入りの   時から父は反対で、国会でも両者が答弁でやり合ったことがあるほどです。   でも昨年の暮れになり、患った肝硬変から、顔がどす黒く声が出なくなるほどで、医者からもこの   ままでは長くは持たないと言い渡されるほど、その症状は悪かったそうです。   こうして今年になって、再三、家族会議が開かれ、頑として受け入れない本人に、太郎氏が最後に   涙を浮かべてこう迫ったそうです。   「おやじはもう黙っていろ。おれがいいと言っているんだから、素直に受け取れよ」と。   これにやっと折れ、手術前の同グル-プの総会で、洋平氏はこう述べたそうです。   「太郎の肝臓をもらうんで、もっと頑固になるかもしれない。C型肝炎に感染している人は全国で   200万人を超えると言われているが、全員が移植できるわけではない。私はたまたまいいせがれ   がいた。心から感謝したい。だからといって政治的に癒着はしないよ」。   ちょっと良い話ですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月17日(水) NO.63 転勤の季節     春と言えば転勤の季節でもあります。昨日、沼津工業技術センタ-において、各技術スタッフ   による研究発表会があり、出席してまいりました。内容はバ-チャルリアルティ技術などという、   訳の分からないものから、既存のPC等を利用した遠隔監視システムやネットワ-クにおいての   ウィルス対策のファイヤ-ウォ-ルの構築など、様々でした。   その中で、今年になってから弊社の省エネ提案につき、実験などいろいろとお世話になっている   主任研究員の方の発表があることから、参加してみたい気持ちになったのが正直なところです。   発表の終わった後、いつも通り挨拶をさせて頂くと、何とこの4月からこの工業技術センタ-の   本部的な組織である、県庁の研究機関に転勤されたとのことです。   全く初耳で、びっくりしました。でもその在籍が10数年と、ちょっと長かったことから、ご本人も   そろそろかなと言われていたところもありました。   これでベテランの先生が全てここ数年で抜けられ、面識のある方がいなくなってしまいました。   寂しいことです。でも今進めようとしている、省エネ技術提案の実験等、その準備段階部門が   完了した後だけに少しは胸を撫で下ろしています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月16日(火) NO.62 春本番!     いよいよ春本番ですね。まずスポ-ツですが、身近のところでは沼津市の教育委員会主催の   町別ソフトボ-ル大会が、一昨日より始まりました。その参加チ-ムは112チ-ムと聞きます。   昨年は隣町の松長が優勝し、私達の所属する大諏訪も3年前に31年ぶり、2回目の優勝を飾る   ことができました。昨日は1・2回戦が行われ、我がチ-ムも幸先良い滑り出しで、2回勝つことが   でき、ベスト32で来週の日曜日に行われる開会式と3回戦以降に参加ができます。   このスポ-ツをやるのに、暑くもなく寒くもない、本当に絶好のシ-ズン到来です。     また同日、お昼からの結婚報告会と称した、友人の結婚披露宴にも顔出しさせて頂きました。   場所が箱根の湖尻にある、ちょっと名のあるレストラン、オ-ベルジュ・オ-・ミラド-です。   オ-ナ-シェフ、勝又 登氏のこだわりのある、フランス料理と聞いていた関係で、ちょっと楽しみに   していたところがあります。さすがにその料理はおいしく、周囲の雰囲気がその味を一層、引き立   てていたものと思います。この箱根まで行き帰りは送迎バスでの旅となったのですが、そのおいし   さにつられ、ちょっと飲み過ぎてしまい、すっかり夢うつつとなった帰りはともかくとして、往路での   窓から眺める、辺り一面の光景は色とりどりの草花が、思い思いに咲きそろう、文字通りの春爛漫   を満喫できました。やはり春はいいですね、のどかで思わず浮かれて嬉しくなってしまいます。   「春の海、ひねもす のたりのたりかな」   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月15日(月) NO.61 差別化その1     ある会社の社長に依頼され、社員研修会の講師を務めてまいりました。講師というと大げさに   聞こえますが、私達の専門である、電気の基礎的な知識や安全面からの情報を、私なりに伝えた   だけです。このように人に教えるということは、とても大事で有意義なものと思います。   まず、いい加減な知識では教えることができないため、事前に内容を確認しなければなりません。   私も大学時代の埃をかぶった教科書を引っぱり出し、電気の公式やら定義を再確認致しました。   このように人に教えることによって、自分も学び直すことができるのです。良い機会を与えて頂いた   と感謝しています。   研修の中で、特に伝えたかったのが、やはり差別化の問題です。これは私達全般に共通すること   ですが、これからの時代、自分の専門の事だけやっていて良いのかということです。   機械設備の会社が、自分達は機械屋だから電気のことは解らないと言って、果たして済ませて   良いのでしょうか。電気を知っていて、多少のことなら自分達で処理できる機械屋さんの方が、   お客様にはずっと喜ばれるものでないでしょうか。こうしたことが他社との差別化であり、これから   の企業として、生き残っていく要素の1つで、求められているものでないでしょうか --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月12日(金) NO.60 継続は力なりpart.2     久しぶりに同級生の友と大いに語らいながら、酒を酌み交わす機会に恵まれました。   続いたものですね。高校の同級生で行っている、年2回のゴルフコンペが今回で40回を迎え   ました。これを記念し、ゴルフの前日に、やはり同級生が営む民宿で、泊まりがけで有志が   集まってくれました。第6回から幹事を引き受け、事務局となっている私にしても、改めてその   継続を振り返ってみると嬉しいものです。50を過ぎ、それぞれがいろいろな責任ある立場で   活躍していても、こうして一同に会してみるとただの酒飲みのオッサンに過ぎません。   そこには何の気負いや強がりのない、見栄や遠慮も不要な世界です。普段は医者や弁護士で   偉そうにしている奴でも、この時ばかりは違います。仕事や利害関係が絡まない同級生って   本当に楽しいものです。余分な気を遣わず、飲む酒はまたうまいものです。   ゴルフも一口に40回と言いますが、ほぼ20年余り、よく続いたと思っています。   そのほとんどの仕切りを、私に任せて頂いたのですが、ちょっと自画自賛になるかもしれませんが   私への信頼あればこそと思って、その友に感謝しています。   生憎、私は翌日のゴルフへは参加できませんでしたが、これも年度当初、社員の前で誓った、   仕事が暇ならゴルフはやらないとの言葉が、少なからぬ要因でもあります。   早く、忙しい仕事の中、やりくりをつけてゴルフに出掛けられる状況になりたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月11日(木) NO.59 1金融機関の破綻から     先日、破綻した中部銀行から融資を受けていた企業の、こんな話を耳にしました。   破綻前、1億5000万円の借り入れがあったとのことですが、この融資を肩代わりして、新たに   メインバンクとして引き継いでくれる所がないと、大変なことになるそうです。   昨日の標記ではありませんが、RCCという整理回収機構での処理となって、原則的に3年で返却   しなければいけないとのことです。私達中小企業にとって、3年でこの1億5000万円ぐらいの   お金を返すといったら、実際問題としては不可能な話で、死活問題とも言えることです。   恐ろしい話です。1金融機関の破綻が他人事ではなく、我が身に及ぶことになるのです     こうならない為にも、やはり周囲の景気うんぬんではなく、積極的な営業展開が今求められて   います。「座して死を待つか、それとも打って出て活路を切り開くか」答は明白です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月10日(水) NO.58 アルファベット組合せ標記     先日もテレビで言っていましたが、最近、あちこちにアルファベット組合せ標記が目立ちます。   例えばATM,ISO,IT,ADSL,ISDN など、ちょっと見渡しただけでも、その傾向は溢れている   ような状況です。社会そのものがグロ-バル化が進み、傾向は致し方ないような気もしますが、   もう少し何とかならないでしょうか。   お年寄りが増え、高齢化福祉の時代 に突入する日本にとって、住みやすい環境を整えてやる   ことが不可欠です。お年寄りにとって、こうした標記の羅列が解るでしょうか。   私にはその曖昧さから、物の本質より横文字標記の方が格好良いといった、希薄な偏重に思えて   仕方がありません。私達は日本に住む、立派な日本人だから、もっと日本語に誇りを持ち、   前にも触れましたが日本語を大事に正しく使う努力が必要ではないでしょうか。   このアルファベット標記が本当のグロ-バル化ではないものと思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月9日(火)  NO.57 金融アセスメント法その2     先週の土曜日、中小企業家同友会の仲間と沼津駅前で、金融アセスメント法制定のお願いの   署名運動を行いました。この金融アセスメント法とは、地域と中小企業の金融環境を活性化させる   法律案です。この制定署名のお願いを呼びかけている中で、私達中小企業家同友会とは何かを   紹介いたしました。   中小企業家同友会とは 「良い会社を作ろう、良い経営者になろう、良い経営環境を作ろう」の   3つの目的実践をめざし、全国では40000社、静岡県では1000社が日夜研鑽している中小企業   経営者の集まりです。こう呼びかけながら、自分がその一員であることに、なぜかとても誇りを   持つことができました。ロ-タリ-やライオンズクラブのような、ステ-タスのあるものではありま   せんが不思議なものです。泥臭い私にとっては、やはりこちらの方が合っています。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月8日(月) NO.56 大きな夢を!     先週の金曜日、我が息子が通う中学校で入学式がありました。今年度、PTA会長をお引き受け    した関係で、その初めての大役となる、新入生への祝辞を述べさせて頂きました。   折角、与えられた機会ですから、子供達にとっても何かインパクトとのあるものをと、いろいろ   考えた結果、 「夢を持とう、それも大きな夢を」の意味で、大リ-グ、シアトルマリナ-ズ、   イチロ-選手の小学校6年生の時、書いた作文「僕の夢」を紹介いたしました。   内容が6年生とは思えないほど、論理的でプロ野球の選手になりたい、なる為にはどうあるべきか   そしてこのくらいの実績と猛練習を繰り返しているのだから、必ずなることができるという驚くべき   分析です。そしてその夢以上の現実を手中にした、イチロ-選手のことですから、何よりも説得力   のあるものです。   こちらの話はつたないものであったかもしれませんが、その言わんとする想いは、きっと彼達に   伝わったものと思います。語りかけながら、初々しい新入生のキラキラと輝いている瞳がとても   印象的でした。またいつまでもこのフレッシュな気持ちを忘れないでという、こちらの願いと共に、   自分自身も洗われていくような、不思議なさわやかな気持ちを抱くことができました。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月5日(金)  NO.55 備えあれば憂いなし    私達の仕事の話になりますが、工事の際、事前調査の必要を改めて感じています。   もう、先週の初めの話ですが、変電所内の機器の交換工事を依頼され、客先から同じ仕様の   物を交換するだけだからと聞いて、弊社社員が出張に出掛けました。いざ現場に行ってみると   品物は以前での型式の物で、取付穴や機器寸法が違います。その上、以前の物が大きい為   取付用に化粧板を作らなければいけません。この為、折角高圧の電源を落として、工事の予定を   入れて頂いたにもかかわらず、その日の内には処理することができず、後日また予定しなければ   いけません。結果的にはお客様に迷惑をお掛けすることになりました。   このような工事の場合、段取り七分 とも言われています。念には念をとのことで、もし一回でも   事前にその現場を見ていたらと、悔やまれます。   「念には念を」 もそうですが、こんな時、我が国にはその例えた諺が「備えあれば憂いなし」とか   「急がば回れ」、「百聞は一見にしかず」 なるほどその通りですね。また学びました。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月4日(木) NO.54 これでいいのかニッポン     秘書疑惑 が今度は田中真紀子さんにも及んでいます。誰の差し金だか、わかりませんが   一体、いつまでこんなことが続くのでしょうか。もう、うんざりです。こうした問題がどうでもよい   というわけではありませんが、今の日本、果たしてこんなことをやっているだけでよいのでしょうか。   デフレ は依然としてそのスパイラルから抜け出すことなく、経済は相変わらずの混迷状態です   これに対処していく政府の方針も、骨太だか何だかわかりませんが、具体的施策が引き延ばされ   ているだけで、何も示されません。金融恐慌にしたって、3月は逃れましたが、これから起こらない   保障は何もありません。   世界の投資家達からそのうち、日本売りが起こらなければよいのですが...。   教育にしたって、もう明日から新年度が始まります。   政治がもたもたしている間に、次世代の子供達は改革という、新たなその波 に呑まれようとして   います。はっきりとしたその方針がないまま、受け入れなければいけない現場でも、その混乱が   きっとあるはずです。こうしている間にも、日本の明日を背負っていく子供達は、確実に育っている   のです。   「歳月、人を待たず」、こんな中途半端なニッポンで、果たして良いのでしょうか   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月3日(水)  NO.53 禅話会よりその1     昨夜はひさしぶりに座禅に行ってまいりました。これは毎月2日に禅宗のお寺、東方寺(沼津市   浅間町)で行われ、一般参加も自由となっているものです。   7時から30分間、座禅を組み瞑想に耽った後、お経を読み上げると老師から法話を聞かせて   頂けるのです。老師は禅宗でも知られた、三島 龍沢寺の中川球童師です。   この法話が約1時間、とても楽しいもので、あっという間にその時間が過ぎてしまいます。   昨日は自分に徳がなければ相手の心に響かないという話をされていました。   人のことをあれこれ言う前に、自分の身を正せよと、最近話題にあがっている政治家達もその   引き合いに出し、相手を攻撃するだけではいけない、必ず代案を出して前向きな、建設的な意見   や考えでなければならないことを説いていました。   またこんなことも言われています。欧米人と日本人の大きな違いは、まず自分ありきで他人の   ことは基本的にあれこれ言わない外国人に対して、我々日本人はすぐ人様のことをとやかく言う   ものだと。例をあげると、たまたま成田の空港で帰国時出くわした、他の外国旅行帰りのお坊さん   達一行の一人が税関の入国審査の際、その不正を指摘されたそうです。     そしたら、すかさずこう叫んだそうです。既に通り過ぎた他のお坊さん達を指さし、   「あいつらも皆同じだ。なんで俺だけなんだ。」と。お坊さんでもこの始末です。   そう言えば、最近どこかでも同じセリフを聞いたような気がします。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月2日(火)  NO.52 球児も変わる     毎日、甲子園では球児達の熱戦が続いています。こんな中、先日、福岡工大城東高の野球部   副部長がネット裏から不正行為をしたとのことで、高野連から厳しい注意を受けました   処分はこれからですが、相手投手の攻略法をネット裏から観察し、ベンチにメモで伝えていた   ことが判明したのです。幸いにも選手には無関係とのことで、出場辞退という最悪の事態は免れる   ことがことができましたが、ちょっとあこがれの甲子園が変わってきているような気がします。   球児達の陰に隠れ、可哀想なのはこの城東高の、甲子園に来ていないブラスバンド部員の   生徒達です。九州でも一,二と言われる、その実力を買われ、プロ野球福岡ド-ムで行われる、   開幕戦ダイエ--日ハム戦の開幕セレモニ-を務めるはずになっていたのです。   それがこの事が原因で、主催者側から無用な混乱を招くおそれがあるということで、出演とり止め   になったのです。これに向けて準備を図ってきただけに、気の毒な話です。   先輩に当たるとも聞きました、柔道のヤワラちゃんもきっと泣いていますよ。     また最近の球児達をテレビで観ていると、打席の手袋は当たり前、そしてバッタ-によっては   プロ野球でよく見掛ける、肘にプロテクタ-まで装備して入っているのも目にします。そして試合が   終わった後のピッチャ-の肩の手入れに至っては、まるでロボット君です。   時代が変わったと言われればそれまでですが、小さな子供の時から野球をやる者にとっては   あこがれであった甲子園の高校野球 はこんなものでなかったはずです。   まず体を保護しなくてはという観点からでしょうが、過去の栄光ある歴史を作ってきた先輩達は、   そんなこと無しにもやってきたはずです。私もかつて、甲子園は夢でしたが高校野球を志した人間   の端くれですが、 精神論 を振りかざし、こんなことを言っているのは時代錯誤なのでしょうか。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年4月1日(月)  NO.51 新年度の始まり     桜の花もこの辺では最後の見納めとなる、昨日の日曜日ではなかったかと思います。   「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」と詠まれている通り、咲き始めは良いものですが   少しづつ散り始め、その枝に青いものを従えてくるのは、少し寂しさを感ずるところです。     でも今日は4月1日、新たな年度のスタ-トです。この青いものたる葉の出現は、やはり新しい   生き物達の息吹きです。横浜市長選でも37歳のフレッシュな市長が誕生しました。   また一方では、新生星野、阪神タイガ-スが23年ぶりかで開幕2連勝です。   まさしく新しい何かを期待している現れのような気がします。私達会社にとっても同じです。   手をこまねいているだけでは何も生まれません。やはり行動あるのみです。   さわやかに開幕ダッシュ したいものです。