株式会社 アイソー




2006年08月の日記

ひと夏の終わりに

[2006年08月31日(木曜日)|No.1057]

 朝晩の風はようやく秋らしいものになってきました。いよいよ8月も今日で終わりです。
毎年感ずるところですが、夏の終わりは何となく、もの悲しさというか寂しさが付きまとうものです。
それだけギラギラとした厳しさに置かれていたとも言えるのでしょうが、そうしたものが萎えて消えようとするとき、一番の激しい季節が失われていくような喪失感を覚えるためでしょうか。
 
このところ車で千葉・船橋まで3〜4往復していますが、人間ってかなり環境に適応しやすいものを感じています。最初の移動はかなりその距離を感じていましたが、3,4回目となると、早朝5時の出発でもあまり気になるものでなく、むしろ渋滞に巻き込まれない、その時間帯に快適さすら覚えます。
 
20年ぐらいまでは、このもう少し先にある稲毛のお客様までは、よく通っていました。日帰りでも何でもなかったのですが、それが時を経ると、物臭になるものです。結構それを歳のせいにしたりして逃げていますが、要はやはり体力より気持ちの問題ですね。
 
9回表4点差を2死からひっくりかえし8点を奪った帝京、その裏逆に4点差をつけられたがあきらめず、また5点を入れサヨナラ勝ちした智弁和歌山の二枚腰とも言える粘り。この試合に代表されるとおり、あの球児達が、最後の土壇場まで絶対あきらめてはいけないと残してくれた教訓は小さくないものがあります。こうした勇気と感動をふんだんに与えてくれた甲子園の終幕も、この寂しさを手伝うものがあるのでしょうか。とにかくそれぞれに厳しかった夏のつけとして、疲れが出る時期でもあります。十分にご自愛頂きたいと思います。


飲酒運転の悲劇

[2006年08月29日(火曜日)|No.1056]

 またまた大きな悲劇が生まれてしまいました。飲酒運転の事故だけに、被害者の心情を察すると何とも言えないやりきれなさを感じてしまいます。しかも何の罪もない、4歳を頭に3人の幼児達が犠牲になってしまいました。
 
福岡市の海の中道大橋で、一家5人が乗ったRV車がこの飲酒運転の車に追突され、橋から海中に転落し、幼児3人が水死した事故です。
この事故で凄まじいと思ったのが母親の我が子に対する愛と執念です。転落した直後、自分が車の窓から必死に飛び出した後、可愛い我が子を捜しに真っ暗な海中に4度も潜ったとのことです。脱出後、子どもが浮上してこないことに気づいた母親は沈んでいく車中に潜り、一度目は長女を、そして二度目は次男を必死に救出し、立ち泳ぎする夫に手渡しました。
しかし残る長男は三度目、四度目の潜った挑戦でも適わず、車体が海底に落ちてしまっていったのです。
 
そして結局はこうした必死の救出にもかかわらず、3人とも水死してしまったのです。何ともいたたまらない話です。加害者は福岡市の市の職員ということですが、聞くところによると無遅刻無欠勤でずいぶんと好感の持てる青年であるそうです。でもこうしたことをしてしまっては、全ては水泡と帰してしまいます。一度の大きな過ちにより、一生背負い込んでも償いきれないことになります。
それだけに飲酒運転は本当に怖いものです。罰則をいくら強化しても、このように繰り返し引き起こされるものだけに、もっともっと一人ひとりがこうした悲しい事実を、他山の石とすることなく、しっかりと受け止める必要があるのではないでしょうか。
 
明日30日は早朝より終日、船橋に試運転最終調整で出張しますので、カキコミは休ませて頂きます。


飲みかけのペットボトル

[2006年08月28日(月曜日)|No.1055]

 飲みかけのペットボトルを常温で放置している人が3〜4割もいると新聞に載っていました。
記事によると、全国清涼飲料工業会のコメントでは、「栓を外したら清涼飲料水は生ものと同じ。いつまでも品質が変わらないわけではない」としています。
 
調べでは、飲みかけのペットボトルをかばんや常温の部屋に1日以上放置したことがあるとした人がそれぞれ45.3%、37.3%もいることが判りました。また同様の飲みかけを冷蔵庫で保存することについて、10%以上の人が「1週間を超えても大丈夫」と答えていたそうです。
 
冷蔵庫の過信によるものと思われますが、ペットボトルの蓋をあけ、口をつけることによりそのまま放置すると多くの雑菌が繁殖すると言われています。とにかく栓を抜いたら早く飲まなければいけませんね。生鮮食品でないだけに、陥りやすいことだと思います。
比較的安易に考えがちなことであるだけに、自分の身は自分で守るということからも、気をつけていきたいものです。


熱闘甲子園その2

[2006年08月25日(金曜日)|No.1054]

 打高投低と言われ、史上最高の本塁打60本が飛び交った今大会ですが、決勝戦はやはり抜群の投手を擁する両チ−ムの対決となりました。よく言われることですが、どんなに前日打線が爆発しても翌日この打撃については蓋を開けてみないことには判りません。バッティングは水ものと呼ばれる所以です。
 
斎藤くんと田中くんの投手二人に、どうしても視線が集まりがちですが、注目したいのは早実の捕手・白川くんです。元々この選手は投手だったのですが、斎藤くんの球を受けれる人間がいないことから、捕手に転向となったようです。転向後、一日100球から150球を毎日ワンバウンドやショ−トバウンドの捕球練習に費やしていて、体中あざだらけだったそうです。
ですから今大会でも斎藤くんの暴投は2つあっても、この白川くんの捕逸は1つもありません。
 
思い出されるのが、決勝戦の1試合目、延長11回駒大の攻撃だったと思いますが、1死3塁でスクイズを試みたのを咄嗟にこの斎藤くんが見抜き、スライダ−の低めワンバウンドを投げました。
これを見事に捕手が受け止め、三塁ランナ−まで刺したのです。咄嗟に外す斎藤くんも見事ですが、難しいワンバウンドを投げれるのはこの白川くんに対し、よほどの信頼がなければ為せぬ技でしょう。またとかく苦労が多い割には目立たない捕手の、面目躍如たるところではないでしょうか。
 
それにしてもこの斎藤くん、近年ではめずらしい、とても爽やかで好感を持てる高校生ですね。
受け答えもしっかりしているし、浮ついたところがないのが気に入りました。これだけの人気になってしまうと、なかなか難しくなりますが、もう少しそっとしておいてやったらと思います。
決勝戦の再試合の前、母親こそ4連投となる息子の体が心配でたまらなかったのに、本人からこのスタンドから応援を送る母の体調を気遣って「お母さん、大丈夫」とメ−ルしたそうです。
思いやりのある人間は多くの人を味方につけ、その潜在能力も増幅されるのではないでしょうか。


原油高騰の波及

[2006年08月24日(木曜日)|No.1053]

 船橋から夕方遅く会社に戻ったのですが、さすがに朝の出発が早かった為か、帰りの東名高速では睡魔に襲われてしまいました。ここのところ少しハ−ドで夏の疲れもそろそろ出る頃でもあり、家内のアドバイスもあったことから、眠くなったら寝ようと思っていましたので最寄りの松田PAで休みました。それが少しのつもりが、どうやら2時間近く眠りこけてしまったようです。やはり寄る年波には勝てません。
 
さて、相変わらず原油高の高騰が続いています。この8月の声を聞いた途端、何とレギュラ−ガソリンで140円台ですか。ゆくゆくは枯渇する、この資源を大切にしなければという気持ちと、中東の平和と安定をただただ願うばかりです。でも考えようによってはただの水だって飲料用は1リットル100円以上することですから、あながちガソリンが140円代と言っても、私達が言っているように高いとは言えないかもしれません。
 
このガソリンの高騰で目を付けられているのが、それに代わる燃料エタノ−ルです。バイオエタノ−ルと呼ばれ、エチルアルコ−ルとガソリンを混ぜたもので、濃度5%以下なら、現行の自動車を改良せずそのまま使えると言われています。しかし、このエタノ−ルがさとうきびから作られていることから、思わぬとばっちりを菓子業界が受けていると聞きました。
 
アメリカではバイオエタノ−ルはほとんどとうもろこしが主原料ですが、日本はさとうきびからの精製によることから、今、この需要が高まり、砂糖の価格にまで転嫁しているようです。
従って砂糖の値上がりにより、和菓子やケ−キ作りのコストにまで影響が出ているのです。
 
原油高は私達が使っているビニ−ル製品や電線などに留まらず、あらゆる所にその影響をもたらしていることを知らされました。効果の面では昔から「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉がありますが、こうした逆の面での弊害は何と言うのでしょうか。さしずめ「油が上がれば菓子が食べられない」といったところでしょうが、何かピンと来ませんね。


熱闘甲子園

[2006年08月23日(水曜日)|No.1052]

 明朝、船橋にもう1日出掛けなければいけないのですが、昨夜一旦こちらに戻ってまいりました
久しぶりのカキコミとなります。この期間中の話題と言ったら、何と言っても、大きなドラマが続いた甲子園しかないでしょう。
 
自分が願っていたとおり、決勝は駒大苫小牧と早実の対戦となりました。横浜が1回戦で負け、破った大阪桐蔭に2回戦で早実が快勝したときから、このカ−ドの組合せを望んでいました。
そしてできれば最後に早実が勝ってくれたらと思っていたら、まさにそのとおりの結果となってしまいました。
 
でも本当に良い試合だったですね。私は実況はほとんど観れなかったのですが、後でダイジェストを観ただけでもその凄さが伝わってきました。1日目決勝戦ではどちらも譲らず、15回引き分け再試合、あの太田幸二投手率いる三沢高(青森)と松山商の井上投手の、延長18回投げ合い以来実に37年ぶりだと言われています。この試合、最終回の15回、最後の打者駒大の4番・本間くんを迎えた斎藤くんのピッチングには恐るべき驚異的なものを感じました。渾身の力を振り絞って投げた球は実に147kmのスピ−ドです。連投の上、この試合178球を投げてのことです。
 
そして翌日の決勝再試合でも斎藤投手は準々決勝以来、何と4日間553球の連投です。その疲れを微塵にも見せることなく、爽やかなままに栄冠を掴み取りました。全く見事としか言いようがありません。1回戦から7試合を一人で投げ抜き、948球の堂々たるピッチングには言葉も出ませんでした。ずいぶんと人知れず走り込んできたのでしょう。そして体が柔らかく、回復力に優れた柔軟性のある筋肉を持ち合わせているのでしょう。天性と努力の賜物のように思われます。
 
敗れた駒大苫小牧高も見事でした。本人達の責任ではない相次ぐ不祥事で、春の選抜辞退という苦境にも立たされましたが、それにもめげず、中京商以来73年ぶりとなる夏の大会3連覇にあと一歩まで迫った熱闘にも心動かされました。引き分け再試合となったとき、多くの人達がこの両チ−ムどちらにも優勝をあげてもいいのではないかと思われたとおり、文句なしの活躍と功績だったと思います。ということで、この決勝戦に代表されるとおり、本大会には数多くのドラマがあり、心揺さぶられる感動がいくつもありました。これがやはり高校野球の真髄と醍醐味でもあり、他にない凄さだと思います。とても1日では語り尽くせないので、また追って取り上げてみたいと思います。
とにかく炎暑と言われる、この暑さをものともせず、一生懸命ただ白球を追い続けた球児達の姿にはいつも忘れ去ろうとしている感動を呼び起こしてくれるものです。球児達に感謝します。


お知らせ

[2006年08月20日(日曜日)|No.-]

 お陰様で連休工事も無事終了いたしました。そろそろ甲子園の野球が終幕を迎えようとしているのに、本当に暑い夏が毎日続いております。まさに実感ですが、皆様に心より残暑お見舞い申し上げます。くれぐれもご自愛下さい。
 
さて明日21日より急遽、弊社納入盤試運転調整のため、千葉・船橋に出張することになりました。
カキコミを久しぶりに再開するはずだったのですが、3日間ほど会社を留守にします。ご容赦下さい。


オシム・ジャパン

[2006年08月11日(金曜日)|No.1051]

 オシム・ジャパンが幸先良いスタ−トを切ることができました。
トリニダ−ドトバコに2−0で勝ちましたが、このオシム監督は人一倍走ることと考えるサッカ−を求めているようです。
 
私は観ていませんが、聞けば会心の勝利だったようで、初戦だからまあいいかとなりがちなところですが、この監督、全然満足していないようです。90分間走れず、運動量が続かなかったことが不満のようです。その指摘は足が止まり、後半は惨敗の結果となったワ−ルドカップ・ドイツ大会を思い出させます。
 
監督が言う「日本人は1対1は不利、相手よりどれだけ多く走れるかで勝負しなければならない」という言葉にはとても説得力があります。また選手選考についても面白いことを言っています。
「古い井戸に水が残っている」と言いながらも、「新しい井戸を掘らないとは言っていない」と、掴みどころがありません。
 
楽天の監督である野村さんがこのオシム監督に興味を持ったようです。技術で勝てないなら、せめて頭だけでも相手を上回らなければという考えが共通だからです。その姿勢は選手に自主性を求めた前ジ−コ監督とも大きく異なります。サッカ−のことは何も知らない私から見ても、今までの日本サッカ−を踏襲する限り、4年後はないように思えます。それでは何をしていくかと問われると大きくサッカ−そのものを変えていかなければいけないでしょう。とにかく、このオシム監督に期待するしかありません。また周囲と迎合するような人ではないだけに、好感が持て、選手はじめガラッと日本サッカ−を変えてくれるような気がしています。
 
明日から会社夏期休暇と工事出張のため、カキコミは21日より再開します。


静商野球

[2006年08月10日(木曜日)|No.1050]

 昨日、静岡商が滋賀・八幡商に8−2で快勝しました。32年ぶりの甲子園だったのですが、さすが伝統ある静商で堂々たる戦いを見せてくれました。この試合、大会タイ記録となる9犠打を記録し、バントで繋ぐ静商野球を存分に発揮していました。
 
それにしても高校野球って、勢いや流れというものがあるものをつくづくと感じています。振り返ると県大会の開幕戦がこの静商と静岡大成の試合だったのです。私も息子の関係で、初めて開会式を観たお陰で、この静商戦をすこし眺めることができました。正直、ここまでやれるチ−ムには見えませんでした。1回戦が逆転勝ち、そして2回戦シ−ド校の三島高をコ−ルド勝ちしてから少し勢いづき、その次の日大三島戦の勝利が本来の静商野球に戻ったものと思われます。
 
昔から基本には忠実で、決して派手さはないのですが送りバントなどはきっちりと、そして最後まであきらめない粘りのある野球をしていたのです。日大三島戦では延長13回表3点を入れられ、これまでかと思ったらその裏4点を入れ、逆転サヨナラです。これが本来の静商野球ではないでしょうか。
 
やはり伝統の力って凄いですね。32年ぶりと言っても堂々たる戦いぶりです。当初、御殿場南高が力負けした静岡高が本当に強いと思ったのですが、その静高や掛川西、浜名といった強豪をねじ伏せての静岡県代表です。近年、甲子園ではあまり代表校がパッとしないだけに、この伝統校に是非期待したいものです。かつての新浦、大石、藤波、高橋選手等、このOB達同様に静商旋風を甲子園に久しぶりに巻き起こしてもらいたいと願っています。


原爆記念日

[2006年08月09日(水曜日)|No.1049]

 長崎は今日61回目の原爆記念日を迎えました。靖国問題がとかく問われていますが、私は何の罪もない市民が一瞬のうちに巻き込まれ、多くの命を失ったり、未だにその後遺症に悩まされている、この原爆についてもっともっと日本人として考えていかなければいけない必要を強く感じています。
 
先日も広島での原爆訴訟で原告の訴えが認められ、国の敗訴の判決が言い渡されました。
原告達はその勝訴を喜ぶと共に、国の控訴がないよう強く願っていました。既に原告当事者の多くを失っている現状では、もう疲れ切ってのことでしょう。
 
テレビのアンコ−ル特集でちょっと目にしたのですが、爆心地から1km未満の範囲で被爆した方々の中で、幸いにも命は取り留めたものの、後遺症に悩む多くの人々がいます。そのほとんどの方々は重複ガンと言って、体中の臓器のあちこちでいっぺんにガンが発生しているものに悩まされています。これは一般に言われる転移ガンと異なり、1つの臓器で起こったガンがあちこちに転移するものではなく、それぞれが独立したような形で起こるものです。
その原因については多量の放射能により、人間の中に有す染色体の一部の形が崩れ、異常をきたすからだと言われています。
 
昨日のニュ−スでもテレビで、元プロ野球選手である張本勲さんが、ご自身が被爆者であることを打ち明けられていたことが伝えられています。5歳の時に爆心地から約1・5キロの自宅で被爆し、張本さんは母親が覆いかぶさってくれたおかげで命を取り留めましたが、6歳上の姉は目の前で亡くなったそうです。このお姉さんのことや戦争を思い出したくないとのことで、今までは口に出さなかったとのことです。
 
こうしてみると、平和で何の問題もないような現在ですが、戦後61年経っていると言えども、まだまだその傷跡は消えてはいません。張本さんが言われる「日本人から戦争の記憶が薄れてきているのを感じ、自分の経験を伝えていきたい」との通り、せめてこの広島と長崎の原爆記念日ぐらい、1年に1回でも事実をつぶさに見つめ、この痛ましい悲劇が二度と起こらないように、不戦の誓いと犠牲者への冥福を祈りたいものです。


亀田問題

[2006年08月08日(火曜日)|No.1048]

 出張を挟んだため、いささか話題が色あせてしまいましたが、例の亀田問題についてです。
私は一番問題があるのは、本人より何よりその報道のあり方のような気がします。
いろいろな人の意見を聞いて初めて判ったのが、今までの亀田選手のテレビ中継は全て同じようなスタイルで報道されていたようです。
 
それだけ私がよく観ていなかったとも言えますが、今回は出張中ともあって他の用事もなく、皆との一杯もいつもより少し控え、早めにホテルのテレビの前に座り込んだのです。
ところがです。テレビ中継が始まる7時半には、こうして観戦体制は全て整ったのですが、それからがいけません。テレビ局の作戦なのでしょうが、やれ何だかんだと引き延ばしに掛かり、肝心の試合が始まったのが何と9時近くです。これって少しおかしいのではないでしょうか。
そしてその時には気が付かなかったのですが、相手ボクサ−に関しては事前での調査映像もなく一切触れずじまいです。
 
こうなるとボクシングという立派なスポ−ツではなく、単なる興行にすぎません。過去何度か世界タイトル戦を眺めたのですが、こういったケ−スは記憶になく初めてのような気がします。
亀田人気におんぶにだっこした、便乗商法に成り下がっているように思えました。
 
その放映姿勢がこうしたものですから、疑惑を多くの人達が持った判定についても推して知るべしではないでしょうか。本人はまだ19才の青年です。周りのこうした扱い方によってずいぶんと変わるものです。聞くところによると、亀田選手そのものは結構いい奴とも言われています。
ですから、もし判定が相手方に下っていたら、今までのふてぶてしさから、がらっと変わった、「もう一度、精進して出直すよう励みます」と言う、謙虚な亀田選手の言葉が聞けたのではないでしょうか。テレビを中心としたマスコミの自重を促したいものです。


熱中症

[2006年08月07日(月曜日)|No.1047]

 先週よりの工事出張が無事片づき、ひさしぶりに出社できています。毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。心より、暑中お見舞い申し上げます。
 
留守中、いろいろなニュ−スがやはり飛び交っていました。埼玉のふじみ野市のプ−ルでは小学生の女子が吸水口に吸い込まれ亡くなるという、痛ましいプ−ル事故も起きてしまいました。
そのずさんな運営から、改めて安全管理という問題が大きく問われています。
 
またボクシングの亀田選手の、不可解なタイトル奪取ということもありました。これについてはまた改めて触れたいと思っていますが、日本人の多くが、他の国にはあるような、変な判官贔屓(びいき)ではなく、公正な目を持っていることを知らされ、安心しているところもあるわけです。
 
また昨日からは大好きな高校野球も始まりました。地元・片浜中出身の白井史弥選手のいる横浜高は、残念ながら昨日1回戦で強豪・大阪桐蔭に破れ、春夏連覇の夢はうち砕かれました。
この試合は事実上の決勝戦のようなものだったのですが、もう少し白井史弥くんの活躍を見ていたいと思っていただけにちょっと寂しくなってしまいました。
 
出張に出掛けた最初の3,4日間は晴れ間もあまり覗かず、比較的涼しく思えるような天気だったのですが、そう長くは続かず、それからは毎日、本来の暑い夏の連続でした。
こうしたとき、今一番心配されるのが熱中症です。前夜の飲み過ぎや睡眠不足などが原因で、翌日の作業中、高温の環境下では体の体温調節や循環機能などの働きに障害がおこり、熱射病や熱けいれんを引き起こすものです。
この対策としては十分な水分を摂ることが言われているわけですが、私どもの元請けさんに当たるJTEさんでは、嬉しいことに休憩所各所に無料でポカリスウェットの飲料水を配備してくれていました。もちろん冷蔵庫を用意してくれての、冷たい飲み物です。その量からして馬鹿にならないものでしょうが、これからの工事を予定している他の工場での、工事期間中に我々業者だけの為に空調を運転して頂けることと併せ、本当に嬉しい配慮です。こうした嬉しい温かい配慮があれば、動くのは人そのものだけに、予期せぬ思いがけない効果というものも生まれるのではないでしょうか。
私達会社にとっても、暑い夏はまだまだこれからも続きます。