株式会社 アイソー




2006年02月の日記

とんでもない奴

[2006年02月28日(火曜日)|No.951]

 とんでもない奴がいるものです。鹿児島発羽田行きのJALが一人の男が携帯を使い続けたため、1時間も遅れたというニュ−スを目にしました。
 
それによると、同機が滑走路に向けて動き出した後でも女性乗務員の注意を聞かず、座席で携帯電話のメ−ルをうち続けていたそうです。そして繰り返しの注意で、やっと携帯電話の電源は切りましたが、給湯室まで乗務員を追ってきて胸ぐらをつかみ、「もう出てくるな。顔も見たくない」と言ってつばを吐きかけたと言います。このため機長判断でいったん搭乗口に引き返し、機内から連れ出し反省を求めたところ、「もうしないから」と必死に搭乗を懇願したため、やっと飛行機が遅れて出発できたとのことです。
 
何ともお粗末な話です。こうした全く自己中心的な人間に対しては、毅然とした姿勢が必要なことと思います。他の多くの方の迷惑なんて考えたことがあるのでしょうか。乗客の中には一時も争うような方もいるかもしれません。これで思い出すのが、よく搭乗手続きを済ませているのにもかかわらず、出発時間になっても搭乗しないでアナウンスされる人間のことです。ある意味では一蓮托生的にも感じられるものです。
 
とにかく、その影響で誤作動にも繋がることから、飛行機などでは絶対禁止されている携帯電話を注意を無視して使い続け、ましてや開き直った行動に至り、多くの人に迷惑を掛ける結果になるなど言語道断な話です。本人にとっては大したことではないと思っているかもしれませんが、現在の社会のある一面を象徴しているようで、大いに考えていかなければいけない大問題です。


金メダルの秘密

[2006年02月27日(月曜日)|No.950]

 トリノ五輪は今日その幕を閉じましたが、先週末やっと待望のメダルが獲得できました。
しかも何と金メダルです。不振に喘いでいた日本競技陣の中で、女子フィギュアの荒川静香選手がやってくれました。メダルへの夢をあきらめかけていた、多くの日本人にとって、この快挙はきっと溜飲を下げるものになったことに違いありません。
 
もちろんテレビですが、朝方ほとんどパ−フェクトな、この荒川選手の演技を観た後、実力NO.1のロシアのスルツカヤの演技を見守りました。解説はちょっと硬いかなと指摘していた直後、思わぬことが起こりました。それまでジャンプなどでほとんど失敗したことのない、この選手が着地で転倒したのです。それを望んでいたわけではなかったのですが、これで金メダルと日本人の誰もがそう思ったのではないでしょうか。やはりこのスルツカヤ選手も人の子、相当のプレッシャ−があったのでしょう。
 
試合後、荒川選手の金メダルの謎(と言ったら叱られますが)が解けました。ショ−トプログラムが終わって3人が0.71点差でひしめく中、1位のコ−エンと2位のスルツカヤはただただ金メダルがその照準でした。一方、荒川選手はと言うと、後のコメントにあるとおり、「余分なことを考えずに本来の力を出しながらスケ−トを楽しもう」と。そしてその結果がメダルをできれば取れたらいいと、比較的気楽に考えていました。ましてや金メダルなんて自分でも信じられないと言っている言葉通りです。この差は大きいのではないでしょうか。もちろんこうした素晴らしいマインドコントロ−ルができていたことも勝因の1つですが...
 
ですから戦前、私達素人が考えていたように、日本選手の不振の影響できっと余分なプレッシャ−が掛かり、結果はメダルには届かないのでないだろうかという危惧も当てはまらなかったわけです
こうしてみると、この荒川選手というのは凄い選手ですね。今までの日本選手ともタイプが違います。こうした素晴らしい選手がもっともっと後に続くことを願い、改めてその偉業を称えたいと思います。


友人の死

[2006年02月24日(金曜日)|No.949]

 今日は友人の告別式に行って参りました。同じ中学・高校と一緒に野球をやり続けた仲間です。
22日に突然の訃報を聞き、慌てて自宅まで駆けつけましたが、物言わぬ変わり果てた姿に何とも言えない寂しさがこみ上げてきたものです。その場で故人の奥様とお姉さんから、是非にと告別式での弔辞を依頼され、これも供養の1つと考えお引き受けすることに致しました。
 
とは言うものの、弔辞を用意したくても、故人のことを思い出すと気が滅入ってしまうことから、夜はやめておこうと思い、とうとう当日の朝までそのままでいました。
そして当日の今日、11時半の告別式となっているため、ようやく朝から書き始め何とか間に合わせたのです。
 
でも親しかった友人の弔辞など嫌なものです。故人は私より学年が1級下だった関係で、私のことを先輩として昔からよく立ててくれていました。そしてお互いの自宅が50mも離れていない関係で卒業後も同じソフトボ−ルチ−ムに入ったり、そのやりとりは途絶えていなかったのです。
弔辞でも触れましたが、本当にいい奴でした。もう20数年前になりますが、私の結婚前、小さな家を増築したときにも、大きな材木問屋の跡取り的存在だった彼が、頼みもしないのに「秋山さん、大工さんに一番上等な柱を出しておいたから」と言ってくれた言葉が今でも忘れられません。
そしてこの会社が1年に1回主催する、市民文化センタ−でのショ−の切符を、本人直々に毎年届けてくれていたものです。
 
弔辞の最後にこう語り掛けました。「私も一人前ではない3人の子どもを抱えていることから、あなたの所へ今すぐ行くわけにはいきませんが、それまでに野球のできるメンバ−を揃えておいて下さい。そして行ったら得意のお吉物語でも唄って迎えて下さい」と。
弔辞の時には我慢していた涙が、なぜか事後のお焼香の時には止まらなくなりました。あまりにも早すぎるし、本当に心置きない、いい奴だっただけに寂しい限りです。


あるお店での対応

[2006年02月23日(木曜日)|No.948]

 沼津市街のE店での話です。この3月中旬より来沼となる中国人研修生受け入れ準備の為、生活用品等の購入を家内に依頼してあり、何回かこのところその購入を進めています。
一昨日は私も出張より比較的早めに戻ることができたため、この買い物に同行しました。
布団等、がさ張るものが多く、また売り出し期間の最終日だったからです。
 
やはり女の人の買い物は我々男と違って無駄がありません。安売りの広告を手にし、しっかりと買い物リストを事前に用意してあります。店内でその該当商品を自分自身で見つけようとしていた為私も店員に聞いた方が早いと思い、店内を探し歩きました。比較的この種の店は店員が少なく、やっと見つけた係員は一生懸命あるブ−スの整理をしていました。
こちらもその様子が解らないわけではないから、丁重にこういうわけだが購入のお手伝いをして頂けないか聞いてみました。ただ一言、ぶっきらぼうに「いいですよ」と言いながら、家内の待つブ−スに向かう私の後に従いました。ただあまりにもその様子が嫌々そうに見えたので、私も一言、「忙しければ他の人に替わってもらってもいいですよ」と投げ掛けたところ、他の人間も皆忙しいからといった返事が返ってきました。あまりにもその言い方がこちらをお客として意識していないようにも感じたので、いよいよ私も切れてしまいました。「仮にも俺はお客だよ。それがお客に対する対応かよ」と。私は気がつきませんでしたが、家内の話によると、その係員は胸にしっかりと「親切係」というプレ−トを付けていたそうです。
 
そして話はまだ終わりません。購入品をレジで精算した後、大きな荷物を車まで運ぶ途中、何気なくレシ−トを見ていた家内が「カラ−ピ−マンや枝豆なんて買ってないのに」と発したのです。
そうです、購入品以外のものまでレシ−トには含まれていたのです。よく慣れていない人間がレジを打つとき、その日のセ−ル品など、予め番号で登録されているレジキ−を誤って重ね打つことがあるそうです。そうした結果によるものでしょうが、何というお粗末なのでしょう。
やはりその話によると、ある別のお店では5個しか買っていないのに、50個としてついていたこともあったそうです。
このように社員教育は本当に大切なものです。そして失った信頼はなかなか取り戻すことができません。それから、くれぐれも購入した品物のレシ−トは自分自身でチェックすることをお薦めしたいと思います。


甲子園出場その3

[2006年02月22日(水曜日)|No.947]

 「官から民へ」こう言っても小泉さんが唱えている、郵政民営化などの話ではありません。
先日の続きです。役所の非協力的な面に嫌気が差し、垂れ幕を一度はあきらめようと思いました
が、思い直して初志貫徹を決め込んだのです。それも仲間の強い薦めがあったからです。
 
地元の役場を1階に構える、体育館の2階窓下からこの垂れ幕を吊り下げたいと当初願っていましたが、思いがけない役所の大きな抵抗に会い、一時は頓挫しかかりました。ところがその後すぐに開いた会合で、メンバ−の口々から、それならそんなの当てにしないで○○さんの塀に横断幕として掛けたらどうだろうか、との意見が出始めたのです。
 
こうなると民意は強いものです。早速、行動に移し、候補のお宅にお願いに行ったところ快い返事を頂くことができました。その話している中で、1つ別の案も思い浮かび、今度は地元の火の見櫓(やぐら)の方がもっと目立つのではないかとの話も浮上してきました。そしてこの管理に当たっている地元自治会長に掛け合ったところ、全然問題ないとこちらも気持ちよい返事を頂いたのです。
こうして現在どちらが良いか検討中ですが、とにかく実施することには間違いありません。
「官が当てにならないなら民自らが工夫して進める」地元にこんなに素晴らしい教材があることを知らされました。1つの目標が定まって結集したとき、民の力は思っている以上に強いものです。


人間ドック

[2006年02月17日(金曜日)|No.946]

 人間ドックに行ってきました。毎年、誕生日近くに年1回行っているものです。
お陰様で、特に数値等あまり悪くなっていませんでしたので、ひとまず安心で、胸を撫で下ろしています。
 
と言うのも、やはり1月、2月のこの時期はどうしてもお付き合いが増えるからです。振り返ってみても、よくこれだけ出歩いているなと思うくらい、夕方からの会合に真面目に(?)出席しているからです。そしてこの付き合いが増えるせいか、年を追うごとにお酒が強くなっているようにも思えます
 
決して良い傾向とは、言うことができません。先日の新聞にこんな記事が載っていました。
大量飲酒は脳の萎縮を引き起こし、認知症の原因になると考えられている。しかしそれだけでなくごく小さな脳梗塞など脳血管障害につながることが最近の研究で明らかになってきた。
放置すると大きな脳梗塞が起こる可能性もあり注意が必要だ。
 
数値が悪くなっていないと言っても、一部のデ−タだけで肝機能等はまだ詳細結果を知らされていません。それだけに、早朝用事のない時に行っている愛犬との散歩などは、少し功を奏しているものと思われますが、油断は禁物です。以前は全くなかったことですが、時として深酒で記憶が途切れることもあります。上記の新聞記事にもあるように、飲み過ぎにはくれぐれも注意したいものです
でも、この時期、日本酒など本当においしいですね。余談ですが、韓国では日本にやって来てゴルフと温泉と、この日本酒を飲むのがブ−ムとなっているそうです。
異国の人達もやみつきになるくらいですから、私達もその素敵な魅力から、なかなか遠ざかることができないわけです。
 
来週の20〜21日は連日、出張予定が入っておりますので、このカキコミを休ませて頂きます。


ちょっと良い話 part8

[2006年02月16日(木曜日)|No.945]

 松下電器による、例の欠陥温風機への対応です。
「最後の1台まで探し出す」と言っている同社の対応は、そのスタ−トこそ遅かったものの、評価できるものではないでしょうか。
 
電機メ−カ−にとっては書き入れ時である、昨年末のテレビCMもこの危険周知の内容に全面的に切り替えたそうです。「万一の場合、死亡事故に至る恐れがあります」と、ややもすれば他の製品の売れゆきにも影響の出そうな内容ですが、率直に訴えたところが「誠実さを感ずる」といった感想で、巷での好感度UPに繋がっているとのことです。
 
また社内向けには「事故の再発を許せば明日の松下はない」と、その危機感を煽っていました。
そうした全社的な取り組み姿勢が、プラズマテレビの販売シェアが全体の6割を超えるというような逆にテレビCM中止の影響を感じさせないほどの好調をもたらしていると言われています。
今、まさに耐震強度偽装やライブドア問題など、この企業のコンプライアンス(法令順守)を強く問われているときですが、「ピンチはチャンス」でもあるわけです。事実から目を逸らさない誠実な対応が、このようにアゲインストをフォロ−ウィンドにも変えることができます。
やはり企業は経営理念あっての会社たる所以です。ただ利益が上がればよいわけではないことに今頃になって気がついてみても、それは手遅れというものです。


甲子園出場その2

[2006年02月15日(水曜日)|No.944]

 昨日のおめでたい話の続きです。本当にあることで水を差されてしまいました。
お祝いの意味での垂れ幕がまかりならぬとの話です。
 
当初、地元では一番目立つ場所である、片浜小学校の体育館の2階から吊り下げようと思っていました。もちろん、この場所は公共の場所ですから、その許可が必要でそれなりに申し入れましたただ学校体育館と言っても、この場所は市の出張所(役場)を1階に有すため、その管理は学校ではなく沼津市とのことです。
 
私は業務多忙のため、ある方にこの折衝を全てお願いしました。そして今週の月曜日、午後遅くなってから電話を頂きました。おそらく朝からこの件であちこち飛び回ったのでしょう。市からの結論は全くお話にならずノ−とのことでした。
理由はこのように個人的な私的なことでの事例はなく、また作りたくないとの話です。
そして出る学校が沼津の市立高校や小中学ではないから、対象になる話ではないとのことです。
それなら小野伸二選手や山本昌邦さんの事例は?と聞いてみたところ、あれは世界的な選手等だからとの返事でした。いやはや、お役所ならではの話で、新しく事例を作り上げるのは初めから及び腰で、とりつくしまもありません。
 
こちらとしては、たとえ出場校が横浜高であっても地元出身ですし、そのジュニア時代から地元で頑張っていた選手です。こうした意味でも、後に続く後輩達の良い励みになればと願ってしたことです。でもこちら側の意図など全く聞き入れることなく、一部の個人的な事例との扱いとされてしまいました。またこうした前例を1つ作ってしまうと収拾がつかなくなるとの話です。全く見解の相違でちょっと寂しい話です。もちろんその費用を出せと言っているのではなく、私が考えるにこうしたおめでたい事例は収拾がつかなくなるくらい、たとえ出たところで困るような話ではないような気がするのですが...。さあ、皆様はどのように思われるでしょうか。


甲子園出場

[2006年02月14日(火曜日)|No.943]

 寒い日が続き、まだまだ球春近づくとは呼べないこの頃ですが、楽しみな明るいニュ−スが1つあります。それは息子の同級生でもあり、昔地元の片浜ジュニアというソフトボ−ルクラブのチ−ムでも一緒だった白井史弥(ふみや)くんが、この春の選抜高校野球に晴れて出場します。
 
彼はやはり地元の片浜中学を卒業後、野球では名門の横浜高に進んだのです。中学では学校クラブには属せず、裾野シニアというリトルリ−グで腕を磨き、ここでの活躍がそのきっかけとなりました。そして高校入部後、1年の夏の大会ではエ−ス湧井投手を擁し、見事夏の大会に出場したのですが、背番号こそ15番を付けたものの控えの選手でした。
それがようやくここで、最上級生にもなりチ−ムの中心選手として出場を果たしたのです。
 
1年生の夏の大会のときでも、お祝いの意味で仲間で垂れ幕を出そうかと相談したのですが、レギュラ−ではないからと言って、父親から丁重にお断りの連絡を頂きました。
それがやっと実現できるのです。地元で後に続く子ども達のためにも、是非そうして頑張っている事実を告げなければいけないような気がしています。
また3月の大会の時には有志でバスもチャ−タ−して、甲子園にも駆けつけようと今から関係者で楽しみにそのプランを練っています。
このおめでたい話にちょっと水を差す話が出てきてしまいました。今日は史弥クンの甲子園出場という輝かしい話だけにしたいと思いますので、また次回触れさせて頂きます。


トリノ五輪から

[2006年02月13日(月曜日)|No.942]

 トリノオリンピックが始まりました。期待に反して、我ら日本選手陣の成績はいまいちパッとしません。モ−グルでは上村愛子選手に注目が集まったのですが、惜しくも5位とメダルに届きませんでした。でも「コ−ク720」って言うんですか、華麗な3Dの技を見事に決めました。メダルは逃したものの、オリンピックの本番でこの大技を成功させたのですから大したものです。
 
またこのメダルとのほんのちょっとした差はスピ−ドだと言われています。タ−ンにも関係するスピ−ドは、本来のこのモ−グルという競技らしさを問われているとのことです。それだけこの競技が単なる回転技だけではない、奥が深いということかもしれません。
 
一方、ジャンプでは原田選手がお粗末でしたね。飛ぶ前に失格ですか、ベテランでもあり、この競技のスペシャリストとして恥ずかしい話です。現地でメンバ−の中から出場者を決めることからも、出られなかった選手に対しても失礼なことです。わずか体重が200グラム足りなかったということですが、このことをしっかりと認識していれば、飲み物を飲んだだけでクリヤ−できたはずです。
それにしてもこの原田選手って、いつの時も何かと話題に上る選手ですね。
 
また今朝の速報でも、次々と残念な結果が入って来ています。ちょっと事前にマスコミが騒ぎすぎるのではないでしょうか。このマスコミが不必要に騒ぎすぎるものですから、私達もついつい乗せられてしまいます。日本でそこそこでも、世界と言えばやはりそのレベルは大きく異なります。
スノボの童夢選手が流していた涙のように、口惜しさをバネとして「何が自分に不足していたのか」をよく考え、次回には捲土重来を期してもらいたいものです。


ゴミのポイ捨て

[2006年02月10日(金曜日)|No.941]

 朝のラジオでゴミのポイ捨てのことを取り上げていました。ポイ捨てと言っても、大きな袋ごと、車の窓から捨てている話です。
 
最近、結構見掛ける光景ですが、ある方が見て見ぬ振りができず、信号で停まったときこのゴミを捨てた車に近づき、運転手に注意したそうです。会社の看板までさげていた、この運転手は素直に「すみません」と一言謝りましたが、そのままゴミも拾わず走り去ってしまいました。
 
何でもないようなことですが、このような複雑な時代ですから結構注意するのも勇気が要るものです。ある所では注意したばっかりに刺されるようなこともあるわけです。
考えてみると、最近では公共の場所から、以前に比べゴミ箱が少なくなっているようにも思えます。
また持ち込みゴミ厳禁と大きく掲げて、高速道路などもその閉め出しにかかっています。
そしてゴミ捨て日は各自治会管理でしっかり決まっており、部外者は一切受け付けないようなシステムです。
 
こうしてみると、そういった所から外れている人が捨てているかもしれません。もちろんだからと言って、その行為を決して肯定するわけではありません。でも昔みたいにゴミ箱を置き、もう少しシステムを見直す必要があるようにも思います。道端にゴミが転がっているよりかは、ゴミ箱に貯まっている方がまだましです。もちろん車からゴミを投げ捨てるなどの行為はもっての他で、ましてや会社名の入った車からとは言語同断な話ですが、過剰包装などを慎みその減量対策を図りながら、もう少しシステムを再考したらどうでしょうか。でもこう言いながら、その難しさを感じているのも事実です。とにかく一度ゴミを捨てるのではなく拾ってみましょう。そうすればきっと良くなるはずです
「ゴミを拾う人に捨てる人はなし」


清原効果

[2006年02月09日(木曜日)|No.940]

 オリックスが清原効果で盛り上がっているとのことです。
この一人の人気者加入のお陰で、マスコミは増えるし、キャンプも今までになく賑やかで選手それぞれに張り合いとやる気が出てきているそうです。
 
そう言っては悪いのですが、もともとこの球団、近鉄と合併したからと言って、岩隈投手には逃げられるし、宮内オ−ナ−の評判もいまいちで、どちらかと言えば地味なイメ−ジを持たれていたのではないでしょうか。それが今シ−ズン、この清原選手の他、大リ−グ帰りの中村選手も加わり、俄然注目されることになりました。
 
清原選手もやる気になっているみたいです。自分から中村監督に申し出て、4番は自分ではなくノリ(中村選手)にしてくれとも話しているそうです。当初、この大物二人の確執をマスコミが面白がって取り上げていましたが、その期待通り?とはいかないみたいです。
 
とにかく、元々力は持っているのですし、二人が実力どおりに活躍すれば、投手陣にも良い影響を与え、結構ペナントレ−スが面白くなるのではないでしょうか。古巣ジャイアンツで付けていた背番号5も、退団後あっさりと外人に与えられたとも言われていることから、清原選手に大いに発奮してもらいたいところです。元々この選手はパリ−グ向きですし、その活躍が同リ−グの人気にも繋がり、しいてはプロ野球全体の活性化になることと思います。
でも人間の心理というものは面白いですね、ジャイアンツを離れると、こんなにも応援したくなるから不思議です。


ご懐妊

[2006年02月08日(水曜日)|No.939]

 ひさしぶりに明るいニュ−スが飛び込んで来ました。
秋篠宮妃紀子さまがご懐妊されたとのことです。このまま順調に行けば今年の秋の出産予定で第3子となるわけです。
 
そこで、にわかに議論の対象となってきたのが、現在政府で進めようとしている女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案です。現行制度ではもし男の子だったら、その皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次いで3番目となるからです。
 
私は皇室のことはよく解らないし、またあれこれ言えるだけの知識を持たないため、難しいことは控えたいと思いますが、とても良い傾向ではないかと思います。周囲が勝手に女性天皇を認めようと進めていても、肝心の皇室内部ではどうでしょうか。もちろんその対象とされている愛子さまにしたって、まだそのような判断がつかない幼少の身です。そして今回の朗報が加わりました。果たして紀子さまの第3子が男子かどうかは定かではありませんが、もう少し、じっくり時間を掛けて結論を出してもいいのではないでしょうか。
まあ、とにかく先日も触れましたように、3人兄弟となるのはその成長にとってもとても素晴らしいことだと思っています。


東横インの偽装工事

[2006年02月07日(火曜日)|No.938]

 またまた企業倫理が大きく問われる問題です。例の東横インの偽装工事についてです。
ここの社長、あまりその罪の意識がないらしく、「時速60キロ制限の道を67〜68キロで走ってもまあいいかと思っていた」と、ふざけたコメントを出しています。
 
あちこちのチェ−ン店を持つこのホテルは、そのほとんどが法律や条例で義務づけられた身障者用の設備や駐車場を、完了検査後に通常の客室に変えていたとのことです。しかも今から10年以上も前には、仙台のホテルで市から指摘を受け、7年後にやっとそのように改造したという札付きの事例も見られるのです。明らかに違法を承知で繰り返し行っているものであり。許されない話です。
 
「もし社長が車いすの生活になって、自分のホテルに泊まれないとしたら、どれだけ悲しいか。そう考えてみるだけでいいのに」こう語る、ある身障者の話はとても重いものです。
また現在のユニバ−サルデザインやバリアフリ−の時代の流れに、全く逆行した話にもなっています。
 
新聞等によると、ライブドアのやり方が株による錬金術だとすれば、東横インは部屋をひねり出す錬室術とも言えると、うまく言い当てた表現をされていましたが、この社長こそ心の障害者そのものではないかと思います。
聞くとその社長の目標が、今の120店舗から国内外で1045(ト−ヨコ)店にするとのことですがとんでもありません。しっかりとした経営理念のない、企業倫理にも大きく外れた会社が業績を伸ばせるわけはないと私は信じています。


大地の子を育てて

[2006年02月06日(月曜日)|No.937]

 再放送とのことでしたが、昨夜のNHKスペシャル「大地の子を育てて...」をテレビで観ました。
涙なしには観ることができず、思わず番組に引き寄せられ、いろいろと考えさせられました。
 
第2次世界大戦末期、中国養父母に拾われ育てられた日本人孤児と養父母の、その後を綴ったドキュメントです。中国・吉林省・長春ではロシア兵の攻撃から逃れるため、多くの取り残されたり、捨てられていった、大勢の日本人の子ども達がいたそうです。
今から数年前、ある日本人の篤志家の手によって建てられた中日友好楼に住む、ここの養父母達の生活と、この親を残し日本に永住帰国した孤児達のその後を描いていました。
 
ある養母は道端で捨てられていた日本人の子どもを拾い、育てようと決めた3日後に、日本兵の手によって主人である夫を刺殺されたと言います。また身ごもったお腹を日本兵により足蹴りにされ、流産したばかりの養母が、やはり捨てられていた日本人の子どもを自分の子として育てる決心をします。
一方、この親を中国に残し10年前ぐらいに日本に帰国した、ある方は日本での仕事もままならず生活保護を受けるような状態です。養母の体の具合が悪く、やりくりして貯めたお金を使い果たし10日間という期限付きで、中国のこの親元に向かいます。入院されるにしても金はなく、この母の面倒を見てもらっている親戚からは責められます。
また夫を殺された養母に育てられた日本人孤児の方は、この母と中国でずっと住むつもりでいましたが、自分の子ども達から、孤児に与えられている権利から強く日本行きを希望され、その狭間に立ち思い悩みます。今の中国の若い人達にとっては、日本で働くことができることは強い憧れのようにも捉えていました。結局、この先短く中国にずっと居たい養母と共に、日本へ移り住む苦渋の選択をすることになります。
 
番組から強く訴えていたのが、付きまとう今の貧しさのような気がします。そしてもし日本人が逆の立場だったら、果たして敵国の多くの孤児達を我が子のように育てただろうか、という投げ掛けです。孤児達の7,8割が日本に帰国すると言われ、一生懸命、育てた挙げ句が体もままならない、晩年の独りぽっちの侘びしい現実です。誰が悪いという問題ではないでしょうが、考えさせられてしまいます。やはり戦争が生み出した大きな悲劇なのです。小泉首相がこの番組を眺めたらどう思うでしょうか。相手の言い分にも耳を貸さなければいけない現実がそこには存在します。


お手盛り

[2006年02月03日(金曜日)|No.936]

 議員年金制度廃止と言うから喜んでいたのですが、とんでもありません。
名だけの廃止で実態はとても廃止とは言えるものではありません。その自浄能力を期待していましたが、やっぱりというものでした。
 
現職議員全員が対象となっていた民主党案があっさりと否決され、賛成多数で可決された与党案は以下の内容です。
・在職10年未満の現職は納付金8割返還
・在職10年以上の現職は(1)15%減額して年金受給(2)在職中の納付金8割返還のいずれかを選択
・年金を受給しているOB議員は、原則4−10%削減して給付を継続
 
在職10年以上の議員に関しては「返還」を選ばなければ年金が支給されることになるわけです。
しかも、議員からの納付金がなくなれば、年金はすべて国税から支給されることになります。
在職十年の議員が「返還」を選べば約1000万円が戻るとのことですが、年金受給を選べば、年約350万円受け取ることができ、「引退後三年ほどで元がとれる」方法を選ばない人もいないとも思えるからです。。ですからそもそもこの目的である、どれだけ私達の支払っている税金の節約ができるか、という点では、むしろ改悪とも言えるわけです。
 
一方、国民の間では国民年金の保険料を40年間払い続けても、その給付は年79万4500円しかありません。現行の引退議員は65歳以降毎年412万円の年金が給付されており、国庫負担率は約7割にも上り、国民年金との格差は1/3まで及んでいるわけです。この議員優遇制度を自ら襟を正し、見直していかなければいけないと言っていた、あの選挙前の勇ましい声は何だったのでしょうか。あまりにもお手盛りで、国民を愚弄するにも程があります。ただ国民に我慢を押しつけ自分達のやっていることにはお構いなしでは済まされないことでしょう。このように政治家のやることには全く腹立たしい限りです。”稲村の火”のあの浜口さんのような人が、一人でも現代の政治家の中に出てこないものなのでしょうか。


主客転倒

[2006年02月02日(木曜日)|No.935]

 「アブダクション(拉致)横田めぐみ物語」という、ドキュメンタリ−映画がアメリカのスラムダンス映画祭で「観客賞」を受けたとのことです。
ご存知、拉致問題を扱ったこの映画はアメリカ人の監督の手によって作られました。
受賞を聞いて、めぐみさんの母でもある横田早紀江さんは次のように答えています。
「何度も来日してわたしたちの話を真剣に聞き、泣きながら制作してくださった監督さんたちの思いが、多くの人に感銘を与えたと思う。感謝したい」
 
この映画を観たアメリカ人の間では、言いしれぬ不可解な怒りがふつふつと湧いているとのことです。「もし自分達の身の回りで、現実に起こったらどうしようか」と。恐らく生ぬるい日本とは違って米国でこのような問題が起これば、すぐにでも政府間の具体的な行動に繋がることでしょう。
 
シャレではないのですが、一向にラチのあかないのが我が国の実態です。横田さん達の立場では依然何のアクションも示さない政府に対しては、強い苛立ちを隠せないことでしょう。横田さんが言われるように、世界中の一人でも多くの人達が関心を示すことを願っています。
それにしてもアメリカでこの映画、作られたとのことですが、我が国ではまだ扱われてはいなかったのですね。ちょっと主客転倒のようにも思える話です。


一級建築士の違い

[2006年02月01日(水曜日)|No.934]

 いよいよ2月です。同じ一級建築士でもこちらは姉歯さんと違い、立派な建築士の話題です。
過日の新聞にその素晴らしい取り組みが紹介されていました。「弱者を助けるのが建築士」と言い切り、悪質リフォ−ムを社会問題化するきっかけを作った人で、週一回は全国各地で講演までされています。
 
この埼玉県に住む、工務店の二代目である石田隆彦さんは、もともとトイレ工事ばかりを請け負っていましたが、10年前先代の父親が脳梗塞で倒れました。そして自宅のトイレを和式から洋式に変えたところ「殴られた記憶しかない」父親が涙を流して喜んだそうです。
以来それがきっかけで、高齢者向けの住宅改修に取り組み、バリアフリ−の知識と技術の習得に努めました。こうしてNPO法人なども立ち上げ、いろいろな相談が寄せられる中、こつこつためたお金が一瞬にして奪われた高齢者を眺め、黙っていられず返済交渉までするほどの問題解決に乗り出しているのです。
 
業者にはかなり脅されるようなこともあるみたいですが、中高校生時代はツッパリでアウトロ−時代があるから対決できるとも言われています。
片方では自分が食うためだからと言って、自分の仕事へのプライドも何もない人間に比べたら、大きな違いです。「義を見てせざるは勇無きなり」こうした世の矛盾に黙っていられない人が一人でも多く出ることを願っています。