株式会社 アイソー




2005年05月の日記

何気ない仕草

[2005年05月31日(火曜日)|No.794]

 取り立ててお話しするようなことではありませんが、家族である1つのことを心がけています。
それは外食で出掛けた際、食べ終わって帰る時、同じような皿を重ねて片付けるようにしているのです。
 
何気ないことかもしれませんが、こうして帰ると少しお店の人にも喜ばれるものと思われます。
片付けやすいし、それに皆がやっていないことから、こちらのインパクトも強まるというものです。
また、「とてもおいしかったですよ」という、暗黙の意志表示としても伝えることができるのではないでしょうか。
 
もともと気がつけばやっていたような気がしますが、真ん中の娘がファミレスでバイトをするようになってから、意識して心がけるようになりました。片付ける方にとってはとても助かると言います。
またいろいろなお客がいることから、結構そのおもてなしに神経を遣っているようです。そんな時このような何気ない仕草が少し心温まるものだと話していました。
 
家族揃って、そう多くはありませんが、たまには家内を日頃の”おさんどん”から解放させてやりたいという意味からも、外で食事をする機会を持ちます。そんな時、一時でも日頃の煩わしさから解放されたことや、家族揃って一同に会すことに感謝する意味でも、容易いことのような気がします。
少しでも相手の立場になって物事を考えるようになれば、世の中は平和になっていくものです。


大宅映子さん講演会その2

[2005年05月30日(月曜日)|No.793]

 先日の講演会の続きです。この方は自分のスタンスをよく理解されていて、税調などの審議委員に選ばれても、なぜ自分がというところをわきまえ、常に消費者の立場や女性の意見から向き合っているとのことです。そして最近では地球規模で物事を考えるように心がけていると言われていました。
 
ちょっと子育て等に目を向けると、世の中の便利さや豊かさの弊害について指摘していました。
まず、毎日の食事ですが、ス−パ−やコンビニに行けばいつでも食べる物にありつけます。でも自分は食べるものくらい、自分で作るように心がけているし、またそれが母親の仕事だと思っています。食べることは大事、残り物をどうして翌日、家族の胃袋に詰め込むか、そこからまた献立の工夫が生まれます。またこうして作られた食卓を囲んで、家族が作られるものです。この子育ての絶好なチャンスを、便利になりすぎて失っているような気がします。
同じ釜の飯を食うところに意義があるもので、家族がおいしいと言ってくれるから、それまでの疲れが吹っ飛ぶものです。
 
豊かになりすぎたから一人ひとりの力が弱くなったのではないかと指摘しながら、また「貧しさは最大の教師」と説いています。まさにその通りではないでしょうか。
それと共にいつも思っていることですが、美食飽食を繰り返している日本の反対側では、明日の生きる食事にさえありつけないでいる人達がいます。こうした無駄や不公平を繰り返した挙げ句にはいつの日かそれなりのツケが廻ってくるのではないでしょうか。


禍(わざわい)転じて福となす

[2005年05月25日(水曜日)|No.792]

 韓国で公園から逃げ出した象が食堂に乱入し、このお店をメチャクチャにしたとのニュ−スは、まだ記憶に新しいことと思われます。この被害を受けた食堂がえらく繁盛しているとのことです。
 
屋号に「ゾウが入った店」と付け、看板にも三頭のゾウの絵を描き、この災難を逆手にとって再出発したのです。また、たくましく新メニュ−として「ゾウ定食」を加え、注目を集めた結果、何と売り上げ倍増したのです。昼食時など超満員と言われています。
 
まさに、「禍転じて福となす」の韓国版です。突然の災難から落ち込むことなく、前向きに新しい一手を打ち出していったことは、いくら補償があったにせよ、意義深いことではないかと思います。
なかなかできそうでできないことです。人がやった後ではとやかく言えますが、そうした斬新な発想を持ち、行動にはすぐ移せないものです。
 
「禍福はあざなえる縄の如し」や「人間、万事塞翁が馬」と、よく言われます。人生はこのように、良いことや悪いことが繰り返しやってくるものです。その悪いときに落ち込んで這い上がれないでいるのではなく、必ず局面は新たに開けると信じて、今できることに努めていくことが必要ではないでしょうか。人生ってそんなに捨てたものではありません。
 
明日26日と27日は、工事と研修で出張のため、カキコミを休ませて頂きます。


社長の心得7ヶ条その5

[2005年05月24日(火曜日)|No.791]

 「社長は、経営計画書を自らつくること」が心得その5です。
 
企業にとって中期、長期のビジョンとして、3年先、5年先にはどのようになっていなければという、目標は絶対必要です。それがなくては行き先が分からないで、港を出た船のようなものです。
 
そして売上げや利益など、その目標数字に必達でなければならないと言っています。
目標を達成できないのは、思い入れがまだまだ弱く、やり方が甘いと指摘します。志はより高い方がいいのでしょう。
 
計画を立てても、1年目ぐらいで必ず狂ってくると、長年やり続けている方からのご指摘があります
だから計画より理念の方が大事だと言われる方もありますが、繰り返しやってきての、その会社独自で掴んだ感触なのでしょう。でも弊社などは成文化したばかりですから、やっとこれから船が出るところです。とにかく計画に基づき、具体的な戦略を持って、まず行動ありきです。そして乗組員の皆に夢を抱いてもらい、目標到達の暁には、その喜びを分かち合いたいものです。
 
同友会の、ある県の代表である会長が「人学びて行わざれば、人学ばざるに同じ」と称し、実行の大切さと、会社をできる限り大きくしなければ駄目と、留まることのない飽くなき追求を説いていました。この最後に述べられた「社長の行動が社員に安心感を与えるかどうかが大切」の言葉を、しっかりと胸に刻んで置かなければと、言い聞かせています。


大宅映子さん講演会よりその1

[2005年05月23日(月曜日)|No.790]

 先日、評論家の大宅映子さんの講演を聴く機会がありました。「どうしたら日本を元気にできるのか」という演題です。
 
一口に言って、事前に予想していたより、ずっと庶民感覚を持った、まともな方だなというのが印象です。テレビでは気がつきませんでしたが、ご本人が170cmあると言われるくらいの、背が高くスラリとした方です。
 
演題の結論から先に申し上げると、元気にするのには、主役は全て個人に掛かっているとのことです。最近では子どもの運動会でも、わざと順位をつけなかったりで、全てを同じにするようなことが蔓延っているがこれではいけない。頑張った人が褒められ、それぞれの得意な部分を認めてやることが必要です。道路公団民営化推進委員に加わって、国営企業が運営しきれるわけがないことを知りました。例えば、高速道路に備え付けの非常電話ですが、この1台の布設に何と今まで257万1千円ものお金が掛かっていました。それが見直せば41万7千円で済むのです。
また郵政民営化についても、税金を取っていない郵便局と、そうでない銀行等金融機関が同じ土俵ではおかしい。大事なお金をコスト意識の乏しい人に預けていいのか。過疎の郵便局の問題も民間のクロネコヤマトだって、赤字でも過疎地域に配達を続け、他の利益の出ているものでこれを補っている。ですからその理由には当たらないものである。
 
このように、貧者の哲学から富者の哲学に変えなければいけないと説いています。長くなりますので、また続きを後日触れたいと思いますが、子育て等についても、現代の矛盾をついた共感できる内容でした。講演の最中、底辺に一貫して流れていたのは、私達庶民と何も変わることのない、一消費者や一般人としての鋭い感覚でした。故大宅壮一氏の三女として生まれ育ったわけですが少しもその驕り(おごり)を感じさせないのは、最初にご本人が言われていたとおり、勝手におやりと、自分の道は自分で切り開くように育まれたためでしょうか。ちょっと爽やかな気持ちにさせてもらった講演でした。


元気なシニヤ層

[2005年05月20日(金曜日)|No.789]

 ゴルフ業界がちょっと順調です。と言っても、ひと頃のゴルフブ−ムとまでは、とてもいかないものですが、各地のゴルフ場で元気にクラブを振る高齢者の姿が目立っているそうです。
 
何と言っても、クラブの大きな改善でしょう。お年寄りが使いやすいクラブが登場し、力がなくても飛距離が出るようになってきたのです。このことから、以前は60歳以上の男性のゴルフ人口が10%弱だったのが、今では25%にも上昇しているとのことです。4人に1人ですから、なかなかのものです。
 
この動きをゴルフ用品メ−カ−も見逃すことなく、高性能・高価格のクラブの開発や販売に躍起となっています。ドライバ−など、ミズノでは同層を対象に、1本21万円もする高級品を売り出しに掛かり、既に手応えを感じているとのことです。
 
さすがはリッチで悠々自適な階層です。お金と暇があれば何でもできるものです。お金があるかどうかは定かではありませんが、私どもの会長も81歳、未だに仕事をしながら月1回か2回のゴルフをとても楽しみにしているものです。身内のこととはいえ、80過ぎてもゴルフを楽しめるなんて、何とも素晴らしいものです。羨ましい限りです。


許されないこと

[2005年05月19日(木曜日)|No.788]

 ご主人が痴漢と言って、示談金をだまし取る手口が横行しているようです。
相変わらずのオレオレ詐欺の類ですが、困ったものです。
 
振り込め詐欺の、また手を変えたものですが、鉄道警察を装い家族に痴漢で逮捕されたと、電話を掛けてだまし取っています。
その手口は巧妙で、まず警察官役が「被害者は示談に応じる」と持ち掛けてから、直後に弁護士役が「被害者の夫は週刊誌の記者。雑誌に載せられたらどうなるか」と、危機感を煽っていると言います。
 
人間の心理を巧みに突いたもので、極めて卑劣なものです。過日も新聞に腹立たしい記事が載っていました。家のリフォ−ムと称し、二人きりで暮らす老女姉妹から、不必要な工事を繰り返し、実に4000万円ものお金をだまし取り、生活ができなくなってしまったという話です。しかもこれに関与していた会社が10数社にも及んでいたとのことです。各社が仕事に取り組む時、それ以前の施行が無駄かそうでないかは判断できるのに、指摘なしに工事を平然と繰り返していたそうです。
これがれっきとした会社がやることでしょうか。罪にはなりにくいとのことですが、オレオレ詐欺と何も変わらないものと思います。
 
このように社会の弱者や、人間の持つ弱い部分を対象にした犯罪は卑劣で許すことができません
いくら、世知辛い世の中であろうと、企業までこれに加担するなど言語道断です。仮に一時的に仕事を作り、凌いでみたところで、そんなものは長続きするはずがありません。やはり企業にはしっかりとした経営理念が存在し、全社的に浸透していなければなりません。


肩の力を抜くこと

[2005年05月18日(水曜日)|No.787]

 人間って案外、変に意識してない方が力を発揮するものではないでしょうか。
過日のソフトボ−ルの試合、何度か自分に巡ってきたチャンスに、ここ1発が出ないで負けてしまいました。恐らく、2,3度あった機会に1本でも出ていれば勝っていたでしょう。敗れたチ−ムが勝ち進み、結局は優勝してしまったから、ちょっと口惜しさを引きずっています。
 
ランナ−がいて、俺が返さなければいけないと力み、凡退をします。逆にカウントが追い込まれ、何とか三振しないで当てるだけでいいと振ったのが、思わぬホ−ムランになったりするものです。
ゴルフでもドラコンなど、思いきり飛ばさなくてはと思った時より、ここは飛ばなくてもいいやと軽く振ったときの方が、結果はいつもより飛んでいるものです。
 
この辺にヒントがあるような気がします。ですから精神的に、ここ一番何とかグリ−ンに乗せてやろうではなく、乗らなくてもいいから近くまで運ぼうと、できる限り思い直した方がよいのではないでしょうか。気楽に考えた方が得てして結果が伴うものです。
このように技術的な部分より、メンタル面のケヤ−で意外と状況は改善できるものです。
この事はソフトやゴルフに限らず、私達の日常でも結構、多くのことが当てはまるものではないでしょうか。とにかく力まないことです。


PTA活動から学ぶこと

[2005年05月17日(火曜日)|No.786]

 当て職の学生協組合長の任期を8月まで残すものの、先週の14日に開かれた市P連総会でようやく、PTAの役員職から解放されることとなりました。
退任の挨拶でも触れましたが、今はもう何も思い残すことなく、清々しい思いで満足しています。
 
この職でちょうど2年間、自分のちっぽけな人生かもしれませんが、他に代えられない貴重な経験をさせて頂きました。大げさに言えば、自分の人生がより豊かになったような気がします。
多くの素晴らしい仲間にも恵まれました。総会の後、慰労会を設営し、実に30人もの方々が会場の淡島ホテルに集結してくれたことからも、何よりも楽しくその活動が行われていたことを表しています。
 
自分なりにその活動を振り返ってみますと、何と言っても次世代の子ども達の健やかな成長を願うのには、親である保護者に掛かっている部分が大きいのではないでしょうか。
 
・ 権利ばかりを主張し、しっかりと義務を果たしているのか。
・ 本来のやるべき、子どもへのしつけを学校に押しつけていないか。
・ 自分の子どものみ過干渉となり、他人には無関心となっていないか。
 
このようなことをいつも考えさせられます。親が良くならなければ、良い子どもが育つわけはありません。世の中が多様化している今だからこそ、親自身が足下を見つめ直し、原点に戻る時ではないでしょうか。このことに限らず、多くの学びがそこにはありました。「たかがPTA、されどPTA」全ての点で、前向きな姿勢がそこには凝縮していて、生きるヒントをいっぱい頂けるものです。


郷土力士

[2005年05月16日(月曜日)|No.785]

 本当に爽やかな季節になりました。久しぶりに何も予定がなかった昨日の日曜日、朝からソフトボ−ルの練習で少し体を動かし、また夕方からは愛犬・空(ク−)とちょっと長めの散歩に出掛けたりと、ちょっぴり健康的に、のんびりと過ごすことができました。
 
大相撲の片山という力士が、少しづつ注目を集めています。我が静岡県焼津市の出身なのですが、専修大学で学生相撲からの角界入りです。
土俵上でのしぐさとしては、高見盛が圧倒的な人気を誇っていますが、この片山関もそのうち人気が出てくるのではないでしょうか。それというのも、四股(しこ)のふみ方が見事なのです。
かつて貴乃花も現役時代、高々と足を上げて四股を踏んでいましたが、そんなものではありません。何と開脚の角度が180度と言われています。美しいから是非ご覧になって下さい。
 
四股をしっかり踏める力士は有望だと言われています。我が郷土、気候が温暖で厳しさに欠けるせいか、昔から名を残した力士は皆無と言ってもいいでしょう。そんな意味でも、この片山関に頑張ってもらい、静岡出身でも”やればできる”というところを、是非証明して頂きたいものです。
またその活躍が、庇(ひさし)を貸して母屋を取られたような形の、現在の日本国技の再興に少しでも貢献できたらと願っています。


夜回り先生の講演中止

[2005年05月13日(金曜日)|No.784]

 夜回り先生で知られている、横浜市の元夜間高校教諭、水谷修さんが倉敷市で予定されていた講演を急遽、中止したと聞きました。理由が本人には伝わっていなかった有料の講演だったからです。
 
もともと、この方は有料の講演は引き受けてないそうですが、当日の深夜、この先生のところに子どもから入場料の1500円が払えないので講演に行けないとの、メ−ルが届いたことにより、事情を知り、このようになったとのことです。そして当日は集まった方達にサインや握手には応じたものの、講演については関係者の説得も虚しく、やはり行わなかったそうです。
 
さすがというか、聞きしに優る、強い信念の持ち主のように思えます。今までの行動同様、大人の都合ではなく、何よりも子ども達の気持ちを優先したのでしょう。またそうした配慮や、子ども達の気持ちが解らなければ、ぶつかっていっても、とても問題児達の心を開くことができなかったものと思われます。でもお金を払ってでも、この日の講演を楽しみに待っていた方達は、ずいぶんとがっかりしたのではないでしょうか。そういった意味では突然の中止も罪作りとなるものです。
事前での関係者間においての調整を、くれぐれも抜かりのないよう心がけて頂きたいものです。


社長の心得7ヶ条その4

[2005年05月12日(木曜日)|No.783]

 社長の心得も第4番目となります。これは私にとっても一番耳の痛い項目なのですが、「社長は、絶対に赤字を出さないこと」です。でも世の中に何らかの貢献を果たさなければいけない、会社の存在使命を考えると、これも至極当然のことではないでしょうか。
 
先頃、やっと成文化した弊社の経営指針にこんなことを挙げておきました。(一部途中省略)私達はこの世に生を受け、今こうして社会の一員として存在しているわけですが、その生活の大部分を営む毎日の仕事を通じて、果たして世の中へのお役立ちが図られているでしょうか。
そして仕事から働くという喜びを見出しているでしょうか。こうした人間としての大きな問題提起からも、会社の存在意義や社会的使命について、しっかりと考えていかなければなりません。
企業が利益を上げ、税金を払うということも立派な社会貢献です。もちろん人間にとって未来に向け、有益な商品開発や快適なサポ−トができれば、それに超したことはありません。
 
こうした観点からも、会社にとっては利益を上げるということは、否応なく義務づけられているものと考えます。また利益を上げた結果、その社会貢献と同時に、使途が利己的なものではなく、しっかりとそこに携わった人々の生活が、少しでも豊かにならなければなりません。以上のことから、この経営指針書作成を絶好の機会として下記の2点を当面課題と掲げ、大きく会社を変革していくことを目指します。
(1) 利益を上げることのできる企業(社会貢献と社員の豊かな生活向上)。
(2) 世の中から信頼される企業(金融機関にも早期返済)
 
赤字を出さないことは難しいことですが、そうならないよう、しっかりと努めていくことがやはり社長の大きな使命であると、強く自分自身に言い聞かせています。


何気ないしぐさ

[2005年05月11日(水曜日)|No.782]

 毎日、朝礼で使用している職場の教養で、ポケットに手を突っ込むことの弊害が指摘されていました。手の置き所が大切だとのことで、そのしぐさは何もやることがない時か、嫌々ながらやる時の所作との指摘です。そしてそれが勤務時間中ですと、勤労意欲や、やる気なしと受け取られてしまいます。
 
改めて指摘されて、十分気をつけなければと思いました。よく、人前で話をするとき、何気なくポケットに手を突っ込みながら話をする人がいます。また講演を聴いていても、講師が演壇でポケットに手を入れて語っている姿を見掛けることがあります。本人は別に偉そうに振る舞っているつもりではないでしょうが、そのように誤解されてとられてしまうことがあります。見ていてあまり感じがいいものでもありませんから、気をつけなければいけません。
 
このように人前で話したり、他人の話を聞く場合は、左手を上にして前で両手を重ねるのがマナ−と言われています。私も何年か前、ある研修で教わってから、それは心がけるようにしています。
手の置き所がなくて困るような場合でも同様です。とにかく、ちょっとしたしぐさで人の印象は大きく変わってくるものです。くれぐれも人から誤解のないよう努めていきたいものです。


セパ交流戦

[2005年05月10日(火曜日)|No.781]

 この前の日曜日、初めてセパ交流戦をテレビで観ました。いいですね、凄くフレッシュなものを感じました。試合は岩隈投手の好投で、強力打線を誇るジャイアンツのバッタ−を沈黙させた、楽天−巨人戦でしたが、試合結果ばかりではなく、爽やかなものがそこにはありました。
 
やはりオ−プン戦とは全く違う、公式戦の緊迫感が伝わります。それに普段はあまりテレビでお馴染みでない、パリ−グの選手達が紹介できます。この選手にとっても自分を強くアピ−ルできる、良いチャンスではないでしょうか。それにしても岩隈投手はいいですね。外角に鋭く切れていく、スライダ−を初めて見ました。後のニュ−ス番組で解説の江川さんが、これを横のフォ−クボ−ルと称していましたが、本当にその表現がピッタリの凄い球です。バットには遙か届かず、このスライダ−で空振りした小久保選手の三振が、その威力を物語っていたような気がします。
 
プロ野球も改革元年と称した今年、この交流戦に限らず、様々なファンサ−ビスが繰り広げられています。良い傾向ではないでしょうか。旧態依然としたものではなく、常に前向きな新しいチャレンジを繰り返していくことにより、ファンはきっと元に戻って来るものと思われます。大リ−グの中継を観ていても、ファ−ルボ−ルをプレゼントされた子ども達の喜びは一入(ひとしお)です。きっと終生野球の根強いファンになるのではないかと思わせられます。
昨年のピンチがここでまた新たなチャンスとして生まれ変わるわけです。そうしてみると、1回大きく落ち込んだり、悩んだりしてみても、一概に悪いことばかりとは言えません。どこかの身近な会社の話題のようで、ある種の親しみすら覚えています。


この会社で働きたい条件

[2005年05月09日(月曜日)|No.780]

 週に一度送っていただくメルマガに、社員がこの会社で働きたいと思う条件が、以下の7つであると載っていました。
 
(1) 自分が成長していると感じられる時。(人は仕事を通じて成長したいと考える。)
(2) 自分が役に立っていると感じる時。
(3) 自分が評価されていると感じる時。
(4) 目標とする人が社内に居る時。
(5) 好きな仕事が思い切り出来る時。
(6) よい人間関係の元で仕事が出来る時。
(7) その会社に居ることが誇らしく思える時。
 
なるほどと、どれも納得するものばかりです。私達は毎日の内、多くの時間を費やしている仕事に対して、やはり少なからぬ充実感を求めているものです。いかにやる気を引き出すか、そのモチベ−ションを高めていくことに掛かっています。それには何と言っても、以前から私なりに認識している、「任せる、認める、励ます」の姿勢がその基本ではないでしょうか。


職業プロ意識

[2005年05月07日(土曜日)|No.779]

 「弱り目にたたり目」とか「泣きっ面に蜂」とよく言われますが、JR西日本の事故後のまずい対応が次から次へと出てきます。事故を起こした電車の中にいた職員が、何もすることなく現場を立ち去ったとか、同じ車掌区に勤める社員が挙ってボウリング大会を開き、参加していたなどと伝えられています。
 
これについては新聞やマスコミで、もう十分叩かれていますので、これ以上のコメントは控えたいと思いますが、一部こんなことも記事に載っていました。現場を立ち去った二人ですが、ただ逃げるように後にしたのではなく、上司の指示を仰いだと言われています。その内、一人は遅れずに出勤しなさいとの命令も出ていたとのことです。こうなると、本人達より、むしろ管理上の問題ではないでしょうか。
 
一方では大震災が良い教訓となり、隣近所の会社や住人が仕事の手を休めてまでも、救助作業に携わっていたわけですから、人々の怒りはとても収まらないものと思われます。
 
事故後の先日、高速道を走っていて考えさせられたのが、職業意識の問題です。前を走る観光バスがかなりのスピ−ドで、左右に車線変更しながら次々と追い越しているのです。はじめはお客さんのいない空のバスかなと思いました。しかし、興味があったので少し追いかけてみたところ、中にはしっかりとお客さんが乗っているのです。お客の方にしても、よく大人しく乗っているものだと思いました。
 
そんなことを感じていた矢先、別の所で観光バスが中央分離帯に接触、横転して乗客3人が死亡されるという事故を知らされました。ああ、やっぱりなというのが実感です。少なからぬプロ意識の欠如ではないでしょうか。まずは人命尊重、多くの人々の命を預かっているということを、いつもしっかりと胸に刻んでいてもらいたいものです。


風薫る季節

[2005年05月06日(金曜日)|No.778]

 風薫る、新緑の5月、本当に爽やかな季節になりました。比較的、長かったゴ−ルデン・ウィ−クも終わりです。幸か、不幸か、今年はこれといった、大きな工事切替もなく、社員それぞれが思い思いに連休を過ごしたことかと思われます。
 
私も妻の両親がこちらに見えられたことから、3日は小田原の北條五代祭りに家族揃って繰り出しました。お城を中心にお濠端に繰り広げられる、大名行列他、街ぐるみの大きなお祭りです。ちょうど城の入口に当たる藤棚には、美しい紫の花が見事に咲き誇り、多くの人々の来場を歓迎しているようでした。
 
それにしても、この大名行列は見事なものです。まず衣装がきらびやかで素晴らしく、それと参加者の数にしても半端ではありません。中には手作り甲冑隊などと称して、ダンボ−ルなどを加工して、見事それらしく見せているものもありますが、なかなか大したものです。そして大勢の参加者のまとまりの良さにも感心しました。市長はじめ行政側の人達はもちろんのこと、各種団体、地元高校生など多くの人達がこの祭りを盛り上げています。
 
以前にも浜松の凧揚げ祭りに出掛けたとき、やはり感じたのですが、この街ぐるみのイベントにはそれぞれの行政の持っている力みたいなものが感じられます。勢いのある街にはそれなりのものが備わり、そこに多くの人達が集まります。何かそうしてみると、私達がやっている企業と共通点があるように思えます。やはり勢いのある所でなくては人は集まらず、爽やかさは呼べないものです