--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月28日(火) NO.705 1年間のご愛顧に感謝申し上げます     いよいよ今年最後のカキコミとなりました。毎年のことですが、もっと早く年賀状に手をつけてい   たらと、ここにきて何もしてないことを悔やんでいます。   でも考えようですが、仕事が暇で、年賀状などに十分割く時間があるというのも、ちょっと寂しいか   もしれません。そうすると、案外今のままでハッピ-かもしれず、文句は言えません。   ある人が今年を称して「萌える年」と言っていました。そして来る年は「膨らむ年」であるそうです。   萌えいづる新芽が膨らむという意味ですが、必ずしも順調に膨らむかどうかは判らないと指摘して   います。   私の星座である「水瓶座」の来年の運勢は下記のように掲げています。   2005年の水瓶座の運勢は好調です。志を高く立て、自己実現に向けて地歩を固めてください。   水瓶座独特の独善性をできるだけ排除して、周囲の意見をじっくり聞くゆとりを持つことができれば   運勢はさらに発展的になるはずです。   悪い占いは信じませんが、良いことはどんどん採り入れていくのが私の信条です。B型の血液型   でも象徴されているとおり、指摘されている独善性は慎まなければなりません。   1年間のご愛顧に感謝申し上げ、来る年が皆様方にとって素晴らしき1年でありますよう、祈念申   し上げます。ありがとうございました。   いつもご愛読ありがとうございます。来年は5日より再開させて頂きます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月27日(月) NO.704 災難     年末、工事が重なっており、25,26,27日と平塚へ、そして1日置いた29,30日がやはり   平塚のもう1カ所へと出張が予定されています。なかなか、会社に居れず、このカキコミもままなり   ませんが、愚痴はこぼせません。仕事の忙しいことは何よりも嬉しいことです。頑張って明日まで   努めたいと思います。   今年の10大ニュ-スなどは、もう既に各局で放送されたのではないでしょうか。ここの土壇場に   来てとんでもない一大事が起こってしまいました。昨日起こったインドネシア・スマトラ沖地震です。   またそれで発生した大津波による被害で、現段階で14000人以上の死者が出ているとのことで   す。この地震の規模は阪神大震災の1400倍ものエネルギ-があるというから、何しろ凄まじい   わけです。   気掛かりだったタイに住む同級生の友人は、別の友人経由でいち早く無事が確認できましたので   まずは安心しました。ですが日本からの観光客の他、現地滞在の邦人も多いとのことですから、   その安否が気になるところです。起こってみてから、いろいろと考えさせられますが、こうした予報   とか、避難勧告の警報の大切さを知らされています。事前に予知し、しっかり伝えていたなら、ここ   までの被害には及ばないものでしょう。犠牲者のご冥福を祈り、これ以上被害が拡大しないことを   願っています。今年を表した文字は確か”災”だったでしょうか。もう、いい加減にしてもらいたいも   のです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月24日(金) NO.703 企業として求められているもの.その2     22,23日と急遽、客先から依頼を受け、社内製作が手一杯で社員の派遣がままならないため   私が1人出張応援に行ってまいりました。比較的、身動きがとれないとき、なぜと思われるかもしれ   ませんが、ここに私のポリシ-が凝縮しています。   私達の会社経営理念にも掲げているとおり、その身上は小回りです。お客様が必要とされるから   声を掛けて頂けるのであって、あそこに頼めば何とかしてくれるのではないかと考え、引き合いを   頂けるものと思います。それをむげむげと断って期待に背きたくないと考えています。   たまたま、依頼された物件は電気工事の応援で、制御盤改造と言うよりは工事用配線の盤接続で   ありました。そのため、本来の私達の得意とするエリアから少し外れていることもあって、応援でき   る限られた期間内では、十分その機能が果たせなかったかもしれません。   しかし、頼まれたからには何とか少しでもお役に立とうと思い、声を掛けては頂いたものの、10時   や3時の休憩も取らず、その施工に心がけました。従って結果は満足できるものでなかったかも   しれませんが、こちら側の仕事への取り組みは先方に十分伝わったのではないかと思います。   当方の一方的な事情だけで対応を考えてはいけません。もしこちらの仕事が手薄になったとき   それではその要望に耳を貸してはくれないのは当たり前です。やはり少しづつでも相手の事情を   考え、積み重ねていくことが自社にとっても貴重な行動指針です。   クリスマス・イブの今日、毎日遅くまで詰めている社員を、家族の待つ団らんに少しでも早く帰して   あげたいと願っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月21日(火) NO.702 NHKの謝罪     日曜日の夜9時から、2時間以上にもわたって、NHKが番組の中でこの度の不祥事に対する   謝罪や視聴者の生の声を聴く特集を行っていました。   私も眠い目をこすりこすり、途中まで眺めていましたが、一連の視聴者の受信料不払い問題など   NHKの差し迫った事情が窺えました。   確かに嫌々でも払わせられている視聴者にとっては、今回のプロデュ-サ-不正着服問題を始め   多くの不祥事はとても許せないことばかりでしょう。   またその組織の筆頭責任者である海老沢会長に、ほとんどの人から辞任要求が突きつけられま   した。この会長自らが視聴者の生の声に応えるのが、この番組の”売り”だったはずなのに、具体   的な改善策は今ひとつ伝わらなかったような気がします。   昨日出張時ラジオを聴いていたら、余分なことですが、この会長のことを称し、エビジョンイルとか   タコジョンイルなどと呼び、かなり不満を述べていました。視聴者にまず感じてもらわなければいけ   ない、誠心誠意の謝罪や取り組みがこの会長からは薄かったように思えます。   ちょっと視点を変えてみたいと思います。この11万件以上にも及ぶ、不払いの人達は果たして   本当にNHKが許せないのでしょうか。多くの人が言っているように、会長が辞めたらすぐ払うので   しょうか。私はそんなことはないと思います。何かこの問題に自分達の不払いをすげ替えてるよう   にも思えます。そこに権利ばかりを主張し、義務を果たさない近頃の傾向が見え隠れします。   どんな理由があるにせよ、まず義務をしっかり果たしてこそ、述べる権利も生まれるというものです   とにかく、敢えてこの自分達の恥をさらけ出し、改革を前向きに進めようとした特集番組だったので   すが、多くの真面目な職員の思惑とは裏腹に、逆に不払い者が増えてしまうのではないかと懸念   されるものでした。決して望んでいるわけではありませんが、こうなったら、潔く代表者の辞任しか   解決の方法がないかもしれません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月20日(月) NO.701 実力の違い     サッカ-日本対ドイツ戦をテレビで眺めました。   はっきり言って、ちょっとがっかりしました。上り調子の日本が世界に通用するものと思っていまし   たが、この試合からはとてもそれを感じることができませんでした。   終始、守勢側に廻っているにもかかわらず、何とか相手の得点を防いだ前半はまだしも、後半そ   の実力の違いを見せつけられました。ボ-ルコントロ-ルが基本的に違うような気がします。   ドイツの選手は吸い付くようにトラップしていますが、日本選手は精々中盤までのボ-ル支配が   やっとで、相手のゴ-ル前まではボ-ルが繋がりません。そして相手はこのトラップの違いからか   一瞬のゴ-ルチャンスをものの見事に活かしています。   素人の私が何を言うかと思われるかもしれませんが、案外素人だからこそ、実力の違いも見抜け   るかもしれません。ワ-ルドカップ本大会ばかりに目が行きがちですが、予選突破も真剣に考えな   ければなりません。今朝のニュ-スを聞くと、このドイツに韓国が完勝したと言います。またその国   同様、何をするか解らない北朝鮮も同じブロックにいるから不気味です   我らの期待する、小野伸二選手もここにきて故障したとも伝え聞きます。ですから本大会どころか   予選突破においても予断が許されません。もう1回、ふんどしを締め直す意味でも、この敗戦は良   い教訓ではなかったでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月17日(金) NO.700 目的地     企業経営は、自動車の運転に例えることが出来る。向かう道には登り坂あり、下り坂あり。   時には「まさか」の坂もある。自動車にはアクセルとブレーキがついている。アクセルだけではスピ   ードが出過ぎて事故になる。ブレーキばかり踏んでると先に進まない。ハンドル捌きと、アクセル・   ブレーキの踏み方のバランスを上手くしないと、自動車は進まない。ハンドルには、アソビがある。   ハンドルに遊びがなくては、道路の凸凹がハンドルに直接伝わって事故になる。アソビがありすぎ   たら、ハンドルを回しても回しても車が曲がらないので事故になる。   沈着冷静な判断と巧みなハンドル捌きが必要である。   あるメルマガに載っていた一節です。経営を自動車の運転に例え、うまく表現しています。   アクセルばかり踏んでいたのでは無謀運転になるでしょうが、だからと言って慎重にブレ-キばか   りでは、いつまで経っても目的は果たせません。   しかし、そのハンドルはしっかりと経営者が握っていなければなりません。また融通が効かず、四   角四面に捉えているだけで、フレキシブルでなければ付き合いもできず、身も持ちません。   一方、アソビ(俗に言う遊び)があり過ぎると、終いには立ち直りもできず、会社は路頭に迷ってし   まいます。   つくづく経営とは難しいものだと感じています。また経営者というのも因果な役割だと思っています   でも目的地に向かって車を走らせ始めたからには、言い換えれば、大海原に船を漕ぎ出したから   には、今さら後には戻れず引けません。   途中、なかなか歓待され、寄港できる港もないかもしれませんが、映画「パ-フェクトスト-ム」か   の如く、怒濤の大海原を見事乗り切って、安住の目的地に着かなければと思っています。   どこに行くのか、どのようにして行くのか、また何の為に行くのか、クル-にもしっかりと伝えてい   かなければなりません。   それにはやはり安心して航海できる羅針盤(経営指針)の必要を、今さらながらに感じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月16日(木) NO.699 逆転の発想     まるっきり逆転の発想で密かにヒットしている商品があります。   そうです、今、小林桂樹さんがテレビでCMをやっている携帯電話です。それも若者が持つ、最新   の多機能な機種ではなく、高齢者層に向けた通話だけの機能を持ったものです。   このCMでも、さすが渋い役者である、小林さんがいい味を出しています。   これはツ-カ-で出している通話専用の携帯電話ですが、操作が難しい携帯電話を敬遠しがちな   世代に、その手軽さが受けているようです。携帯電話を使用していない世代に調査したところ、   その操作が難しいとか、画面やボタンの字が小さくて見えにくいなどの理由があげられ、これに   着目して売り出したとのことです。   確かに娘が言うように「こんなのダサイ!とても使えない」と若い人達からは不人気でしょうが、   こうしたしっかり的を絞った戦略で構わないのではないでしょうか。   何よりもこれからの高齢者社会を支えていく人達だけに、その対象の数はバカになりません。   単なる、猫も杓子もいった横並びの発想ではなく、こうした差別化は貴重です。まだまだ存在しうる   すきまの市場に、我々も精出して目を向けていかなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月15日(水) NO.698 相田みつをさんの世界     先週の土曜日ですか、テレビで「相田みつを物語」が放映されたそうです。   ちょうどこの日は研修に当たっていた為、観ることができなかったのですが、過日、息子さんの   相田一人氏の講演を聴く機会がありました。   一人氏は有楽町・東京国際フォ-ラムにある、相田みつを美術館の館長でもあります。   意外と知られていないのは、相田みつを氏は元々書家で、こうしたコンク-ルで数々の賞を獲得し   た腕前の持ち主であったことです。従ってよく知られている独特の文字は、そのプロセスの末、生   まれたとも言えるわけです。しかも正直うまいのかどうか判らない、あの文字を書くにしても、何枚   も何枚も書き続けた結果、やっと1枚が誕生するとのことです。本人が気に入るまでは書き続ける   わけですから、部屋中いっぱいに、書いたものが積み上がると話されていました。   数ある作品の中で、私は下記のものが好きです。ちょうど現在会社の事務所の入口にも掲げて   あるものです。   しあわせは  いつも   じぶんの   こころが   きめる                                            みつを   このカキコミでは、独特のあの書体の雰囲気を少しも伝えることができず、残念に思っています。   やはりどれか1点と言われればこれと、館長が話されていた通り、世間とか周囲にしあわせを決め   てもらっていることが多くなりがちな中、やはり大事なときには自分自身で決めたいとの想いが強く   出ている作品だと指摘していました。この作品からも教えられる通り、幸せの気持ちはいつも自分   自身の心の持ち方次第だと、私は常日頃こう思い、心がけています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月14日(火) NO.697 研修を終えて     昨日カキコミさせて頂いた1泊研修の感想が参加メンバ-それぞれから寄せられています。   その一部を紹介させて頂きます。     「本当に本当にありがとうございました」とにもかくにもこの一言です。   この2日間で数えられない程の多くの事を学びました。   がちがちに固まっていた「頭の中」が揺さぶられ何年間分もの「学び」「気付き」  「勇気」をいただきました。そして、努力していたつもりだった今までの日々も、何の   事はない全然努力不足で甘えと言い訳だらけの日々だったという事を今、痛感していま   す。一に行動二に行動。年末まではとりあえず消化すればなどと思っていた私ですが、   今日からできることはすぐ行動していきたいと思っています。   心の筋力もつけて日々過ごしたいと思っております   素晴らしい2日間でした。私の同友会行事の1番になりました。メンバー、時間、環境、仕組み、   本音 素晴らしい理念勉強会です。   本音でお互いにぶつかり合い、そして高めあう。これが同友会なんだ。いまでもわくわく感が残って   います。皆様からいただいたヒント、アイデアこれから自分のものにして確実に実行したいと考えま   す。   とても素晴らしい感想です。私もこれに負けないくらい、大きな感動がありました。   上記でも触れられていますが、学んだからには即、実行です。メンバ-同士、本音でぶつかる同友   会の一番良いところを十分堪能した思いです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月13日(月) NO.696 1泊2日研修     久しぶりに昨日、一昨日の2日間、缶詰研修に参加してまいりました。   これは中小企業家静岡同友会が県単位で初めて取り組んでいる”経営指針を創る会”の4回目に   当たる1泊研修です。   缶詰といっても、勉強している拘束時間が長いだけで、決してその時間が苦痛でも何でもありませ   ん。2日間、各支部から参加したメンバ-11名より、各社の取り組む、または成文化しようとしてい   る経営理念や経営戦略について発表があり、それを受けて全員が討議するものです。   1日目が朝10時から夜7時、また夕食の終わった8時半過ぎから10時まで、さらにその後、各グ   ル-プ毎に分かれ、まだ理念の成文化していない方の為に深夜までそのフォロ-が続きます。   そして日曜日の翌日も朝8時半より夕方の5時まで、各自の戦略へと続きます。   やはり2日間、休日を返上し、焼津に集結しただけのことはある、本当に中身の濃いものです。   メンバ-それぞれが、お互いの信頼関係の上に立った、鋭い指摘を今後に活かすことのできるも   のとして、持ち帰れたものと思われます。   私も自分の思いこみからの錯覚で、今まで気がついていなかったものに大きな気づきがありまし   た。学んだからにはすぐにも実践しなければなりません。目から鱗が落ちたようで、2日目の終了   時間にはもうすっかり日が落ち、辺りは闇と包まれましたが、心の中には大きな日差しが射し込ん   だ思いです。共に過ごしたメンバ-と、今後の健闘を誓い合い固い握手をして、かんぽ焼津を後に   したわけですが、一路沼津までの帰り道がなぜか遠く感じられなかったから不思議です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月10日(金) NO.695 中学生職業体験     昨日は地元・片浜中学より2年生3名が職業体験でやってきました。9時から15時までという短   い時間でしたが、それなりに満足して帰られたのではないかと思います。   まず来社してから、しばらくの間、彼らの話を聞き出したり、私からのお願いを聞いてもらったりしま   した。びっくりしたのは彼達の夢を聞き出した時です。3人とも揃って、その夢が大きな会社に勤め   給料をいっぱいもらいたいとのことでした。私はすかさず、お金をいっぱいもらうというのは、夢では   なく、夢に近づくための手段でしょうと指摘してやりました。   半分、納得したような、そうでないような顔をしていましたが、その後イチロ-選手が小学校6年生   の時に書いた「ぼくの夢」という作文を読んであげたので、たぶん解ってくれたものと思います。   前にも書きましたが、その親である大人自身が夢のない現実で彼らに接していると、こうなってしま   うのは仕方がないことかもしれません。私も彼らとの折角の出会いですから、夢を自分で萎ませる   ことなく、大きく膨らませ、できれば将来就く道がそれに近づけるよう、少し熱く語り掛けました。   そして、いつも言っているお願いをさせてもらいました。   それはどんな道に就いても、まず初めての給与や賞与で、育てて頂いた両親に何らかの感謝の   気持ちを伝えて下さいということです。またそれが両親に対し、自分達が社会人になった証明でも   あることを伝えました。   3人とも気持ちよくその約束をしてくれました。その後の作業態度からしても、3人ともずいぶん真   面目そうでしたので、いつの日か、その約束を果たしてくれることでしょう。   彼達と話をしていて、もっともっと大人である私達が、彼らの中に飛び込んでいかなければいけな   い必要を感じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 9日(木) NO.694 共存共栄     障害者委託訓練で先月末より我が社にも、聾唖(ろうあ)の障害を持つ方が仕事に励んでくれ   ています。これは障害者雇用機会の促進・拡大として国や県が取り組んでいる制度で、県立沼津   技術専門校の紹介で実施したものです。   とりあえず60日をその期間としていますが、訓練終了後、職務遂行が可能と判断されれば正式   雇用されることになります。   当初、この話が出てきたばかりの時に社員に話しかけたところ、「それでは私達の手が止まること   になりますね」という返事が戻ってきました。納期に追われ、一生懸命現状の仕事に取り組んでい   る立場からすれば、仕事を真剣に考えているからこそ出てくる発言で、極めて自然なことかもしれ   ません。   しかし、実施直前の前日、朝礼で再度このように社員に語り掛けました。   「もし私達、一人ひとりの家族や身近な存在で同様な人がいたらどうでしょう。人事で通り過ぎる問   題ではないと思います。いつもお互いが言い合っている、相手の立場になって考えてみましょう。   それに我が社の経営理念にもある、未来に向け人と環境に調和した社会に貢献できる企業をめ   ざします、はこれからの企業に一層求められているものではないでしょうか」   1週間経った今日、意志疎通がままならないのを克服しようと、新たに用意したホワイトボ-ドを   活用しています。だんだんそのやりとりも簡潔明瞭になっているのではないでしょうか。   まさにそれは障害者に限らず、私達の訓練の場になっているとも言えます。   人間として本当に必要なものは何か、お陰様で学びを深める、良い機会を頂いています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 8日(水) NO.693 悲運の人     悲運の人・曽我ひとみさんにやっと春が訪れようとしています。昨日、一家揃って生まれ故郷で   ある佐渡に帰ったとの報道がありました。本当に良かったと思っています。   最初にこの曽我さんが帰国したとき、唯一曽我さんのみ夫婦ではなく単身でした。また子ども達が   帰ってきたときも、この曽我さんだけ例外でした。   そしてやっとめぐり会えた、夫のジェンキンスさんがこちらに戻ってきてからも、まだ脱走兵としての   処置がどうなるか判らないような状態でした。ずいぶんと独りぽっちで寂しい、不安な時を長く過ご   してきたものと思われます。少女時代の拉致以来、いわば、不幸を一身に背負って生きてきたよう   なものです。   遅かりし春かもしれませんが、これからなるであろう安住の地・佐渡で、薄かった幸せを十二分に   取り戻してもらいたいものです。それが何事もなく安閑としている私達、多くの願いではないでしょう   か。でも一緒に拉致された、曽我さんの母親の消息は依然として不明です。他の多くの拉致被害   者と共に、心から喜びを分かち合える日はまだまだ遠いものと思われます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 7日(火) NO.692 痛ましい事故     火事で燃えている家の中に引き返し、飼い犬を助けようとした6歳の小さな子が犠牲になるとい   う事故が、先日愛媛で起こりました。本当に痛ましい事故だと思います。   愛犬家にしてみれば、犬も家族同様です。この家では3匹の犬を飼っており、兄弟でよく散歩に連   れ出していたと言います。私も犬を飼いだしてから、もう半年以上になりますが、その可愛さから   ますます情が移っていくものです。朝起きて階下に降りていくと、もう犬が待ち構えており、嬉しい   素振りを体中で精一杯表現しながら、散歩に行こうと誘います。   また夜は夜で、帰宅がしばしば遅くなる自分がこっそり裏口から入ろうとすると、いつも待ち受けて   迎えてくれます。人間様は皆、寝静まっていて、犬自身も寝ているときでも、わざわざご丁寧に起   きてきてくれます。そんなやりとりは可愛さが募るものです。   自分達が一旦は家の外に出てから、犬のいないのに気づき、引き返したその子の気持ちがよく解   ります。また地震に見舞われた新潟では、共に避難できない多くの犬たちが取り残されて大変とも   聞きます。愛犬家が増え、そのマナ-が問われている今日、他人に迷惑を掛けないことはもちろ   んですが、それぞれが共存共栄できる良い方法を探っていかなければいけない必要を感じていま   す。犬を助けようとした、優しい気持ちを持った、このお子さんのご冥福をお祈りします。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 6日(月) NO.691 災害の恐ろしさ     暴風雨の恐ろしさをつくづく感じさせられました。昨日襲ったこの影響で、沼津市内のあちこちで   は多くの被害が出たものと思われます。ちょうど市P連一斉ゴミ収集作業の関係で、朝から連絡を   取っているときでも「隣の家の屋根が飛んでなくなっている」とか「強風の被害で今、停電中」など   の声が電話の向こうから跳んできました。   身近でも、地主でもある隣の大家さんのブロック塀が崩壊してしまいました。明け方、5時ぐらいで   すか、あまりにも強い風だった為か、よく眠れないでいた妻に起こされました。道路にこのブロック   塀が倒れて散乱していると言うのです。慌てて裏の大家さんに電話し、カッパを着込み、外に飛び   出しました。30cm×1mぐらいのブロックがそのまま倒れているのもあれば、半分に割れて道路   にはみ出しているのもあります。とにかく8~10mぐらいの塀が倒れて何もないのです。   まだ真っ暗で強風に加えて、この時は雨が強かった関係で、歩道に倒れている多くはそのままに   して、とりあえず道路に散乱しているものだけ片づけました。   事後、ちょうどこの場所が信号機の交差点内だっただけに、それまで大事に至らなかったことに   まずはほっと胸を撫で下ろしました。この信号機の灯りがあったから、比較的現場も明るく、行き交   う車も乗り上げないで済んだのでしょう。後の整理はもう少し経ってからと、大家さんと別れ家に入   ろうとしたら、突然この信号機が止まったのです。家の電気も消えましたから停電です。   そしてこの崩壊現場を見たら、先程の明るさは全く消えていましたので、思いがけない冷や汗もの   の話になったのです。   タイミングが良かったのでしょう。明るくなり、整理をしているうちに、この原因が立て看板にあるこ   とに気がつきました。元々1段3列で取り付けられていた看板に、もう1段上にそれぞれ増設した関   係で、強風で強度的にこの支柱が持たなくなったのでしょう。この支柱が倒れ掛け、外側のブロッ   ク塀を押したのです。私の友人の看板屋さんのように、しっかりとその構造計算をしてから施工して   もらいたいものです。それにしても地震といい、この暴風雨にしても、何か近頃変ですね。   こんなものでは済まされないものでしょうが、災害の恐ろしさを身近で少し体験した出来事でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 3日(金) NO.690 応対の悪さ     呼び出し音(ベル)が鳴ったら、すぐに電話に出ましょう。     出るときは、所属名と自分の名前を名乗りましょう。     電話は、切るまでが会話です。   これは社会保険庁が電話と窓口対応について、内部で通達を出したものです。どれも当たり前の   内容ですが、それだけ対応が悪く、批判が多いということでしょう。ちなみに窓口対応については   下記の通りです。     明るいあいさつでお迎えしましょう。お客様の気持ちに立って対応しましょう。積極的に一声、声     を掛けましょう。   の3か条です。これも何も今さらと思われる内容ですが、前向きな姿勢にわざわざ水を差すことも   ありません。   しかし、最近よく感ずるのは一部地方銀行などの窓口とか、電話への出方が悪いことです。   それだけ誰でも採用するようになってきたということかもしれませんが、一昔前に比べればレベル   が下がっているように思えます。中には電話でこちらの名前を告げても、「お世話になっています」   の一言も出ない場合があります。そしてやりとりの中でも「ちょっと待ってなさい。今そこへ跳んでい   くから」と、思わず声を荒げたくなるくらいのケ-スも無きにしも非ずです。   こう思うのも、この切り捨ての世の中、少しも優良企業でなく、向こうからは積極的に近づくことの   ない、当方のひがみなのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 2日(木) NO.689 過ぎ去る秋の1日     昨日はまたまた、軽井沢・多湖邸別荘に行ってまいりました。同モノレ-ル工事の最終まとめと   のことで、こちらを朝4時の出発です。   幸い、最終的なリミット位置の微調整やら、各種切替のスピ-ド設定用インバ-タのパラメ-タ設   定等、順調に仕事が進んだことから、午前中で解放してもらうことができました。   お陰で朝からすこぶるお天気が良かったこともあり、帰路は半分観光気分を味わいながらの道中   となりました。   またこの日19時より予定されていた別の会合もあった関係で、運転補助用に同伴した妻のお陰も   あって、普段はお目に掛かれない美しい景色まで目に飛び込んできました。   ある程度の高地で寒いところは、お天気の良い日には朝からしばらく霧が立ちこめるものです。   佐久の手前から軽井沢方面を望んだとき、低く水平に漂う霧の上にたたずむ、きれいな浅間山の   上に吹き上がる白い噴煙。   また夏の繁忙期で1年のエネルギ-を使い果たしたかのような、すっかり冬支度を始め、閑散とし   た清里を抜けてから、南清里・道の駅の上に浮かんだ富士の美しい姿。   そして道すがらには、今年の遅い紅葉が朽ちる前の己の姿をアピ-ルするかのように、鮮やかに   山肌を染めていました。   どれも余裕のない普段ではお目に掛かれない、気がつかないものばかりです。不思議なもので、   こちらの心理状態を投影するかのように、目に入ってくる全ての景色が美しく感じられます。   これも小さな仕事かもしれませんが、1つの達成感やら満足感からの増幅作用でしょうか。   過ぎ去ろうとしている秋をしばしの時でしたが、堪能することができました。そして途中、佐久で食   べた、そばのうまかったことも付け加えておきます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年12月 1日(水) NO.688 不本意な残留     ジャイアンツ清原選手がチ-ムに残留を決めたとのことです。アンチ巨人だから申し上げるわけ   ではないのですが、ちょっと残念な結果です。   と言うのも、来年度戦力外と一度は通告されている以上、もう少し今までの実績からしてみても、   プライドを持ってもよいような気がします。   確かに思いとどまる結果になったのも、このファンの強い後押しがあったからこそです。この意向を   無視できず、勇気づけられたものと思われます。でも天下のキヨハラ、来年はもう要らないと言わ   れているのだから、もっと自分を活かせる道を選択してよいのではないでしょうか。   代打要員ではもったいないと思います。それに4億ものお金をもらっている選手が、1日にたった   数度の機会しか与えられないのでは、あまりにも無駄遣いをしているように思えませんか。   私達中小企業が少しでも売上げを伸ばそうと、日々努力している一方で、こうした無駄遣いは許さ   れないような気がします。もっとお金を有効に活かす道を選択すべきではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------