--------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月29日(土) NO.115 夏の高校野球予選近づく     沖縄と北海道では早くも、夏の全国高校野球予選である地方大会が始まりました。   静岡県でも来月の13日よりその火蓋が切って落とされます。本日がその抽選会です。   ところで我が母校はどうか、その仕上がり具合を見てみたいと、去る16日行われた対沼津市立高   との定期戦に出掛けました。試合は市立高に敗れましたが、結果より何より、まだまだ基本的な   ことができていないように感じました。あまり今の時点から、どうのこうのとは言いたくありませんが   抽選次第では1回戦で敗退ということになるかもしれません。   せめてピッチャ-だけでもと期待をしていたのですが、入学した頃の素質が活かされていないよう   に感じます。開き直っているわけではありませんが、こうなったら創部100周年となる2年後に   期待するしかありません。現在の1年生はそれなりに見所があります。   そんなわけで母校にはあまり期待が持てませんが、我が地元を代表して、春の東海4県で見事   優勝した、沼津学園高に頑張ってもらいたいと思います。   やはり地元から出ていないと、なかなか盛り上がらないものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月28日(金) NO.114 沼津市民大学よりその1     昨夜、第2回目だったのですが、沼津市民大学の講座に初めて出席してきました。これは先々   週の13日から始まったもので、10月24日の最終回まで合計で10回開催されるものです。   受講者はほとんど年輩の方が多いのですが、講師陣が多彩で政治評論家の森田実さんや登山   家の田部井淳子さんの名前もあることから、興味をそそられて申し込みをしたわけです。   昨夜は「大切なモノを保存する技術」という題で、科学ジャ-ナリストの東嶋和子さんのお話でした   まず、一番意外だったのが現在盛んに使われて半永久的だと思いがちの、CD他デジタルメディア   が長持ちしないことです。音楽用CDは20年、DVDは30年の寿命と見るのが一般的で、CD-   ROMに至ってはもっと短いとのことです。   また紙に関しては昔使われていた和紙と違い、現在のパルプから作る紙はほとんど酸性紙との   ことで、中性紙の250~300年という寿命の1/3から1/5しかもたないと言われています。   この他、写真や衣類、住まいに至るまで、この保存する技術がいろいろと紹介され、興味深くその   お話に引きつけられました。   ほとんどの大敵は光・高温多湿・かびなどの微生物・大気汚染・人間のなおざりとのことです。   この中で1つ、人間のなおざりというのがありますが、大切なモノをそのままほったらかしにするの   ではなく、時々は整理する意味で、取り出して埃などを払ってやったりしなければいけないと、素直   に反省させられました。今度の日曜日、早速点検してみようと思います。   このように、私達が使っている現在のモノはどちらかと言えば、保存という観点では作られていな   いということを知らされました。そしてこの21世紀は前の時代までとは違い、保存のためにお金を   掛けなければいけない時代であることを感じさせられました。   怖い話が1つだけあります。それは東京オリンピック以後昭和40年代に作られたマンションが   これから数年後に一斉に壊れ始めるという話です。   コンクリ-ト作りの際、不法な水増し工法が多く用いられたのがその原因です。   人間のやることは恐ろしいものです。そしていつかは必ずそのツケが来るものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月27日(木) NO.113 ワ-ルドカップも大詰め     昨夜のブラジル-トルコ戦でブラジルが予想通り勝ち残り、30日の決勝はドイツ-ブラジル戦   となりました。大方の戦前での予想通りの結果と相成りました。   凄まじい韓国の勢いを止めたドイツか、それとも個人技には数段も優れているブラジルか、日曜日   の試合が待ち望まれ、楽しみなものです。   何と言っても、ドイツの名ゴ-ルキ-パ-、カ-ンと、ブラジルの3Rと呼ばれている、ロナウド・   リバウド・ロナウジ-ニョの3選手の対決が見物です。   ロナウドは6得点、リバウドは5ゴ-ル、そして前試合は出場停止だった若いロナウジ-ニョの   攻勢を、今までの6試合でたった1失点に抑えているカ-ンがいかに阻むか、興味深いところです   それにしてもカ-ンのゴリラ顔がとても良いですね。ワ-ルドカップのお陰で、すっかりサッカ-通    になりました。決勝はどちらかと言えば、黄色ではなく白のドイツを応援したいですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月26日(水) NO.112 エア・ドゥの破綻     数年前から経営が危ぶまれていた、エア・ドゥがついに民事再生法を申請することになりました   とても残念に思っております。   かつて、「鶏が空を飛んだ」という演題で、既に亡くなられた先代浜田社長の熱い講演を聴いた時   から、その隠れたファンの1人でもありました。   道民の願いを叶える為、少しでも安い料金で飛行機を飛ばそうと、ありきたりの営利目的では   なく、高邁な精神で航空会社を立ち上げました。設立後、既存大手航空会社の厚い壁やいじめに   似た圧力にも屈せず、敢然と立ち向かう姿は私達に強い勇気を与えてくれるものでありました。      そうした経営姿勢に賛同し、同じ中小企業家同友会の会員でもあることから、私は自分の名刺に   ゛AIR DO 私たちは応援しています ゛のシ-ルを貼っていたほどです。   全日空がこの後、全面的に支援するとのことですが、この会社の持っていた高邁な経営理念は   どうなるのでしょうか。   浜田社長が言われていた「一歩前に出る勇気があればきっと何かが始まる」という言葉が、今でも   印象深く思い出されます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月25日(火) NO.111 朝を優雅に     先週から朝のパタ-ンを少し変えてみました。それというのも、以前は朝6時ちょっと過ぎに家を   出、1時間ぐらい会社のトイレ掃除をやり終えた後、一回家に戻って食事を済ませてから、再度   会社に出勤していたのです。これですと2度目の出勤が、会社始業時間の8時半までに、時間的    なゆとりがなく、折角朝早くから動き出しているのにもかかわらず、気分的に忙しくなるからです。   やはり朝は優雅にしなければと思い、食事に戻ることをやめました。こうすると今までと違い、掃除   の後、慌てて帰ることもなく、社員の出勤してくるまでの時間が、とてもゆとりを持って自由に使える   のです。10ヶ月近くこうした繰り返しを続けていたわけで、なぜもっと早くに気が付かなかったのか   不思議な思いがしています。   こうして2週目になるのですが、今は誰にも邪魔されない、この時間がとても楽しみになってきて   います。   それにしても、まだ夜中とも言える午前3時過ぎに目覚め、1日のスタ-トを切る詩人の坂村真民   先生の生活は、とても真似ができない、凄いものです。1日のうちで一番、この太陽が上がるまで   の時間が、運気が溢れているとのことですが、恐れ入る話です。    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月24日(月) NO.110 生徒達からの大きな感動     沼津市わたしの主張大会があり、参加してまいりました。これは市内18中学校より、生徒代表   各1名が日頃の生活や自分自身を見つめながら、自分の考えを5分ぐらいにまとめ発表するもの   です。私もPTAの役職に就いたことから出席するようなものの、恥ずかしながら初めてその主張を   聞かせて頂きました。   発表はどれも素晴らしく、中学生とはとても思えないほど理路整然としているものも、中にはありま   した。特に印象に残ったのは、父親の急死で急遽その道では素人であった母親が、写真館を引き   継ぎ、その頑張っている姿から自分も将来写真の道を究めたいという、夢を持つ女生徒の話や、   ブラジルから見ず知らずの日本に渡り、母親は未だに日本語を話せないにもかかわらず、たった   3年で見事に流暢な日本語で、立派に語りかけていた女生徒の話です。   また現在、中学では成績のみならず、学校によっては運動会のかけっこに至るまで、順番を示さな   い矛盾を、人間社会には競争がつきもので、これなくしては通り過ぎることはできず、競争の中か   ら生まれてくる人間としての豊かさを考えなければいけないと、立派に主張している男生徒の発表   もありました。   いずれも甲乙つけがたい秀作ばかりで、聞いている私達大人が、勇気とか夢とか日頃忘れがちに   なっているるものに対し、このままで良いの?と大きな指摘をされているように思えました。   子供達から頂いた大きな感動で、いつになく爽やかで充実した時を過ごすことができました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月21日(金) NO.109 落書き     全国で初めて、落書きによる逮捕者が出ました。これは「岡山県快適な環境に関する条例」   違反ということで、同市内のマンション1階のクーラー室外機に、ペイントマーカーで人形のような   絵を落書きしている容疑者を、張り込み中の署員が発見したものです。   これなどは小さなことかもしれませんが、最近では街中の公共物や壁などに、あちこち、こうした   落書きが見られます。本当に悲しいことです。      この容疑者は「ストレス解消のためにやった」と供述しているそうですが、その解消の為には手段   を選ばないのかと頭の中を疑ってしまいます。それなら人に迷惑を掛けず、いっそのこと、自分の   家の壁中に落書きしろと言いたくなります。   我が中学でも、先日の親子奉仕作業が行われる前、何者かが体育館の入口のドアに、スプレ-   でかなり挑戦的な文章で落書きをしてありました。これから暑い夏を迎え、人々が解放的な気分に   なりがちです。誰がやったのか不明ですが、こうした非行や災難から守るため、自分達の足下を   見つめ直す意味で、今年もPTAで夏休み夜間パトロ-ルを実施したいと思っています。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月20日(木) NO.108 お客様のニ-ズに応える     今週の月曜日の午後、私どものすぐ近くにあるK社から、以前納入した機械装置の制御プログ   ラムを変更して頂けないかとのお話がありました。他に提出しなければいけない見積期限が迫っ   ていましたが、近所でもあることから、とりあえずお話だけでもと思い、電話を頂いてすぐに駆けつ   けました。現場でお話を聞き、その変更は軽微のものとすぐ察知しましたが、7~8年前の仕事で、   しかも使用したシ-ケンサ(プログラム式制御装置)が、今はあまり弊社で使っていない松下製   とのこともあり、内容そのものより当時にさかのぼるまで、少し時間の掛かるものを感じました。   でもお客様の「ご都合の良いときでいいですから」という言葉の裏に隠されている、今すぐ処理して   もらいたい気持ちを感じ取り、一旦帰社して直ちに取りかかりました。   それからはそのソフトを探したり、周辺装置の整備でてんやわんやです。   プラグラムをこの装置に転送するケ-ブルも、なかなか合わず行ったり来たりです。近いから良い   ようなものの、場所が離れていたら大変なことです。   こうして何とか夕方までには、試運転も終わり、お客様の望まれるとおり、その変更ができました。   このように、仕事としてはお金を頂けるものではないにせよ、経営理念にもある通り、私達が求め   られる時、直ちにそのニ-ズにお応えできることが何よりだと思います。   またこうした企業姿勢が、いつかは必ずお客様の強い信頼を勝ち取るものと信じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月19日(水) NO.107 執念の違い     残念ながら負けてしまいました。昨日は仕事を一時中断し、社員全員でテレビ観戦し、日本の   応援をしたのですが、ベスト8入りはなりませんでした。でもニッポンの選手達は本当によくやった   と思います。この頑張りがなかったら、こんなに日本中の大勢の人達がワ-ルドカップの醍醐味を   味わうことができなかったでしょう。   夜、やはりテレビで韓国対イタリア戦を観ました。ほとんどの人達が韓国も日本と同じに、これまで   かと思っていた、後半43分、執念の同点ゴ-ルを決め、延長戦に突入し、見事優勝候補のイタリ   アから勝ちを収めました。あっぱれ赤の軍団です。   それにしても、赤のサポ-タ-の凄さは鳥肌が立つくらいのすさまじさです。テレビでも言っていま   したが、この勝利はサポ-タ-を含めた全員で勝ち取ったものです。このサポ-タ-に後押しされ   韓国選手は延長戦になっても少しも衰えを見せませんでした。あのイタリアが終盤余裕をなくして   いたのも、このホ-ムの持つ異常な力ゆえのものと思います。   正直、我がニッポンも頑張りましたが、この韓国には全ての面で負けた思いがしています。   最後まであきらめず、自分達の目標を貫くんだという、執念の違いを見せつけられたような気が   します。これは選手達の違いではなく、国民性の違いのようにも感じます。   やはり逆境をバネとして、先にもあげた恨(ハン)の言葉通り、国民が自国への強い執着で、   突き進んできた現れではないかと思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月18日(火) NO.106 父の日に     一昨日の日曜日は父の日でした。母の日と違い、父の日はどうせ、名前だけのものだろうと   思っていたのですが、クラブ活動から夕方帰宅した、高校生の長女が   「これエリちゃんと私からのプレゼント」と言って、綺麗にリボンをかけ包装した袋を手渡すのです。   思いがけないプレゼントでした。振り返ってみると、父の日に子供からプレゼントを頂くなんて、   多分初めてのことではないかと思います。   この日の昼間ちょっと退屈で観た、前夜テレビ放映の録画、アルマゲドンの映画のブル-ス・ウィ   ルス扮する父親とその娘の光景が、なぜかダブって、不覚にも胸がいっぱいになってしまいました   多くのお小遣いも渡していない関係で、資金的には多分母親のバックアップがあることと思います   が、父の日という、ある意味では特別な日に、娘からプレゼントを受ける身になった自分に対し、   嬉しさ反面、父親だけしか味わえない複雑な想いがしております。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月17日(月) NO.105 沼津駅高架化に伴う都市計画     標記説明会が先週の金曜日の夜、地元の大諏訪集会所であり、出席してまいりました。   平成25年に周辺整備完成、32年に鉄道高架化完成と、まだまだこれから先の長い計画でありま   すが、こうした説明会に1度も出たことがありませんでしたので、ちょっと聞かせて頂きました。      平成11年の段階での予算額ですが、総工費2000億円、内、市の負担分800億円とのことで、   公共事業見直しに伴い、できる限り予算を切り詰めていくとの行政側からの説明がありましたが   具体的な数字の提示はありませんでした。   立場上、PTAの観点で気になったのが、片浜中学への通学路が、この計画で建設予定の南北   幹線道路で大きく遮断されることです。現在の片浜の東西を走る幹線である、県道整備が遅々と   して進まないため、ほとんどの生徒達はこの道ではなく、裏道である、その北側の細い道と線路   より北側の道を歩いて、通学しています。この道が全てこの計画道路で遮断されます。   早速、その場で、安全面での配慮を市側へ再検討して頂くよう、申し入れはしておきました。   駅前を含む、市街地活性化の目的はよく解ります。私の友人である、駅前のとりまとめをされて   いる先輩方も、商店空洞化などの問題で、いろいろと頭を悩まされています。   沼津市が活性化することは良いことです。少しも反対するものではありません。   でもこうした巨額の予算を立て、大きなプロジェクトばかりに着目せず、先に述べた通り、昔からの   懸案でもある、歩道を含めた既設幹線道路の整備等、もう少し真剣に考えて頂きたいものです。   そして、切り詰めるとは言っても、800億に近いお金をどこから捻出するのでしょうか。   低迷する民間企業の立場では、この種の費用対効果をもう少し真剣に考えた結果、なかなか   もう一歩踏み出しにくいのが現状です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月15日(土) NO.104 日本決勝ト-ナメント進出     いや-、ニッポンが勝ちましたね。それも予選リ-グ1位で決勝ト-ナメント進出です。   日曜朝のテレビの大沢監督ではないのですが、アッパレ!です。   当初、ベルギ-、ロシア、チュニジアの強豪がひしめく、この予選リ-グを勝ち抜くだけでも大変だ   と言われていたのですが、どうして、どうして、本当に強いニッポンです。   昨日は、就業中の為、テレビ観戦はできませんでしたが、ラジオから流れる歓声だけでも、興奮   するものでした。それにしても12人目の選手とも言える、青一色の日本人サポ-タ-の力って   本当に凄いですね。この応援の素晴らしさというか、観る側でのサッカ-の醍醐味を堪能させて   頂きました。これもサッカ-ならではのもので、私の好きな野球ではこうはいきません。   こうなったら、18日のトルコ戦にも勝って、今度はベスト8入りですね。   この日本代表の活躍のお陰で、私達の願いや楽しみがどんどん広がります。   また同時開催国のお隣り、韓国も日本と同じ予選1位で、やはり決勝進出です。嬉しいことです。   テレビで見ましたが、日本のあちこちで在日韓国人と一緒にこの両国を応援しているサポ-タ-が   多く、ニッポン、KOREA、チャチャチャと、赤・青入り交じっての声援です。   思わず微笑ましくなる光景で、以前卓球外交というものがありましたが、スポ-ツの持つ良さに   感動します。   これを機会に日本と韓国が、その友好国として益々その絆を深めていきたいものです。   そして夢のような話ですが、その決勝で両国が対戦できたらと願うのは、私1人でしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月14日(金) NO.103 マナ-の悪さ     読売新聞が全国世論調査を行ったところ、日本人のマナ-の悪さを感じている人は90%に   まで達していると言います。   マナー違反にあたる行為で、とくに腹立たしいと感じるものでは、   「たばこやガム、空き缶などをポイ捨てする」が68%で最も多く、以下、   「子供が騒いでも親が注意をしない」55%、   「電車やバスの中で携帯電話を使う」43%、   「ペットのフンを始末しない」40%、   「違法駐車をしたり、自転車を放置する」37%――などの順とのことです。   このポイ捨ては、私も常々腹立たしく思っている1人で、何とかならないでしょうか。特に東名高速   などへアクセスする道路で、渋滞するところは見るも無惨な有様です。空き缶、ペットボトル、   ポリ袋に入れたゴミなど、様々なものが氾濫しています。   元々、俺1人くらい捨ててもといったところから、始まったのでしょうが、世界中どこにこんな国が   あるのでしょうか。自分達の国を愛し、その国土を慈しむ心があれば、こんな悲惨な状態には   ならないはずです。またこの憂うべき環境より何より、そうした人々の心の悲惨さに考えさせられる   ものがあります。      開催中のワ-ルドカップへ大挙駆けつけた外国人も、この日本を眺めてきっと感ずるものがある   はずです。高額な投資をして作り上げた、格好良い、競技施設の裏に廻ってみれば、この有様   です。何か上辺だけで中身が薄い日本人が多くなっているようで、このことにダブる思いです。   いくらそこに、見た目は良い器を並べ立てても、心がこもられていない料理は味気ないものです。   これからのニッポン、本当に大丈夫でしょうか。そして何処に行こうとしているのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月13日(木) NO.102 ツバメの巣     地元の新聞社に勤める友人が、過日、同紙コラムでツバメの巣について、触れていました。   それによると、ツバメは外敵から自分の身を守る知恵で、人口建造物にしか巣を作らず、またその   巣が作られた家は祝福され、幸運をもたらし不幸から守られると言われているとのことです。   我が家でも、この春、軒下に巣を作ったようですが、先日の風混じりの大雨で、この巣が一部、   どうやら決壊してしまったようです。というのも雨どいから伝わって落ちる水と一緒に、この巣を   作った材料が軒先で見つかったのです。注意して眺めてみると、この材料も時代を反映してか、   ビニ-ル紐など昔では考えられなかったものが使われています。多分、子供の餌にするため運ん   できたものと思われますが、シラスのような小魚も多く含まれていました。   現在、一生懸命修復中のことと思いますが、早く元通りに戻し、我が家にも幸せをいっぱい運んで   きてもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月12日(水) NO.101 梅雨入り     5月連休の後、梅雨のような雨の多い日が続いたことがありますが、昨日ようやく日本全国各地   で一斉に梅雨入り宣言がされました。例年より3~7日間ほど遅いと言われています。   これと併せ、発生した台風が熱帯低気圧に変わったそうですが、この影響で昨日は雨の多い1日   だったものと思われます。この梅雨の天候の中、進めなければならないワ-ルドカップですが、   その盛り上がりに水を差さないためにも、お百姓さんには悪いのですが、今年は空梅雨であって   欲しいと願います。   ところで、アメリカ対韓国戦で同点に追いついた韓国選手が、ゴ-ルをあげた後、先のソルトレ-   ク五輪で金メダルを逃した金選手をもじり、スケ-トで滑る姿のパフォ-マンスをしたと聞きました。   私達は忘れていましたが、韓国ではこの問題が根強いもので、一部反米感情まで繋がっていた   ことを感じさせられました。   それにしてもこの韓国の強い愛国心がうかがえます。これで思い出したのですが、過日、作家の   五木寛之さんが講演で、韓国に代々伝えられている恨(ハン)という、言葉を指摘していました。   様々な歴史的体験が心に蒼あざのように残り、万人の心に宿る憂いであると、その意味を説明   しています。今の多くの日本人が忘れ去ろうとしている、民族・精神的文化の継承等、その苦悩の   体験をしっかり次世代にまで残し、活かしていこうとする、韓国の逞しさや自国への強い執着と   プライドを考えさせられました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月11日(火) NO.100 学校開放     中学が学校開放という設定で、1日学校参観日でしたので、午前中その様子を眺めてきました。   生徒達は各学年とも、特に問題なく意欲的に取り組んでいる様子で、昨年のような荒れた素振り   は少しも見られることなく、安心しました。   思い起こすと、昨年大阪の池田小学校で起きた、不審者による校内児童殺傷事件が、ちょうど   1年前のこの時期です。またこの種の事件が起こらないとも限りません。考えようによっては不審   者が校内に忍び込むには絶好のチャンスとも言えます。この為、学校側にも再度このような機会    の時、保護者か、そうでないか見分けるためPTAの腕章着用を徹底するよう、お願いしてきました   高校生の娘にも聞いたのですが、学校からの帰り道、変態まがいの男も見掛けられるとのこと   です。何か起こってからでは遅すぎます。全てに言えますが、私達周囲のことは自分自身で 、   しっかり守っていかなければなりません。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月10日(月) NO.99  ワ-ルドカップ日本初勝利     今日も、何と言っても昨夜の記念すべき、ワ-ルドカップ日本初勝利の話題以外ないでしょう。   稲本のゴ-ルには本当に興奮しました。日本中が至る所で熱くなったものと思います。   テレビの瞬間視聴率も一時、80%を超えたと聞きます。   ワ-ルドカップの開催前、これほどまで私達国民が、母国ニッポン代表の一挙手一投足に   一喜一憂するものとは思いませんでした。やはり世界的イベントと言われるゆえんでしょう。   蓋を開けてから、否応なくその魅力を見せつけられました。   それにしても、テレビに出ていた稲本のインタビュ-と、別の画面で見た彼のおじいさんが、どちら   もとても謙虚で良かったですね。   自分が入れた得点でも、日本のチ-ムプレ-が入れたゴ-ルだと。   こうなったら、欲をかいて、1位で決勝ト-ナメントに進んで欲しいものです。ニッポン、がんばれ! --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月7日(金)  NO.98 記念すべき日     ワ-ルドカップで日本が初めて勝ち点をあげた日ではないのですが、昨日は弊社にとっても   記念すべき日だったと思います。今、省エネをテ-マとして、技術提案をしながらモデルケ-スと   させて頂いている客先のN社から、昨日正式に進めて良いとの、GOの返事を頂いたからです。   昨年末からその準備を開始し、工業技術センタ-での実験や、技術提案の文書作成など遅々と   して時には進まなかった時期もありますが、具体的な営業提案、工場での実際の電力量測定等を   経て、ようやく導入の話が具体的なものになりました。   その間アプロ-チから何回かそのプロセスはあったものの、嬉しかったのは見積書をお持ちして   社長から2つ返事で、その解答を頂いたことです。友人でもあるN社長から   「おまえの言うことは信頼できるよ」と、その場で決断してくれました。   またこの本件に入る前、友人の気安さから、私が先方に伺う前に起こった、全然違った性質の   別件の愚痴話を聞いてもらったところ、   「そうした苦労がきっと無駄にはならないよ。逆に言えば人が面倒臭がる仕事だからこそ、見積が   こちらに引き合いを頂けるわけだし、入り込むことのできる唯一のチャンスだよ。自分もそういう   プロセスがあったからこそ、今日に至っているんだ」と。   さすがに大勢の従業員を抱えている、その社長の懐の深さを見せつけられ、素直に納得する思い   でありました。   もちろん、帰り道は気が晴れて、新たな営業戦略が1つ実を結んだ嬉しさは、隠し切れず胸弾む   思いで帰社の途につきました。でも本当の勝負はこれからです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月6日(木)  NO.97 監督は独裁者 ?     やはり先週の土曜日と日曜日の2日間、県高校総合体育大会のソフトボ-ル競技の応援作業   に出掛けました。男子と女子に分かれ、4会場を使用していましたが、私は放送業務の傍ら、   女子の試合を見る機会に恵まれました。その最後の試合となる決勝は、お互い地元沼津同士の   高校の対戦です。   さすがに高校生らしい、きびきびとした動きで、ベンチからのチ-ムメ-トの応援が独特で、観てい   る私達を思わず楽しくさせてくれます。この辺が男子にはない、女子ならではのところです。   こんな中、少し気になったのが片方チ-ムの監督の存在です。   そこまで怒鳴らなくてよいのにと、周囲が唖然とするほどの味方選手を罵倒する姿です。   一部には、走者1,2塁で三塁に投げればアウトを取れたかなという守備で、躊躇して結局は1塁   に投げてアウトにしたケ-スですが、ベンチからマウンドにいるエ-スに対し、激しく罵っているの   です。もちろん、それを聞いている女子エ-スは直立不動の姿勢です。この影響でゲ-ムが一旦   止まっているにもかかわらず、お構いなしに続けています。   私達門外漢では、そのチ-ム内部事情は計り知れませんが、眺めていてあまり見栄えのするもの   ではありません。   こうした監督の姿に、単なるチ-ムリ-ダ-やコンダクタ-の域を超え、独裁者の傲慢さのような   ものを感じました。いくら実績があるとは言え、ただ強くなるためには手段を選ばないようで、   これでいいのかなと感じた人間は、きっと私1人ではないはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月5日(水)  NO.96 ニッポン勝ち点1     今日の話題は何と言っても、昨夜の対ベルギ-戦の試合でしょう。日本中のほとんどの人達が   釘付けになったものと思われます。私はちょうどハ-フタイムの時、会社から家に戻ったのですが   この辺の道路もガラガラで、行き交う車をほとんど見掛けませんでした。   まず今期Jリ-グで1つも得点がなかった鈴木の得点です。後半12分に相手に得点を許し、嫌な   感じがしていたのも束の間、執念の精一杯差し出した右足のゴ-ルです。テレビを観ていて、   思わず大声をあげる、最初の歓喜の瞬間でした。あきらめず、最後まで粘り抜いた結果です。   そして稲本による勝ち越しのゴ-ルがこれに続きます。トルシエの申し子と呼ばれる、稲本の突進   から繰り出した、ものの見事な強烈シュ-トです。大きな大会で私が初めて見た、日本人選手の   豪快な得点とも言えます。もちろん、最初のゴ-ル以上に大騒ぎしたのは言うまでもありません。   ここで見逃してはいけないのが、我らの小野伸二による、大きく繰り出したロングパスが最初の   得点の起因となっていることです。さすがに卓越した彼の技量は、我らの代表ゆえに本当に嬉しく   なるものです。   そしてこれでうまくいけば、と思っていたのですが、やはり世界のレベルはそうはいきません。   惜しくも結果は引き分けたものの、日本サッカ-が大きく成長したことを、昨日の試合は証明して   くれました。前回のフランス大会では3試合やって、たったの1点です。またかつて眺めた日本の   サッカ-は、強豪な相手に対し守戦一方で、昨日のように攻撃していたという記憶がありません。   やはり強くなっていると言えるのではないでしょうか。価値ある勝ち点1です。   また余分な話ですが、これで日当3万円ではなく、少なくても50万円を確保し、人事ながら安心し   ました。    --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月4日(火)  NO.95 親子奉仕作業     先週、その準備に追われていたPTA親子奉仕作業を、一昨日無事実施することができました。   例えその作業が半日でも、親子あわせて500人近い数の方々にお願いするわけですので、   その連絡責任者となる役員さんの役目は重要です。関連書類の作成等、今回私の詰めが遅かっ   た為、一部役員を除き、ほとんどの人達は当日学校に来るまで、役割分担や作業手順が具体的   に解っていないから尚更のことです。   この事前での準備の詰めが、こうしたものの成否を決めると言って過言ではないでしょう。   幸い、当日学校側より一部作業内容の追加変更等があったものの、臨機応変の役員さん達の   適切な判断のお陰で、大した混乱もなく終えることができました。また天候も味方をしてくれました。   終盤で、その作業一部である、落ち葉を集めたビニ-ル袋を眺め、その数のあまりの多さに目を   見張りました。一緒に眺めていた学校職員の渡邉さんの言葉がとても印象的でした。   「大勢の力って本当に有り難いですね。一部の力ではとてもこうはいきません」 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2002年6月3日(月)  NO.94 衣替え     6月1日が土曜日でお休みだった為、企業においては、実質今日からが衣替えとなります。   この月に入って、3日目となりますが、毎日夏のような暑い日が続いております。   また弊社も昨年より決算期を変更したため、この5月31日が前期決算としての区切りとなり、   今日はその新年度のスタ-トに当たる、意味深い日です。   前期決算はすこぶる、その反省を促さなければならない内容のものでしたが、捲土重来で、   心機一転巻き返しを図らなければなりません。   ロ-マは1日にして成らずとも、為せば成る!の思いです。 --------------------------------------------------------------------------------