社長の三行日記

2017.07.11

人の器 No.2943

 人の器についてこんな記事が載っていました。器を大きくするのにはどうしたらいいのでしょうか、という質問に答えたものです。人間としての器はあらゆる経営者、上司、リ-ダ-に求められるものです。こんな例え話を挙げていました。

「あなたは、医院(または会社)に出入りする取引業者さんに、どんな態度で接していますか?」例えば、業者さんが来ても挨拶をしないとか、業者さんに対して命令口調だったり、業者さんに何か不手際があったとき「どういうことだよ!何とかしろ!」と、どなりつけたりしていると・・・マズいです。

歯科医院の場合、取引業者さんは、一人で30院から、多い人は50院を担当しています。そして無意識のうちに自分の担当院のランク付けをしています。自分に良くしてくれる医院のことは人に勧めたくなりますし、もし院長先生やスタッフさんが困っているときには積極的に協力しようとします。

私がコンサルをしていました歯科医院では、あるときスタッフさんの退職や休職が重なって急に人手が足らなくなりました。そこで私は「業者さんに相談してください」と院長先生にアドバイス。

その医院は取引業者の人に親切だったので、業者さんはすぐに動いて別の担当院で退職を考えていた歯科衛生士さんを「この医院に合う人だと思います」と紹介。あっという間に問題が解決してしまいました。

反対に、30院の中で下位の歯科医院なら、困っていても助けようとはしません(笑)。患者さんやお客さんが大切なのは当たり前です。その上で、その職場に集うスタッフを大切にし、それ以上に取引業者さんを大切にできている院長先生や社長さんは器が大きいです。

【器の大きさ】とは⇒ 関わる人をどれだけ大切にしているか、これを意識していると、人としての器は自然と大きくなります。リーダーの人、そしてこれからリーダーになる人は覚えておきましょう。

最近、どこかの政治家が「ち-が-う-だ-ろ-う」と、高圧的な態度で秘書に暴言、暴行をふるった話があったばかりです。おそらくこの人は自分が雇っているということだけで、上から目線で秘書に少しも感謝の気持ちを持てていないのでしょう。

これでは人は自分の思うようには動かないものです。中小企業家同友会では経営者と社員の関係を労使と呼び、人間尊重の経営をその見解とし、社員は経営者のパ-トナ-として位置づけています。

そして人間は全て伸縮自在な袋を持ち、無限の可能性を秘めているのだから、それを育んでいかなければと学んでいます。ですから前記の政治家など全く言語道断とも言えるものです。人生は自分一人では生きられず、人に助けられているということを忘れてはいけません。

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