会長の”三行日記”

2017.01.24

久しぶりのカキコミ No.2923

 長らく休んでいて本当に申し訳ありませんでした。全くの言い訳で弁解しようもありませんが、1週間ぐらいの休みのつもりがついつい、2か月も時を経てしまいました。正月に会った同級生の友人がこのカキコミをしていない関係で、「ああ、生きていてよかった」と言ってくれたほどです。

そのように言われるとおり自分の健康を害していたわけでは全くなく、日頃の忙しさにかまけてきっかけを失っていただけです。こんなことにも生来の怠け癖が出てきてしまうのですね。

さてしばらく遠ざかっている間に、世の中は大きく動き出しています。アメリカはトランプなる変てこな大統領が就任して、自国の利益だけを追求しようとしています。オバマケアなるものも廃止しようとしていますし、自国の中から行き詰まり、このままではきっと彼は長続きしないのではないでしょうか。

一方、日本の大きな伝統の1つでもある大相撲では嬉しい出来事がありました。待ちに待った日本人横綱が誕生するのです。実に19年ぶりと言われるから驚いてしまいます。

先週の土曜日、伊勢原からの出張工事の帰りの車中で、日頃はラジオで相撲中継など聞くことなどほとんどないのに、この日は無性に聞きたくなりラジオに耳を傾けました。まず稀勢の里-照ノ富士戦、万全の相撲で稀勢の里の勝利に喜びました。

そして迎える結びの一番、今場所好調だとは言え、幕ノ内下位である貴ノ岩なる力士が、横綱・白鵬に勝てるわけがないと思っていたのですが、何と勝ってしまい稀勢の里関の優勝が決まったのです。まさに悲願の初優勝なのです。

特に相撲ファンでもない私はじめ、多くの日本中の人々が待ち続けた瞬間ではなかったでしょうか。そして千秋楽の結びの一番でも白鵬の執念の寄りを土俵際で必死にこらえ、堂々とすくい投げで打ち負かしたのです。これなど文句ない横綱昇進に値する相撲ではなかったでしょうか。

優勝インタビュ-で日頃、感情をあまり表に出さない、稀勢の里関の頬に伝わる大粒の涙がとても印象的でした。「待てば海路の日和あり」という言葉がピッタリの待ちに待った瞬間ではなかったでしょうか。

この稀勢の里関、今までにたった1日しか場所を休んでないことを知りました。横綱昇進が掛かった2014年の初場所、場所中の終盤で痛めた右足親指負傷で休まざるを得なかった千秋楽の一番だけなのです。

無事これ名馬」という言葉もあります。激闘が続く相撲界でこれだけケガが少ないというのも、持って生まれた天性のものなのでしょう。こういったことからも遅咲きの横綱ながら、これからに大いに期待を持てるのではないでしょうか。勝っておごらず、負けて腐らずということを新横綱から学ばせていただきました。

明日はまた早朝より出張工事に出掛けるため、カキコミは休ませていただきます。