会長の”三行日記”

2016.10.19

日本シリ-ズ No.2909

 大方の予想通り、今年の日本シリ-ズは広島対日本ハムの対戦となりました。今週の22日(土)から始まるのですが、面白い対戦となるのではないでしょうか。やはり両チ-ムとも勢いがあるゆえ、どちらもシ-ズン優勝で迎えたクライマックスシリ-ズ(CS)も、きっと両チ-ムが勝つだろうと思っていました。

この対戦、見どころはいっぱいあるものと思います。まず先日、CSの最終戦、DHから急遽投手に変わり、最終回の1イニングを完璧に抑えた大谷投手の存在です。ここで日本最高となる165kmを記録したのは大方の知る通りです。

いくら1イニングとはいえ、このスピ-ドボ-ルを投げる潜在能力の高さは半端ではありません。おそらく大リ-グに行っても5本の指に入るのではないでしょうか。また打者としても今シ-ズン、104試合の出場で打率.322、本塁打22本という堂々たる成績を上げています。

こうなると二刀流うんぬんと、とかく異議を唱える解説者もいますが、投手と打者のどちらも捨てることができないものと感じているのは私だけではないように思えます。このように日本シリ-ズでは投手としてだけでなく、打席での魅力も増すのではないでしょうか。

一方、広島の方はと言うと、昨日引退会見を開いた黒田投手に注目が集まるところです。ご本人が言われているように、41歳の齢まで投手として酷使してきて、おそらく、もう体はボロボロなのでしょう。その気概に敬意を表したいものです。

精神的にもこの黒田投手がチ-ムを支えている力というのは、想像以上に大きなものがあるものと思われます。それは昨シ-ズン、大リ-グの高額年俸を蹴ってでも古巣・広島に戻ってプレ-したいという男気を、他のナインが感じないはずがありません。

その精神的支柱がこのシリ-ズを最後に引退をするというのですから、何とか自分たちの力で有終の美を飾らせてあげようと必死になるのではないでしょうか。また広島は1番田中選手をはじめとした、上位打順の選手の活躍如何に掛かっているような気がします。

シ-ズン中もこれらの選手が大いに活躍したことにより最高の結果をもたらしたわけで、シリ-ズ前半でいかにすんなりと普段通りのプレ-ができるかに関わっています。ですから、うまくシリ-ズに入り込むことができれば、大谷投手がいるといえども日本ハムは苦戦するのではないでしょうか。

とにかく若い選手が多いだけに、シリ-ズへの入り方次第で形勢はだいぶ違ってくるように思えるものです。でも一昔前は巨人が出場しないと盛り上がらないという時期がありましたが、今はそんなこともなく、興味深い日本シリ-ズになっているように思えます。

明日20日は東京代々木のマンション変電室の改修工事で早朝より出掛けるため、カキコミはお休みさせていただきます。